Day4 後半のゴール
Day4 後半では、前半で学んだ if / else / else if / switch を実際のプログラムに組み込みながら、 「条件によって処理が変わるとはどういうことか」を体験していただきます。 扱う題材は次の三つです。
成績判定 年齢判定 電卓(四則演算)
どれも日常の判断をそのままコードに落とし込む練習として最適で、 条件分岐の理解が一気に深まる内容になっています。
成績判定プログラムを作る
点数に応じてランクを分ける処理を else if で書く
成績判定は、条件分岐の代表的な練習です。 点数に応じて A・B・C・D を判定するには、複数の条件を順番にチェックする必要があります。
例として、次のルールを使います。
90点以上 → A 80点以上 → B 70点以上 → C それ以外 → D
これを C# で書くと次のようになります。
int score = 82;
if (score >= 90)
{
Console.WriteLine("成績は A です");
}
else if (score >= 80)
{
Console.WriteLine("成績は B です");
}
else if (score >= 70)
{
Console.WriteLine("成績は C です");
}
else
{
Console.WriteLine("成績は D です");
}
C#ここで深掘りしたいポイントは、 条件は上から順番に評価されるということです。
score が 82 の場合、 最初の条件(score >= 90)は false ですが、 次の条件(score >= 80)が true になるため、B が表示されます。
もし条件の順番を間違えると、正しい判定ができなくなります。 条件分岐は「順番がロジックを決める」ということを強く意識して書くことが大切です。
年齢判定プログラムを作る
if / else を使って「未成年か成人か」を判定する
年齢判定は、最もシンプルな条件分岐の練習です。 例えば、20歳以上なら「成人」、それ未満なら「未成年」と表示する場合は次のようになります。
int age = 18;
if (age >= 20)
{
Console.WriteLine("成人です");
}
else
{
Console.WriteLine("未成年です");
}
C#ここで深掘りしたいポイントは、 if と else は必ずどちらか一方だけが実行されるということです。
age が 18 の場合、 if の条件は false なので else の処理だけが実行されます。
また、条件式は必ず bool(true / false)になる必要があります。 Day3 で学んだ比較演算子(>=、< など)がそのまま使われます。
電卓(四則演算)を switch で作る
演算子の種類に応じて処理を切り替える
電卓のように「特定の値に応じて処理を変える」場合、switch 文がとても便利です。 ここでは、演算子が ‘+’、’-‘、’*’、’/’ のいずれかであると仮定します。
int a = 10;
int b = 5;
char op = '*';
switch (op)
{
case '+':
Console.WriteLine(a + b);
break;
case '-':
Console.WriteLine(a - b);
break;
case '*':
Console.WriteLine(a * b);
break;
case '/':
Console.WriteLine(a / b);
break;
default:
Console.WriteLine("不明な演算子です");
break;
}
C#ここで深掘りしたいポイントは二つあります。
break の役割
switch 文では、 break を書かないと次の case に処理が流れてしまうという特徴があります。 そのため、各 case の最後に break を書くのが基本です。
default の役割
default は「どの case にも当てはまらないとき」の処理を書く場所です。 予期しない値が来たときにエラーメッセージを出すなど、 安全なプログラムを書くために重要な役割を持っています。
条件分岐は「現実の判断をコードに翻訳する」技術です
成績判定・年齢判定・電卓が示す共通点
成績判定は else if 年齢判定は if / else 電卓は switch
それぞれ構文は違いますが、 どれも「条件によって処理を変える」という共通の目的を持っています。
プログラミングとは、 現実世界のルールをプログラムに落とし込む作業です。 条件分岐を理解することで、 現実の判断をそのままコードにできるようになります。
Day4 後半のまとめ
Day4 後半では、条件分岐を使った具体的なプログラムを作りました。
成績判定で複数条件を順番に評価する 年齢判定で if / else の基本を体験する 電卓で switch による値ごとの分岐を理解する
条件分岐は、プログラムに「判断力」を与える最も重要な仕組みです。 Day5 では、この判断力を「繰り返し処理」と組み合わせて、 より複雑なロジックを作れるようにしていきます。
