ヤマハは、本格的なドラム演奏を、指を使って手軽に楽しむことができる新開発の楽器【フィンガードラムパッド (FGDP-50)】【フィンガードラムパッド (FGDP-30)】を、9月15日より発売する。
パッドは、フィンガードラムの演奏に最適になるよう、人間工学に基づいて設計されている。アーチ状に配置された左右対称の18個のパッドに対し、親指・人差し指・中指の3本の指での演奏が基本スタイル。例えば、安定した力を出せる親指でバスドラムが割り当てられたパッドを、器用で繊細な表現が可能な人差し指でスネアドラムのパッドを、持久力があり細かく動かせる中指でハイハットシンバルのパッドを叩くことで、ドラム演奏の基本となる8ビートを片手で簡単に刻むことができる。さらに、もう片方の手を加えれば複雑な16ビートも簡単に演奏できる。
パッドは硬さや感度がフィンガードラムの演奏に最適化されており、繊細なタッチに敏感に反応。強弱をつけた思い通りの表現ができるのはもちろん、高速の連打もできる。聴こえるか聴こえないかぐらいの小さな音量で演奏するゴーストノート奏法や装飾音を加えるフラム奏法、ロール奏法といったドラム特有の奏法によるパフォーマンスも可能。
また、パッドを押しこむことで、シンバルをつかんで音を止めるシンバル・チョークを再現したり、エフェクトのかかり具合を変えてリアルタイムに音色に変化をつけたりすることも可能。さらに、叩く強さで通常のスネアドラムのサウンドとオープンリムショットのサウンドを切り替えるといったこともできる。
同社の電子ドラムDTXシリーズで好評のリアルなアコースティックドラムサウンドだけでなく、新たにデザインしたエレクトロニックサウンドも搭載。あらゆるジャンルの要望に応える。アコースティックドラムのサウンドはただ移植されているのではなく、スティックと指では叩く強さや速度が異なることを踏まえて、フィンガードラムとして最適な音になるようチューニングされており、音質面でも快適な演奏体験をユーザーにもたらす。
本体には2.5Wの4cmスピーカーと1,400mAhのバッテリーを内蔵し、スタンドアローンで演奏可能。バッテリー駆動時間は約3時間。PCとはUSBで接続でき、ソフトウェア音源やサンプリング音源を鳴らしたり、オーディオデータやMIDIデータへの録音などが行える。
オーディオケーブルでスマートフォンなどと接続すれば、本体から音楽を流しながらドラムセッションを楽しむこともできる。さらに、無料iOS/Androidアプリ「Rec’n’Share(レックンシェア)」をインストールしたスマートデバイスと接続すれば、自身の演奏の撮影、録音、編集、そしてSNSへのアップロード・シェアまでを簡単に行うこともできる。
【フィンガードラムパッド (FGDP-50)】は、1,500種の音色を内蔵し48種類のキットをプリセットする上位モデル。8個のRGBパッドとディスプレイを搭載する。USBメモリーも接続でき、保存した音色やフレーズを本体のパッドに割り当てて演奏したり、演奏の録音などが可能。
ほかにも、さまざまな音楽ジャンルのベースやギター、シンセサイザーなどのバックトラックを再生してセッションを楽しめるSession Creator、設定したテンポと間隔で発音を繰り返し独創的な演奏を可能にするNote Repeatなど、よりクリエイティブな演奏を可能としている。
サイズは223×223×51mm(幅×奥行き×高さ)、重さは1.1kg。
【フィンガードラムパッド (FGDP-30)】は、1,212種の音色と39種類のキットをプリセットする下位モデル。
サイズは223×195×49mm(幅×奥行き×高さ)、重さは1kg。
価格は、【フィンガードラムパッド (FGDP-50)】が39,600円、【フィンガードラムパッド (FGDP-30)】が25,300円。
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