デノンは、7.2ch AVサラウンドレシーバー【AVR-X1800H】を10月上旬に発売する。
デノンが誇る強力なAVアンプのラインアップの中において、イマーシブオーディオに対応するエントリーグレードに位置づけられるモデル。筐体サイズや価格の制約の下で、チャンネル数や入出力端子は必要最小限に抑えながらも、音質および機能性については上位モデルに匹敵するパフォーマンスを備えるという。
6系統のHDMI入力の内3系統が、最大40Gbpsの8K/60Hz、4K/120Hz映像信号のパススルーに対応しているため新4K8K衛星放送や動画配信サービス、最新ゲーム機の超高精細かつ滑らかな映像美をハイクオリティなサウンドとともに存分に楽しむことができる。
もちろん、ただ単に8Kに対応しただけではなく、明るさと色の表現力を高め、映像のリアリティを向上させるHDR(ハイダイナミックレンジ)については、HDR10、Dolby Vision、HLGに加え、HDR10+やDynamic HDRにも対応。
TVからのマルチチャンネルリニアPCM信号やDolby Atmos、DTS:Xなどのイマーシブオーディオ信号の入力を可能にするeARC、ゲーミング&VR体験を革新するALLM、VRR、QFTなどの最新機能もサポート。
ダビングステージにおいて映画制作者が聴いているサウンドのスケール感と豊かな情報量をありのままに再現するために、最大出力175Wのフルディスクリート・パワーアンプを7ch搭載。カスタム仕様の大型EIコアトランス、大容量10,000uF ×2のカスタムコンデンサー、信号ラインおよび電源ラインの最短化と低インピーダンス化により、5ch同時再生時でも定格出力の70%以上という大出力を可能にした。
Dolby Atmos、DTS:X、MPEG-2 AACおよびMPEG-4 AACに対応。7chのアンプを内蔵しており、2chのハイトスピーカーを含む5.1.2chシステム、または2chのサラウンドバックスピーカーを含む7.1chシステムを構築することができる。また、サブウーファープリアウトを2系統装備しており、サブウーファーを2台に増やすこともできる。
バーチャル3Dサラウンドテクノロジー、Dolby Atmos Height Virtualizer およびDTS Virtual:Xにも対応しているため、ハイトスピーカーやサラウンドスピーカーを設置していない環境においても、高さ方向を含むあらゆる方向からのサウンドに包み込まれるイマーシブオーディオ体験が可能という。3Dサラウンドフォーマットの信号はもちろん、ステレオや5.1ch信号に対しても適用することができるため、従来のコンテンツも立体的なサウンドで楽しむことができる。
ネットワークオーディオのプラットフォーム「HEOS」を搭載しており、「Denon Homeシリーズ」のスマートスピーカーやサウンドバーなどのHEOS Built-inデバイスをシステムに追加すればワイヤレス・マルチルーム環境を簡単に構築することができる。音楽ストリーミングサービスは、ロスレスやハイレゾに対応するAmazon Music HDをはじめ、AWA、Spotify、SoundCloudに対応。また世界中のインターネットラジオ放送を楽しむこともできる。AirPlay 2にも対応しており、Apple Musicやアプリの音声も高音質で楽しむことができる。
さらにローカルネットワーク上のミュージックサーバー(PC / Mac / NASなど)やUSBメモリーに保存したDSDファイルやハイレゾ音源の再生にも対応。またAmazon Alexaによる音声コントロールにも対応。
Denon HomeやAmazon EchoなどのAlexaが利用可能なデバイスに話しかけるだけで再生、停止、スキップ、音量の調整などの基本的な操作に加えて、Amazon Musicの楽曲から曲名やアーティスト名、年代、ジャンルなどを指定して再生することができる。また、インターネットラジオ局を音声で呼び出すこともできる。スマートフォン、タブレットでAVアンプの操作と設定ができる「Denon AVR Remote」やスマートフォンやPCのウェブブラウザで操作や設定が行える「ウェブコントロール機能」にも対応。Wi-Fiは2.4/5GHzのデュアルバンド、MIMOおよびIEEE 802.11 a/b/g/n/acに対応しており高速かつ安定した通信が可能。
