Day3 後半のゴール
Day3 の後半では、前半で学んだ 算術演算子・比較演算子・論理演算子・インクリメント/デクリメント を 「実際のプログラムの中でどう使うか」を体験していく。
扱う演習は次の2つです。
消費税込価格の計算 平均点の計算
どちらも「現実の計算をプログラムに落とし込む」練習として最適で、 演算子の理解が一気に深まる内容になっている。
消費税込価格の計算を作る
税額と税込価格を算術演算子で求める
まず、税込価格を求める式を整理する。
税額 = 本体価格 × 税率 税込価格 = 本体価格 + 税額
この式をそのまま C# に書くと、算術演算子が自然に使われる。
int price = 1000; // 本体価格
double taxRate = 0.1; // 10%
double tax = price * taxRate; // 税額
double total = price + tax; // 税込み価格
Console.WriteLine("税額: " + tax);
Console.WriteLine("税込価格: " + total);
C#ここで重要なのは、 price は int(整数)、taxRate は double(小数) という型の組み合わせだ。 C# は型が厳密なので、計算に使う値の型を正しく選ぶ必要がある。
税率を変えるだけで結果が変わる柔軟性
変数を使っているため、税率を 8% にしたい場合は taxRate を変えるだけでよい。
taxRate = 0.08;
C#プログラムのあちこちを修正する必要がない。 これが「変数を使うメリット」であり、Day2〜Day3 の重要ポイントです。
平均点の計算を作る
合計点を求めて割り算する
平均点の計算式は次のとおり。
平均点 = 合計点 ÷ 科目数
例えば、3科目の点数が 80, 70, 90 の場合、 合計は 240、平均は 80 になる。
これを C# に書くとこうなる。
int score1 = 80;
int score2 = 70;
int score3 = 90;
int total = score1 + score2 + score3;
double average = total / 3.0;
Console.WriteLine("合計点: " + total);
Console.WriteLine("平均点: " + average);
C#ここで重要なのは、 割り算のときに 3.0 と書く理由です。
もし 3 と書くと、 int ÷ int の計算になり、小数点が切り捨てられてしまう。
average = total / 3; // 80 ではなく 80(整数扱い)になる
C#3.0 と書くことで 「double の割り算」になり、小数点を含む正しい平均が求められる。
比較演算子で合否判定を追加する応用
平均点が 70 以上なら合格、 それ以外なら不合格と判定することもできる。
bool isPass = average >= 70.0;
Console.WriteLine("合格ですか?: " + isPass);
C#ここで使われているのが 比較演算子 >= だ。 結果は true / false になるため、 後の if 文につなげることができる。
演算子を組み合わせると「現実の計算」がそのまま書ける
税込み価格 × 平均点 × 条件判定の総合理解
消費税計算では算術演算子 平均点計算では算術演算子と比較演算子 合否判定では論理演算子(応用)
このように、演算子は「現実の計算や判断」をプログラムに落とし込むための道具だ。
例えば、次のような複合条件も書ける。
bool isHighScore = average >= 90.0 && score1 >= 80;
C#これは 「平均点が90以上 かつ 1科目目が80以上」 という条件を表している。
現実のルールをそのままコードにできるようになると、 プログラミングが一気に楽しくなる。
Day3 後半のまとめ
Day3 後半で体験した内容は次のとおり。
消費税込価格の計算で算術演算子を使った
平均点の計算で割り算と型の違いを理解した
比較演算子で合否判定を行った
論理演算子で複数条件を組み合わせる応用を見た
演算子は「計算」「比較」「条件判断」の中心となる概念であり、 Day4 の if 文、Day5 のループ処理につながる重要なステップ。
