USB Type-Aや4K/60Hz対応のDP・HDMI、SDカードリーダー、Ethernetなど合計11ポートを搭載した【Anker 565 USB-C ハブ (11-in-1)】をレビューする。
外部ポートの少ないノートPCやミニPCのを、USB Type-Cケーブル1本で接続するだけで使い勝手が良くデスクをスッキリとまとめてくれる拡張性の高いUSB Type-Cハブ。
パススルー急速充電が可能なUSB Power Deliveryに対応したUSB Type-Cポート、データ転送用USB 3.2 Gen 2 対応のUSB Type-CポートとUSB Type-Aポート、2つのUSB Type-A 2.0ポート、4K/60Hz対応のHDMIポート、DisplayPort、イーサネットポート、microSD & SDカードスロット、3.5mmオーディオジャックの11のポートを1つのハブにまとめることで、マルチタスクが可能で、複数ケーブルの抜き差しの手間を省くことができる。
データ転送用USB 3.2 Gen 2 対応のUSB Type-CポートとUSB Type-Aポートから最大10Gbpsでの高速データ転送を実現。さらに、2つの480 Mbps USB Type-Aポート、104 MB/s microSD / SDカードスロットを備え、高速データ転送で即座に同期することが可能。
主な仕様 | |
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サイズ | 約137 x 57 x 14 mm |
重さ | 約139g |
対応OS | Windows 11/10/8、macOS X 10.12 以降、iPad OS |
搭載ポート詳細 | ・1 × データ転送用USB-C 3.2 Gen2 ポート(最大10Gbps) ※充電や映像出力に非対応 ・1 × データ転送用USB-A 3.2 Gen2 ポート(最大10Gbps) ※充電や映像出力に非対応 ・2 × データ転送用USB-A 2.0ポート(最大480Mbps) ※充電や映像出力に非対応 ・1 × USB PD対応USB-C充電ポート(最大入力100W / 最大*出力85W) ※データ転送や映像出力に非対応 ・1 × microSD カードスロット (最大104MB/s) ・1 × SD カードスロット (最大104MB/s) ・1 × イーサネットポート(最大1Gbps) ・1 × 最大4K (60Hz) 対応DisplayPort ・1 × 最大4K (60Hz) 対応HDMIポート ・1 × 3.5mm オーディオジャック |
非対応機種 | ・ニンテンドースイッチ ・ USB SuperDrive ・スマートフォン全般 |
解像度 | 1つのモニター Displayポート 1.4経由の場合:4K (60Hz) Displayポート 1.2経由の場合:4K (30Hz) 2つのモニター Displayポート 1.4経由の場合:2K (60Hz) Displayポート 1.2経由の場合:1080p (60Hz) ※Mac OS搭載機器は、複数のディスプレイにそれぞれ異なる画面を表示することはできません。 |
パッケージ内容 | Anker 565 USB-C ハブ (11-in-1) 、トラベルポーチ、取扱説明書、 18ヶ月保証 + 6ヶ月 (Anker会員登録後) 、カスタマーサポート |
Anker製品お馴染みの白と青の基調とした化粧箱に梱包されている。梱包は簡易的だが、傷や故障の心配は少ないだろう。
同梱物は、【Anker 565 USB-C ハブ (11-in-1)】本体、トラベルポーチ、取扱説明書となっている。
筐体はエンジニアプラスチックだが、グレーの塗装が綺麗で一見金属のように見える。エンジニアプラスチックなので、金属のものに比べると傷がつきにくいメリットがある。だだし、放熱性が少し悪く若干熱を持つ。
USB Type-CやUSB Type-A、SDカードスロットなど各種ポートが並んでいる。
サイズは約137×57×14mm、重量は約139g。
ケーブル長は約20cm、ケーブル径は4.3mm。ナイロン補強されているケーブルは、太く断線の心配はすくない。そのうえ、太いと固く取り回しが悪くなることが多いのだがその心配もなかった。だだし、ケーブル長が少し短いのが気になった。長さをもう少し延長するか、欲を言えば着脱式のケーブルなら満足度が高くなるだろう。
画面出力は、それぞれ単ポート利用時で、HDMIポートで最大4K/60Hz、DisplayPortで最大4K/60Hzでの出力が可能。ただし、同時に複数の画面へ最大2K/60Hzでの出力となってしまうので注意が必要だ。同時出力で4K/60Hzだったら嬉しいのだが、価格や筐体の大きさ、放熱性を考えて現状のスペックでうまくまとめたのだろう。
データ転送やHDMI接続などハブとして使用しながらも、ノートPCに最大85Wまでの高出力でパススルー急速充電が可能。15W出力はハブ自体への給電に利用されるため、最大入力は100W、最大出力は85Wとなる。なお、85Wでのパススルー急速充電を行うためには、100W出力に対応した急速充電器とケーブルが必要。
PD出力に関してだが、相性問題を考えて充電器とケーブルについてはAnkerのものでそろえたほうが良いだろう。最初に試用する際、100W出力に対応した違うメーカーの充電器とケーブルを使ったが、安定して出力ができなかった。そこで、充電器を「Anker 747 Charger (GaNPrime 150W)」、「Anker 765 USB C to USB C Cable (140W 3ft Nylon)」に変えることで安定して使用できた。
また、USB 3.2 Gen2 対応のSSDでの計測でも転送速度は高速だった。USBポートの少ないPCも、たくさんの周辺機器が接続できる。
USB Type-Cの映像出力未対応や、筐体がエンジニアプラスチックなど少し残念な点もあるが、使いやすく価格も抑えられておりかなり完成度の高いUSBハブである。
重量も軽く、モバイルノートPCと一緒に携帯するのにも適している。HDMI、DisplayPort同時出力した際、4K/30Hzになる製品もある中、最大2K/60Hzできるのも嬉しい。リフレッシュレートが30Hzだと使いづらく、解像度を落としても60Hz表示であるほうが使い勝手が良い。
ノートPCやミニPCで、ポートの少なく悩んでいる方はぜひをチェックしてみてはいかがでしょうか。
直販価格は12,990円。
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