Day5 後半のゴール
Day5 後半では、前半で学んだ for / while / do-while / foreach / break / continue を 実際のプログラムに組み込みながら、 「繰り返し処理がどのように役立つのか」を体験していただきます。
扱う題材は次の三つです。
1〜100の表示 九九表 偶数・奇数判定
どれも「繰り返し処理の本質」を理解するのに最適な題材です。 初心者の方でも自然に理解できるよう、例題を交えながら丁寧に解説していきます。
1〜100 の表示を作る
for 文で「規則的な繰り返し」を体験する
1〜100 を表示する処理は、for 文の基本を体験するのに最適です。
for (int i = 1; i <= 100; i++)
{
Console.WriteLine(i);
}
C#ここで深掘りしたいポイントは、 for 文は「回数が明確な繰り返し」に最適ということです。
初期化:i = 1 条件式:i <= 100 更新:i++
この 3 つがそろうことで、1〜100 の表示が成立します。
応用:continue を使って「特定の数字をスキップ」
例えば、3 の倍数だけ表示したくない場合は continue を使います。
for (int i = 1; i <= 100; i++)
{
if (i % 3 == 0)
continue;
Console.WriteLine(i);
}
C#continue によって「その回だけスキップ」されます。 ループの流れを細かく制御できることが理解できます。
九九表を作る
for の入れ子(ネスト)を体験する
九九表は「二重ループ」を理解するための代表的な題材です。
for (int i = 1; i <= 9; i++)
{
for (int j = 1; j <= 9; j++)
{
Console.Write(i * j + " ");
}
Console.WriteLine();
}
C#ここで深掘りしたいポイントは、 外側のループが「段」、内側のループが「列」を担当するという構造です。
i = 1 のとき、j が 1〜9 まで回る i = 2 のとき、j が 1〜9 まで回る … という流れで九九表が完成します。
break を使って「途中で止める」応用
例えば、5段までしか表示したくない場合は break を使います。
for (int i = 1; i <= 9; i++)
{
if (i == 6)
break;
for (int j = 1; j <= 9; j++)
{
Console.Write(i * j + " ");
}
Console.WriteLine();
}
C#i が 6 になった時点でループが終了します。 break は「ループを途中で終了する」ための重要な構文です。
偶数・奇数判定を作る
while 文で「条件が続く限り繰り返す」処理を体験する
偶数・奇数判定は while 文の練習として最適です。
int i = 1;
while (i <= 20)
{
if (i % 2 == 0)
Console.WriteLine(i + " は偶数です");
else
Console.WriteLine(i + " は奇数です");
i++;
}
C#ここで深掘りしたいポイントは、 while 文は「回数が決まっていなくても使える」という点です。
i++ を忘れると無限ループになるため、 「更新処理を自分で書く必要がある」ことも重要です。
do-while 文で「必ず1回実行される」処理を体験する
ユーザー入力を必ず1回受けたい場面で便利
偶数・奇数判定を do-while で書くと次のようになります。
int number;
do
{
Console.Write("数字を入力してください(0で終了):");
number = int.Parse(Console.ReadLine());
if (number == 0)
break;
if (number % 2 == 0)
Console.WriteLine("偶数です");
else
Console.WriteLine("奇数です");
} while (true);
C#ここで深掘りしたいポイントは、 do-while は「まず実行してから条件をチェックする」という特徴です。
ユーザー入力を必ず1回受けたい場面で非常に便利です。
foreach 文で「配列を順番に取り出す」処理を体験する
偶数・奇数判定を配列で行う
int[] numbers = { 1, 2, 3, 4, 5, 6 };
foreach (int n in numbers)
{
if (n % 2 == 0)
Console.WriteLine(n + " は偶数です");
else
Console.WriteLine(n + " は奇数です");
}
C#foreach は「配列の全要素を処理したい」場面で最も読みやすい構文です。 インデックスを使わないため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
Day5 後半のまとめ
Day5 後半では、繰り返し処理を使った具体的なプログラムを作りました。
1〜100 の表示で for 文の基本を体験 九九表で二重ループと break を理解 偶数・奇数判定で while / do-while / foreach を比較 continue で「スキップ」の動きを確認
繰り返し処理は、プログラムに「大量の作業を自動化する力」を与える重要な仕組みです。 Day6 では、配列とリストを学び、繰り返し処理と組み合わせてさらに複雑なデータ処理ができるようになります。
