EDIFIER W210BT

EDIFIER INTERNATIONALから販売された、5,000円台でLDAC対応のネックバンド型ワイヤレスイヤホン【EDIFIER W210BT】を使用する機会を頂いた。

【EDIFIER W210BT】は、Hi-Res認定オーディオ技術とLDACの高解像度コーデックを搭載したネックバンド型ワイヤレスイヤホン。

Hi-Resオーディオ認証を受け、20Hzから40kHzの広範な再生周波数帯域をカバー。低音から高音まで、オリジナルのサウンドを忠実に再現し、あらゆる音楽を極めるために高音質コーデック「LDAC」に対応。最大990kbpsの伝送帯域幅により、ハイレゾ音源の細部までクリアに捉え、自然で豊かな音質を実現。

AI通話ノイズキャンセリング技術を搭載し、周囲の騒音を効果的に除去。これにより、移動中や騒がしい場所でもクリアでストレスフリーな通話が可能となり、相手の声をはっきりと聴き取ることができる。

80msの超低遅延ゲームモードを搭載。さらに、IP55の防水規格で運動中の汗や急な雨からも保護され、スポーツシーンにも最適。

また、急速充電機能を搭載し、わずか1.5時間でフル充電が可能。1回の充電で最大18時間の音楽再生を楽しむことができる。

シリコン製の抗菌イヤーピースは、99%以上の抗菌率を実現し、長時間の使用でも快適さを保持。また、三つの異なるサイズのイヤーピースが付属しており、ユーザーの耳に合わせて最適なフィット感を実現。さらに、EDIFIER CONNECTアプリを使用することで、好みに合わせた音質調整が可能。

Bluetooth 5.3準拠で、対応プロファイルがA2DP/AVRCP/HFP、対応コーデックがSBC/LDAC。バッテリー駆動時間は約18時間。

サイズは120×40×10mm(幅×奥行き×高さ)、重量は32g。

直販価格は5,999円。

防塵防水規格IP55
BluetoothバージョンV5.3
対応プロファイルA2DP、AVRCP、HFP
対応コーデックLDAC、SBC
再生周波数帯域20Hz~40kHz
ドライバーΦ10mm ダイナミック
インピーダンス24Ω
音圧感度94dB ± 3dB(A)
再生時間18時間
充電時間1.5時間(フル充電)
充電端子USB-Type-C
定格入力DC 5.0V/500 mA
重量32g
付属品イヤーピース×3サイズ(S/M/L)
イヤーウィング×3サイズ(S/M/L)
USB-C充電ケーブル×1
日本語取扱説明書×1

白を基調とし、製品画像を掲載したシンプルな化粧箱。ネックバンド型ということで薄く大きめの化粧箱となっている。

同梱物は、【EDIFIER W210BT】本体、USB Type-C充電ケーブル、イヤーピース(S/M/Lサイズ)、イヤーウイング(S/M/Lサイズ)、取扱説明書となっている。

イヤーピース(S/M/Lサイズ)
イヤーウイング(S/M/Lサイズ)

イヤーピースだけでなくイヤーウイングも各サイズ揃っているため耳の大きさにあわせて選べる。

ネックバンドは柔らかい素材が使われているので、首に掛けた際にストレスがなく装着感も快適。

実測重量も26.4gと軽量。

右耳側のケーブル部分には操作用のリモコンが設置されていて基本的な操作を行なうことが可能。3ボタン式で直感的な操作ができる。物理ボタンなので操作性も高い。ランニンググローブなどを装着していても問題ない。

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1クリック音量を上げる再生/停止音量を下げる
2クリックゲームモード
長押し(3s)曲戻し電源ON/OFF曲送り
長押し(5s)ペアリング
USB Type-Cポート

さらに、リモコンの側面には充電用のUSB Type-Cポートが搭載。ポートにはカバーを備えていないが、IP55の防塵防水規格を備えている。

 IP55とは

 IP55とは、JIS-2137で定められた、防塵・防水規格のこと。 規格内容は、防塵形で、粉塵が内部に浸入することを防止する。 若干の粉塵の浸入があっても正常な運転を阻害しない。 なおかつ、いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けないものとなっている。

イヤホン本体部分には、装着時の安定性を高めるためのウィングが装着されている。ハウジングの背面部分にはマグネットが内蔵されているので、音楽を聴かない時は首から下げておくこともでき、落下防止に役立つ。

