レビュー【EDIFIER GX05】ガジェット好きに刺さるデザイン、Bluetooth・2.4GHz同時接続対応の15ms超低遅延ゲーミングイヤホン | MONO365

EDIFIER INTERNATIONALから販売された、ゲーミングシリーズ「HECATE(へケート)」のBluetooth5.3と2.4GHzのデュアルワイヤレスモードを搭載したゲーミングイヤホン【EDIFIER GX05】を試用する機会を頂いた。

【EDIFIER GX05】は、低遅延が特徴の完全ワイヤレスゲーミングイヤホン。Bluetoothでスマートフォンやタブレット、そして2.4GHzのUSB Type-Cドングルレシーバーでゲーム機やPCを接続することで、2台のデバイスと同時にペアリングすることが可能。これにより、ゲーム中でも通話を続けることができるという。

15msの超低遅延テクノロジーを採用。オーディオとビデオの完璧な同期を実現し、競争力のあるゲームプレイと深い没入感をもたらす。

また、音楽体験にも効果的で、LHDC 5.0 HDデコーディングと、ハイレゾワイヤレス認証をサポートしており、驚異的な精度で音の詳細を捉え、最大96kHz/24bitのオーディオデコーディングで、より豊かな音楽体験を実現するという。

デュアルマイクノイズキャンセリング機能を搭載。煩わしい外部ノイズを遮断し、クリアで快適な通話体験を提供する。

ドライバーは10m径。Bluetooth5.3に準拠。連続再生時間は約4.5時間で、充電ケース併用で約16時間。急速充電にも対応している。また、RGBライトが搭載されており、11種類のライトエフェクト変換をサポート。

店頭予想価格は13,980円。

ドライバー	Φ10mm ダイナミックドライバー
再生周波数	20Hz～40kHz
インピーダンス	32Ω
音圧感度	95dB
入力	イヤホン：5V/200mA 充電ケース：5V/1A
Bluetoothバージョン	Bluetooth V5.3
最大通信距離	見通し距離約10ｍ
対応プロファイル	A2DP、AVRCP、HFP
対応コーデック	SBC、LHDC 5.0
防水規格	IP54
再生時間	約4.5時間+12時間
充電端子	USB-Type-C
充電時間	イヤホン：約1時間充電ケース：約1時間
重量	イヤホン+充電ケース約107.6g
同梱品	・イヤホン本体*2 ・イヤホン充電ケース・イヤーチップ（S / M / L）3サイズ ※Mサイズは本体に取り付け済み・USB-Type-C充電ケーブル・USB-C ドングル・ポーチ・ステッカー・防塵プラグ・日本語取扱説明書

黒を基調とした武骨で頑丈なプラスチック製の化粧箱。非常に大きく、重量感のある立派なケース。イヤホンが入っているとは思えないケース。プレゼントにも適したパッケージとなっている。

USB Type-Cドングルを試用しているときにケースに、防塵プラグを差し込んでおくことで埃などの侵入を防ぐことができる

同梱物は、【EDIFIER GX05】本体、USB Type-C充電ケーブル、イヤーピースS/M(Mサイズは本体に取り付け済み)/L、USB Type-Cドングル、ポーチ、ステッカー、防塵プラグ、取扱説明書となっている。

亜鉛合金製の充電ケース。コンパクトながらずっしり感があり、ガンメタの鋭い輝きを放ち、ガジェット好きには刺さるデザイン。

見た目通り、実測重量98.5gと少し重ため。

特殊な設計で、三又状の上ぶたを時計回りに回転させることで、イヤホンを取り出すことができる。回転のギミックも面白く、回転させるとケースがRGBライトが光りSFチック。ゲーミングデバイスらしいギミックが多数備える。

中には左右のイヤホンと2.4GHzの電波を使用するUSBドングルレシーバーが収められている。イヤホンはスマホやタブレットとはBluetooth接続し、PCやゲーム機とはドングル経由で接続する。

ペアリングボタンは底にあり、長押しすることでBluetoothで接続が可能。底のデザインも六角形でかなりおしゃれ。技術基準適合証明等が記載されている。

側面にUSB Type-Cポートを備え、付属のケーブルや他のUSB Type-Cケーブルで充電が可能。残念ながらワイヤレス充電には対応していない。

イヤホン本体はかなりコンパクト。内側にはLRの表記がある。外側には充電時に点灯するインジケータを備える。

ノズルは正円系で、イヤホン側は他社性のイヤーピースでも問題なく装着できそう。

見た目が少し角ばっているが、装着しても耳から飛び出すといったことはない。実測重量4.9gと軽いので、装着感も快適。

SBCコーデックで接続して検証した。

音の傾向は弱ドンシャリ傾向で、キレあるサウンド。この価格帯では、解像度が高く、情報量も多い。

音の繊細感こそ控えめだが、低音表現の幅は深く、立体的かつずっしりとした質感の音。低域程ではないが、中域、高域もしっかりと表現。長時間使っても聴き疲れしにくい音にチューニングされている。

スピード感のある楽曲は相性が良い。

「APEX」「Escape from Tarkov」「VALORANT」などFPSゲーム中心に検証してみた。足音や銃声は明瞭に聞こえる。敵の足音や銃声等がどこから鳴っているかの音像定位も良好。また、音響空間も十分広い。

FPSやTPSでは、方向認識が勝負の鍵を握る場面が多いので、定位感が良好なので有利立ち回ることができるだろう。

ワイヤレス接続で気になる遅延も、有線イヤホンと変わらない感覚でプレイできた。

LHDCコーデックとは
LHDCは台湾の半導体メーカーSavitechが開発した高音質コーデックで、最新版となるLHDC 5.0では最大192kHz/24bitをサポートする。

操作はタッチパネルで行う。スマートフォンを取り出すこと無くイヤホン本体で操作可能。

機能	操作
再生/停止	左のイヤホンを2秒間長押し
前の曲次の曲	右のイヤホンを2秒間長押し
音楽モード(デフォルト)/ゲームモードの切り替え	右のイヤホンを3回タップ
着信を受ける/切る	左/右のイヤホンを2回タップ
通話を拒否する	左/右のイヤホンを2秒間長押し
ライトのオン/オフ	左/右のイヤホン左4回タップ