アユートは、ハイレゾオーディオブランド「Astell&Kern」(アステルアンドケルン)から、純度99.98%以上の銅筐体を採用した限定DAP「A&ultima SP4000T Copper」を10月17日に発売する。店頭予想価格は693,000円。
製品概要
Astell&Kern「A&ultima SP4000T Copper」は、フラッグシップDAP「A&ultima SP4000T」をベースに、ハウジング素材として純度99.98%以上の純銅を採用したリミテッドモデルである。真空管搭載プレーヤーとして高い評価を得るSP4000Tの基本設計を継承しながら、銅ならではの優れた導電性や電磁シールド性能、そして独特の共鳴特性を活かすことで、オリジナルモデルとは異なるアナログサウンドの表現を追求した。特殊多層コーティングによって酸化や変色を抑制し、美しい外観と耐久性を両立している。発売日は2026年10月17日、希望小売価格は693,000円(税込)である。
主な特徴
純度99.98%以上の純銅ハウジングを採用したリミテッドモデル
SP4000T Copper最大の特徴は、ハウジング素材に純度99.98%以上の純銅を採用している点にある。銅は優れた導電性を持つため微細な信号損失を抑えやすく、さらに高い電磁シールド性能によって外部ノイズからオーディオ回路を保護する。また、銅特有の豊かな共鳴特性が加わることで、真空管が生み出す温かみのあるサウンドに自然な奥行きと厚みを与えている。単なる外装変更モデルではなく、素材の特性を音作りに積極的に反映させた特別仕様となっている。
特殊多層コーティングによる高い耐久性
純銅は空気中で酸化しやすく、ポータブル機器への採用が難しい素材として知られている。SP4000T Copperでは高純度銅の表面に特殊な多層コーティングを施し、酸化や変色を抑制するとともに表面強度を向上させている。これにより、特別なメンテナンスを必要とせず、銅ならではの深みのある色合いと美しい光沢を長期間維持できるよう配慮されている。
4基のRaytheon JAN6418真空管を搭載
音響回路にはMILスペック準拠のビンテージ真空管「Raytheon JAN6418」を4基搭載している。左右チャンネルごとに独立したデュアル真空管構成を採用し、ノイズ特性やゲイン特性を測定したうえでペアリングを実施。さらに独立モジュール構造や多層基板構造による第2世代マイクロフォニックノイズ対策アーキテクチャーを採用することで、真空管ならではの豊かな表現力と高い静粛性を両立している。
最大54通りのサウンドチューニング
アンプ部には「OP」「TUBE」「HYBRID」の3モードを用意するトリプルアンプシステムを搭載している。さらに真空管動作方式として「Triode(三極管)」「Ultra Linear」「Pentode(五極管)」を選択できるトリプルTUBEモードを備え、真空管電流レベルの調整にも対応する。これらを組み合わせることで最大54通りのサウンドバリエーションを実現し、楽曲や好みに応じた細かな音作りを楽しめる。
フラッグシップにふさわしいDAC構成
DAC部にはAKM製フラッグシップDAC「AK4499EX」と専用デジタル・デルタシグマ・モジュレーター「AK4191EQ」をそれぞれデュアル構成で搭載。独自のHEXAオーディオ回路構造によってデジタル回路とアナログ回路を分離し、高い解像度と低ノイズ性能を実現している。またHigh Driving ModeやESA(Enhanced Signal Alignment)、Any Layer HDI PCBなどの先進技術も採用されている。
Android 15ベースのフルオープンOSを採用
OSにはAndroid 15ベースのFull Android OSを採用。各種ストリーミングサービスに対応し、Astell&Kern独自のADP(Astell&Kern Direct Path)やAdvanced DAR機能も利用できる。高音質再生と利便性を両立したフラッグシップDAPとして、据え置きオーディオに迫る再生環境を持ち運べることも大きな魅力である。
スペック一覧
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 製品名 | A&ultima SP4000T Copper |
| 製品カテゴリ | デジタルオーディオプレーヤー(DAP) |
| ブランド | Astell&Kern |
| モデル種別 | リミテッドモデル |
| ハウジング素材 | 純度99.98%以上の純銅(特殊多層コーティング) |
| DAC | AK4499EX ×2 |
| デジタル・デルタシグマ・モジュレーター | AK4191EQ ×2 |
| オーディオ回路 | HEXAオーディオ回路構造 |
| 真空管 | Raytheon JAN6418 ×4 |
| アンプモード | OP / TUBE / HYBRID |
| TUBEモード | Triode / Ultra Linear / Pentode |
| サウンド設定 | 最大54通り |
| 対応OS | Android 15ベース Full Android OS |
| ディスプレイ | 6インチ タッチスクリーン |
| 解像度 | 2160×1080 |
| CPU | オクタコア |
| 内蔵ストレージ | 256GB NAND |
| microSD | 最大2TB対応 |
| 対応PCM | 最大768kHz/32bit |
| 対応DSD | DSD512(22.4MHz/1bit) |
| 無線LAN | IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax(2.4GHz/5GHz) |
| Bluetooth | Ver.5.2 |
| Bluetoothコーデック | SBC / AAC / aptX HD / LDAC / LHDC |
| アンバランス出力 | 3.5mm3極(光デジタル出力兼用) |
| バランス出力 | 4.4mm5極 |
| 最大出力電圧 | 4.2Vrms(アンバランス) / 8Vrms(バランス) |
| USB端子 | USB Type-C |
| バッテリー | 7450mAh リチウムポリマーバッテリー |
| 連続再生時間 | 約10時間 |
| 充電時間 | 約5時間(PD 3.0) |
| 本体サイズ | 85.7×150×19.5mm |
| 質量 | 約592g |
| 付属品 | 専用レザーケース、レザーポーチ、USB Type-C to Type-Cケーブル、画面保護シート、microSDカードスロットカバー |
| 販売日 | 2026年10月17日 |
| 価格 | 693,000円(税込) |

