ニコン【ニコン Z f】ヘリテージデザインと最新性能を両立したフルサイズミラーレスカメラ

ニコンイメージングジャパンは、「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ【ニコン Z f】を、9月22日10時より予約受付を行い、10月に発売する。ボディ単体と、「NIKKOR Z 40mm f/2(SE)」が付属したレンズキットを用意。

ニコンの歴史的なカメラ「FM2」にインスパイアされたヘリテージデザインと最新性能を両立したミラーレスカメラ。2021年12月発売のフラッグシップモデルの「ニコン Z 9」と同じ画像処理エンジン「EXPEED 7」を採用し、本格的な静止画・動画の撮影が可能。洗練されたデザインと優れた操作感に加え、高いAF性能や手ブレ補正性能をはじめとした最先端技術を搭載することで、自分の表現を追求するクリエイターのニーズに応えるとする。

マグネシウム合金のボディーには、光沢があり高級感が感じられる塗装を施し、ダイヤル、シャッターボタン、電源レバーには操作時の上質な感触を実現する真鍮を採用。また、1970年代から1980年代に使用していたNikonロゴをあしらい、ボディー天面の表示には、彫刻した文字を使用。細部にまでこだわり抜いたデザインを施している。

グリップは、見た目とのバランスを考慮しながら、フルサイズ向けのレンズを装着した際の安定性にも配慮。シャッターの押し心地にもこだわった。さらに、優れた触り心地と見栄えの人工皮革を採用し、また、ボディーの人工皮革部分を有償で張替えることができる「プレミアムエクステリア」を全5色で展開し、自分らしい色にカスタマイズすることできる。

ピクチャーコントロールには、従来の「モノクローム」に加え、異なる階調特性を持つ「フラットモノクローム」と「ディープトーンモノクローム」を新しく搭載。さらに、ワンアクションで瞬時にモノクロームモードに切り替わる専用レバー「静止画B&Wモード」も搭載。

また、独創的な表現を可能にする「Creative Picture Control」や、ニコンで初めて搭載する、複数枚のRAW(NEF)ファイルを合成することで高い解像感の写真が得られる「ピクセルシフト撮影」など、表現の可能性を拡げる機能を搭載。

「H.265 10bit」の内部記録に対応し、外部レコーダーを使用せずに最小限の機材で本格的な動画撮影ができる。6Kのオーバーサンプリングによる高画質な4K UHD画像生成にも対応し、高画質な動画を得ることができる。また、最長約125分の4K UHD/60p動画を記録でき、長時間記録が求められるシーンにも対応。さらに、「Z 9」に搭載されているISO感度の1/6段設定や、動画記録中の赤枠表示などの便利な動画撮影機能も搭載。

ISO感度はISO 100～64000。フォーカスポイントは273点(静止画モード、撮像範囲FX、シングルポイントAF時)。連続撮影では、高速連続撮影(拡張)で約14コマ/秒に対応する。

背面モニターは、フルサイズ「Z シリーズ」初となるバリアングル方式を採用し、3.2型タッチパネル液晶(約210万ドット)を搭載する。電子ビューファインダーは、0.5型 Quad-VGA OLED(約369万ドット)を搭載。倍率は約0.8倍(50mmレンズ使用時、∞、-1.0m-1のとき)。

静止画のバッテリー寿命は、ファインダーのみで約410コマ、モニターのみで約430コマ(いずれもセットアップメニュー［パワーセーブ(静止画モード)］が［ON］の場合)。動画のバッテリー寿命は、ファインダーのみ/モニターのみで約90分。

記録メディアは、SDメモリーカードとmicroSDメモリーカードのダブルスロットを採用。無線通信は、Wi-Fi 5準拠の無線LANとBluetooth 5.0に対応する。

サイズは144×49×103mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約710g(バッテリーおよびメモリーカードを含む)/約630g(本体のみ)。

店頭予想価格は、ボディ単体が300,000円前後、レンズキットが331,000円前後。

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@Monoqlo365