ノズルは正円系で、イヤホン側は他社性のイヤーピースでも問題なく装着できそう。

ネックバンド型は、首からぶら下げておけるので完全ワイヤレスイヤホン(TWS)に比べて失くしにくいうえ、置き忘れしにくいという特徴もある。

ランニング時に使用してみたが、ネックバンドが揺れてもびくともしない安定感。イヤーウイングのおかげで非常に安定感のある着け心地。長時間の着用は疲れてしまうが、スポーツ時に使うときには安心して使える。

LDACコーデックで接続して検証した。

音の傾向は弱ドンシャリ傾向で、明瞭な音でレスポンス良く、キレあるサウンド。この価格帯では、音質のコストパフォーマンスはかなり高い。

低音に深みがあり輪郭もくっきりしている。中音域もかなり厚みや明瞭感があり、ボーカルソロになればしっかりと輪郭をくっきりと表現してくれる。高音域には艶感が感じられる。ボーカルライン中域のより若干後方で鳴るもののある程度の主張はある。

煌びやかや音も綺麗に描写しつつ刺激が抑えられており聴きやすい印象にまとめられている。スピード感のある楽曲はかなり相性が良い。

ゲームモードを搭載しているため、音声と映像をズレが少なく、動画鑑賞やスマホゲームを自然に楽しむことができる。有線イヤホンに比べるとどうしてもズレを感じてしまう。

バトルロワイヤルやFPS、音楽ゲームなどの瞬時の判断が必要なゲームには向いていない。RPGやシミュレーション、アクションゲームはかなり楽しめる。

ゲームモードをONにしなくても遅延は少ないので、動画視聴には問題はない。

AACコーデックには対応していないのでiPhoneでも基本コーデックのSBCで接続することとなる。また、コーデックの切り替えには再ペアリングが必要となる。

Bluetoothコーデックビット数サンプリング周波数最大ビットレートレイテンシ(遅延)特徴
SBC16bit48kHz328kbps220ms(±50ms)Bluetoothオーディオの標準コーデック。
遅延性は比較的高い。
AAC16bit48kHz非公表120ms(±30ms)
@128kbps
おもにiPhoneで採用されている高音質コーデック。
遅延性は中程度。
aptX16bit48kHz352kbps @ 44.1kHz

384kbps @ 48kHz
70ms(±10ms)SBCやAACより高音質・低遅延。
aptX LL16bit48kHz40ms未満aptXと同等の音質かつもっとも遅延が少ない。
aptX HD24bit48kHz576kbps

620kbps ※Snapdragon 865以降
130ms24bit / 48kHzに対応した高音質コーデック。
低遅延。
aptX Adaptive24bit96kHz420kbps50~80ms高音質・低遅延・接続安定性を実現したコーデック。
LDAC24bit96kHz990kbpsSONYが開発した最大24bit / 96kHzに対応した高音質コーデック。
遅延性は比較的高い。
Samsung Scalable Codec24bit96kHz512kbpsサムスン独自のコーデックで、高音質・接続安定性を実現。
遅延性については非公開。
LHDC24bit96kHz900kbps台湾の半導体メーカーSavitechが開発したコーデック。Huaweiによる独自コーデック「HWA」のベースにもなっている。
HWA24bit96kHz900kbps50~400msHuaweiが開発した高音質・低遅延コーデック。
UAT24bit192kHz1.2MbpsHiby Music独自のコーデックで24bit / 192kHzの超高音質。

アプリのホーム画面上では【W210BT】の接続状況とバッテリー残量が確認できるようになっている。

サウンドエフェクトの設定では、「標準」「ポップ」「クラシック」「ロック」4つのプリセットから選ぶことが可能。

設定も豊富
マニュアルもアプリから確認できる

通話品質は、ノイズはある程度しっかりカットしてくれる印象。ランニング時でも、風切り音を抑え問題なかった。ボイスチャットを使用してゲームを遊ぶ用途での使用にもおすすめ。

LDACコーデックの採用など最近の高音質TWSと遜色無いスペックを持ち、音質面でも低価格なネックバンド型ワイヤレスイヤホン。

ランニング、ウォーキングやジムでのトレーニングなど、使用中に落ちる可能性があるTWSが使いにくいシーンでネックバンド型はとても便利。

気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

また、3月15日20:00~4月1日12:00の期間、EDIFIER人気製品が20%OFFとなる新生活応援セールを開催。

(協力:EDIFIER INTERNATIONAL)

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