RSA署名を検証することは「そのデータが本当にその人から来たものであり、改ざんされていないことを確認する技術」です
業務システムやAPI連携、認証基盤、ライセンス検証などを設計する読者のみなさんにとって、 RSA署名の検証は「なりすまし防止」と「改ざん検知」の両方を同時に満たす、とても重要な仕組みになります。
ここでは、プログラミング初心者の方にも分かるように、 RSA署名検証の考え方をステップバイステップで整理しながら、 C#でそのまま使えるユーティリティとテンプレートを詳しく解説していきます。
RSA署名の基本をかみ砕いて理解する
署名の役割
RSA署名は、次の2つを同時に保証するための仕組みです。
- そのデータが「特定の秘密鍵を持つ人」によって作られたこと
- 署名対象のデータが途中で改ざんされていないこと
ここで重要なのは、署名の検証には 公開鍵だけを使う という点です。
- 秘密鍵:署名を「作る」ために使う(署名者だけが持つ)
- 公開鍵:署名を「検証する」ために使う(誰でも持てる)
検証側は秘密鍵を持っていなくても、 公開鍵さえあれば「この署名は正しいか」を確認できます。
RSA署名検証の全体フロー
RSA署名検証は、次の材料を使って行います。
- 検証対象のデータ(メッセージ)
- 署名(通常はBase64文字列)
- 公開鍵(PEMなどの形式)
- 署名に使われたハッシュアルゴリズム(SHA-256など)
検証の流れは次のとおりです。
- 公開鍵から
RSAインスタンスを作る - データをバイト配列に変換する
- 署名をBase64からバイト配列に変換する
RSA.VerifyDataを使って署名を検証する
この流れをユーティリティとしてまとめることで、 どのプロジェクトでも再利用できる「業務用部品」になります。

