Typ622

MADOO【Typ622】平面駆動方式である、プッシュプル型マイクロプラナードライバー“Ortho”を1基搭載した有線イヤホン

ピクセルは、イヤホンブランド「MADOO)マドゥー)」より、ブランド第二世代ラインアップに位置する第二弾製品【Typ622】を、7月26日に発売する。

平面駆動方式である、プッシュプル型マイクロプラナードライバー“Ortho(オルソ)”を1基搭載した有線イヤホン。

MADOO「Typ821」開発の過程で誕生したプッシュプル型プラナードライバー“Ortho(オルソ)”は、MADOOのサウンドベンチマークとして確固たる地位を獲得するとともに、シングルドライバーの可能性を切り拓いた。

“Ortho”を継続採用する【Typ622】では、中低音域に重きを置いたチューニングを施し、同じドライバー構成ながら「Typ821」とは全く異なるキャラクター性を獲得。緻密かつ力強く作り込まれた中低音域の響きには、平面駆動方式ならではのレスポンシブなスピード感を備えつつ、同帯域が担うサウンドステージの広がりも充実し、空間表現に優れた迫力のあるライブ感を描写する。

さらに、「Typ821」で高い評価を受けた繊細で高解像度な高音域、ボーカルの息遣いやアコースティック楽器の表情まで感じられるような生々しい表現力を併せ持ち、印象的な中低音域を演出しながらも優れたトータルバランスを誇る。

“Ortho”は、MADOOによって開発されたマイクロプラナーマグネティックドライバー。プラナードライバーには「プッシュプルドライブ」と「シングルドライブ」の2つの方式があり、“Ortho”はプッシュプルドライブ方式を採用。組み込みの難易度の高さから、イヤホンに収まるほどの小型軽量化が困難な方式ですが、熟練のエンジニアの手によって、イヤホンサイズかつ高品質なプッシュプル型プラナードライバーの開発を実現した。

【Typ622】に施したチューニングは、力強い中低音域から煌びやかで繊細な高音域まで、幅広い表現を得意とする“Ortho”のポテンシャルを更に引き出す。

ハウジングは、剛性と軽量性を両立するアルミニウム製。MADOOが掲げる「ハウジングの剛性は音質に影響を与える」という設計思想のもと、シェルに十分な厚みを持たせつつ、表面をサンドブラスト処理することで剛性を高め、音質のために妥協しない仕上げを行なっている。ハウジングは金属加工を熟知したエンジニアの手によって設計、高精度の多軸CNC切削機で製造している。

形状は、Hi-Fiイヤフォンのメインマーケットである日本、香港、中国、韓国などを中心とした「アジア人の耳」をベースデザインに設計・開発。これまでアジア地域で約3年をかけて採取した300人分の耳型データをもとに、上質なフィット感とデザイン性を両立するハウジングデザインとした。

また、人体に共通する楕円形状の耳穴に適合するため、楕円形状ステムも採用。これにより自然な装着感によってロスを抑え、純度の高い“MADOOサウンド”を提供するという。

付属ケーブルは兄弟ブランド「Acoustune」監修のもと、シルバーコート銅線の4芯ケーブルを採用。コネクター部には日本ディックスのPentaconn Earを使っている。製品には3.5mm 3極のL字金メッキブラグ「MRC011」と、4.4mm 5極のL字金メッキプラグ「MRC023」の計2本のケーブルが付属する。長さはどちらも約1.2m。

周波数特性は20Hz~40KHz、インピーダンスは15Ω、最大入力5mW(0.4V)。

ケーブルを含めた重さは約40g。シリコンイヤーピース(S/M/L)各1セットやフリーフォームチップ1セット、イヤホンケースなどが付属する。

価格はオープンプライスで、店頭予想価格は156,450円前後。

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