MiniTool ShadowMaker

レビュー【MiniTool ShadowMaker】無料版でも高機能なバックアップソフト

MiniTool Softwareから、バックアップ管理ソフトウェア【MiniTool ShadowMaker(ミニツールシャドウメーカー)】を試用する機会を頂いた。

MiniTool ShadowMaker

【MiniTool ShadowMaker】には、ホームユーザ向けに無料版の【MiniTool ShadowMaker Free】と、有料版の【MiniTool ShadowMaker Pro】、ビジネスユーザ向けにWindowsサーバー/クライアントOS/ワークステーションに対応の【MiniTool ShadowMaker Business】があり、今回は無料版【MiniTool ShadowMaker Free】を中心のレビューとなる。

【MiniTool ShadowMaker Pro】は月額(1PC)or年間(2PC)ライセンスのサブスクリプションタイプがあり、買い切りタイプはPro Ultimate版(3PC)となっている。

MiniTool ShadowMaker
MiniTool ShadowMakerバージョンによる機能の比較

MiniTool ShadowMaker Free】についての説明、インストール方法、実際にバックアップを試してみる。

【MiniTool ShadowMaker Free】は、ディスクのバックアップおよびデータの復元を行うためのバックアップソフトウェア。ファイル、フォルダ、システム、ディスク、パーティションを内蔵/外付けハードドライブ、USBドライブ、共有フォルダに安全にバックアップする。対応OSは以下の通り。Windows11、Windows10、Windows 8.1、Windows 8、Windows 7。

MiniTool ShadowMakerの主な機能

残念ながら現在のところMac用はリリースされていない。Macの場合、「Time Machine」を搭載しているので、多くの人がそれでバックアップしているだろう。筆者もMacは、「Time Machine」を使用している。

【MiniTool ShadowMaker Free】は、システムドライブやデータドライブ全体のバックアップを作成し、必要な場合にこれらのデータを復元することができる。

また、ユーザーはバックアップを自動的にスケジュールできる。これにより、特定の時間や頻度でバックアップが作成され、手動でバックアップを作成する手間を省くことができる。

さらに、増分バックアップをサポート、非システムディスクのクローン、ファイルの同期と検索などを備える。

Windowsにも標準で「イメージバックアップ」という機能を搭載。PCのデータを丸ごとバックアップするフルバックアップしか利用できないが、【MiniTool ShadowMaker】は無料版でも「増分バックアップ」に対応している。

「増分バックアップ」は初回のみフルバックアップを行い、その後は変更や追加したデータ(増分)のみバックアップする方式。

フルバックアップはデータの容量が大きく、バックアップの時間もかかるが、「増分バックアップ」は容量を小さくストレージスペースの効率が向上し、バックアップの処理が迅速になる。

また、バックアップタスク毎にスケジュールを組めるので、自動でバックアップを取ることも可能。

さらに、Windows標準の「イメージバックアップ」機能だとバックアップタスクは1つのみだが、「MiniTool ShadowMaker」は複数のバックアップタスクを作成することができる。

バックアップタスクを複数作成することで、毎日特定の重要なフォルダをバックアップしてさらに週に1度丸ごとバックアップを行う、といった使い方が可能。

もしも安全性が気になるなら、Google運営のセキュリティチェックツール「VirusTotal」でHPとインストールソフトをチェックしてみるとよいだろう。

それでは、【MiniTool ShadowMaker Free】を実際に使ってみる。

まず、公式サイトにアクセスし無料体験版の【MiniTool ShadowMaker Free】をダウンロード。EXEファイルがをダウンロードしたら、インストール。インストールが完了すると【MiniTool ShadowMaker Free】が起動する。

MiniTool ShadowMakerが起動するとライセンス版の紹介がされるが「Kepp Trial」で無料版を使用する
右上にある三本線の「設定」アイコンをクリック
「Japanese」を選択し日本語化

【MiniTool ShadowMaker Free】は初期設定だと言語が英語の設定になっているため、初めに言語を日本語に変更する。

まず画面右上の三本線の「設定」アイコンをクリック。表示された項目から「Language」をクリックして、「Japanese」を選択。

ソフトの再起動後に設定が反映されるという通知が表示されるので、「OK」をクリック。【MiniTool ShadowMaker Free】を終了して、再度【MiniTool ShadowMaker Free】を立ち上げると日本語に変わっている。

今回は、バックアップ用の外付けHDDを用意してバックアップした。

バックアップ用の外付けHDD、今回は「F」ドライブをバックアップ宛先とした

左サイドバーの「バックアップ」を選択する。「バックアップ」画面が表示されたら、「バックアップ先」を選択。さらに、バックアップ先のフォルダーを選択する。

宛先フォルダーを確認したら、「今すぐバックアップ」をクリックするとバックアップを開始。

増分バックアップや、スケジュールを組んで自動バックアップしたい場合は「今すぐバックアップ」をクリックする前に「オプション」を選択。

増分バックアップに変更したい場合は「バックアップスキーム」を選択、チェックアイコンをクリックして「オン」にする。バックアップスキームをオンにしたら、保持する世代数を設定して「OK」をクリック。これで増分バックアップ方式に変更される。

スケジュールを組みたい場合は「スケジュール設定」をク選択、チェックアイコンをクリックして「オン」にする。スケジュールをオンにしたらお好みの時間を設定して「OK」をクリック。これでスケジュール設定が反映される。

【MiniTool ShadowMaker】はユーザーフレンドリーなインターフェースで、初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応している。バックアップ機能も、「増分バックアップ」や「スケジュールバックアップ」など一般的な所は抑えてきているので、多くのユーザーなら無料版でも不自由なく日常的なバックアップを行うことができるだろう。

故障やウィルスの感染など「もしも」に備えて、日ごろからデータバックアップをとるときに便利なソフトウェアとなっている。

気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

(協力:MiniTool Software)

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