受信と送信の両方に対応するBluetooth機能を搭載。たとえば、リビングのスピーカーで再生している音楽をキッチンで家事をしながらヘッドホンで一緒に聴いたり、夜間などスピーカーで大きな音が出せない時間帯にBluetoothヘッドホンで映画を楽しんだりすることができる。A新たにBluetoothヘッドホンの音量操作にも対応したため、Bluetooth対応ヘッドホンやイヤホン本体に音量調整機能がない場合でも適切な音量に調整することが可能になった。
従来から高い評価を受けていた直感的に操作できるセットアップメニューを刷新した。テキストや画像の表示解像度を上げ、テキストの読みやすさや画像の視認性を向上。デザインもより洗練され、現代的なものへと生まれ変わった。スピーカーの接続や設定、入力機器との接続、そしてネットワークの設定など、初期設定をテキストや画像、アニメーションで分かりやすくガイドする「セットアップアシスタント」機能もさらに分かりやすく進化しており、テレビ画面に表示される説明に沿って一つ一つ順を追って設定を進めるだけで、誰でも簡単にAVアンプの設定を行うことができるとする。
フット、端子、つまみ、アンテナを含むサイズは、434×339×215mm(幅×奥行き×高さ、アンテナを立てた場合)、434×339×151mm(幅×奥行き×高さ、アンテナを寝かせた場合)。重量は8.6kg。カラーはブラック。
価格は110,000円。
搭載パワーアンプ数 | 7ch |
定格出力 (8Ω、20Hz ~ 20kHz、THD 0.08%、2ch駆動) | 70W+70W |
実用最大出力 (JEITA: 6Ω、1kHz、THD 10%、1ch駆動) | 175W |
適合インピーダンス | 4 ~ 16Ω |
周波数特性 | 10Hz ~ 100kHz (+1,-3dB、ダイレクトモード時) |
S/N比 | 98dB (IHF-A、ダイレクトモード時) |
無線LAN | ネットワーク種類(無線LAN 規格): IEEE 802.11a / b / g / n / ac準拠(Wi-Fi® 準拠) セキュリティ : WEP 64bit、WEP 128bit、WPA/WPA2-PSK(AES)、 WPA/WPA2-PSK(TKIP)、WPA3-SAE(AES) 無線周波数 : 2.4GHz / 5GHz |
Bluetooth | バージョン : 5 対応プロファイル: 送信 A2DP 1.2 対応コーデック : SBC 周波数帯域 / 送信出力 / 通信距離 : 2.4GHz 帯域 / Class 1 / 約30m (見通し距離) |
HDMI端子 | 入力×6 ※ HDMI 4 / 5 / 6:8K60AB / 4K120AB(最大40Gbps)対応 モニター出力×1 ※ 8K60AB / 4K120AB(最大40Gbps)対応、eARC/ARC対応 |
音声入出力端子 | アナログ音声入力×2、PHONO入力(MM)× 1、光デジタル入力×2、サブウーファープリアウト×2、ヘッドフォン出力×1(フロント) |
その他の入出力端子 | Network×1、USB-A×1(フロント)、USB-A×1(リア、5V/1.5A 給電専用)、FMアンテナ端子×1、AMアンテナ端子×1、セットアップマイク入力×1(フロント) |
外形寸法(フット、端子、つまみ、アンテナを含む) | アンテナを立てた場合: W434 × H215 × D339mm アンテナを寝かせた場合: W434 × H151 × D339mm |
質量 | 8.6kg |
電源 | AC 100V、50/60Hz |
消費電力 | 440W |
待機電力 | 0.1W (ネットワークコントロール、HDMIパススルーオフ時) 0.5W (CEC スタンバイ) |
付属品 | かんたんスタートガイド、保証書、リモコン(RC-1257)、単 4 形乾電池×2、セットアップマイク、マイクスタンド、FM 室内アンテナ×1、AM ループアンテナ×1、ケーブルラベル |
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