シャープ【4T-C65FS1】【4T-C55FS1】量子ドット有機EL(QD-OLED)パネルを採用したアクオス

シャープは、量子ドット有機EL(QD-OLED)パネルを採用したアクオス「FS1」シリーズを9月16日より発売する。ラインナップは、65型【4T-C65FS1】と55型【4T-C55FS1】を用意。

「量子ドット有機EL(QD-OLED)パネル」を新たに採用。有機ELの青色光を、量子ドット層で波長変換し純度の高い3原色(赤、緑、青)を生成、多彩な色を再現性高く鮮やかに映し出す。また、発光の妨げになる熱を効率的に抑える新開発の放熱構造とパネル制御回路を組み合わせて、パネルが持つ輝度や色彩性能を引き出し、鮮烈さとリアリティを兼ね備えた映像美を表現。

熱分散に長けた炭素製の放熱シートとアルミ製の放熱プレートを組み合わせた当社独自の2層式放熱構造「クールダウンシールドⅡ」を採用。発光の妨げになるパネルの温度上昇と温度ムラを効率的に抑えることで、明るいリビングでも高コントラストな映像を表示。

有機EL素子の発光量とパネル面の温度分布をリアルタイムに解析し、発光量を画素単位で緻密に制御する「クライマックスドライブ」回路を搭載。「量子ドット有機EL(QD-OLED)パネル」の持つ輝度、色彩性能を最大限引き出す。画面全体が暗いシーンでは、漆黒からきらめきまで緻密に階調を描き、画面全体が明るいシーンでは、色彩豊かな表現力により、鮮烈さとリアリティを兼ね備えた美しい映像を再現。

映像エンジンは、QD-OLED用にチューニングを施したAIプロセッサー搭載の「Medalist S4X」。

AIプロセッサーを採用した画像処理エンジンが実現する映像モード「AIオート」は、100万以上の映像を学習したAIが、人の顔や空などを高精度で検知。検知結果と、映画やドラマ、スポーツなどの番組のジャンルに合わせて、色彩・明暗・精細感を自動で調整。画質に加えて音質の自動調整も可能なので、ニュースやドラマでは人の声がより聞き取りやすく、スポーツでは臨場感を高めるという。

さまざまな視聴環境下でディスプレイ性能を最大限に引き出し、最適な画質に自動調整する「環境センシング」を搭載。明るい部屋では、見えにくい暗部の階調レベルを上げ、輝度のダイナミックレンジを拡大させることで、視認性を高める。暗い部屋では、暗部階調をなめらかに調整し、質感を重視した自然な映像に仕上げるという。

このほか、ハイビジョン映像を高精細化する「4K超解像アップコンバート」、映像信号に含まれる被写体の動きや輪郭、質感などをリアルタイムで解析し、被写体が本来持っている精細感やコントラスト、色合いの情報を復元する「オブジェクト プロファイリング」、ネット動画のノイズを抑制する「ネット動画クリア補正」、広色域化技術の「量子ドットリッチカラー」などの映像技術も搭載する。HDR規格は、HDR10とHLG、Dolby Visionの3方式をサポートする。

サウンドシステムは、計11ユニットから構成される独自の「AROUND SPEAKER SYSTEM PLUS」。

画面下部に加えて、背面上部にハイトスピーカー(ツイーター＋ミッドレンジ)を搭載することで、映像と音声の一体感を生成。さらに、ハイトスピーカーを20度前に傾斜させることで、クリアな音質と立体音響を同時に実現。Dolby Atmosとの相乗効果で、包み込まれるような音響体験が楽しめるという。

また、ミッドレンジとサブウーハーに、軽量・小型化した高効率のスピーカーユニット「パワーボイススピーカー」を搭載。高域から低域まで音域特性の異なる5種類11個のスピーカー(最大音声出力85W)を組み合わせることで、豊かな音場をクリアでパワフルに再現。

55型・65型共に、ツイーター×2、ミッドレンジ×4、サブウーファー×1、ハイトツイーター×2、ハイトミッドレンジ×2で、実用最大出力は85W。

様々なアプリやサービスが楽しめるGoogle TVを採用。アプリの起動から映画・番組の検索、音楽の再生にテレビの操作まで、すべて音声で行える。

リモコンには、「Netflix」「Amazon Prime Video」「U-NEXT」「Hulu」「ABEMA」「FOD」「Net-Vision」「TVer」「YouTube」「Disney+」など、全10個の動画サービスダイレクトボタンを搭載した。

別売の外付けUSBカメラを用意すれば、ビデオ通話ができる「Google Meet」アプリをサポート。シャープオリジナルのアプリ「リビングカメラ」では、カメラ映像の上にYouTube映像も同時表示できる。

テレビの大画面を活かしたヘルスケア関連アプリ「AQUOSヘルスビューアー」を搭載。スマートウォッチや体重計、血圧計などの対応機器と連携し、各機器が測定した歩数や心拍数、体重、血圧や日々の変化をグラフでテレビの大画面にわかりやすく表示。日々の健康管理をサポートする。

アプリ「AQUOSスクリーンタイム」を搭載。放送や動画配信アプリなどの視聴時間をグラフでわかりやすく表示。グラフは単日表示と週間表示に対応しており、過去のデータと比較しながら、視聴時間の変化を確認できる。

このほか、アクオスに接続したUSB HDD内の録画番組をフォルダ表示してくれる「まと丸」、誤作動による急な大音量を防ぐ「最大音量制限」、回転ロック・ケーブルマネジメント機構搭載の「回転式スタンド」も備える。

搭載チューナーは、BS/CS 4K×2基と、地上/BS/110度CS×3基。別売りの外付けUSB HDDを接続することで、4K放送視聴中に別の4K放送と地上/BS/CSデジタル放送の2番組同時録画ができる。自動でチャプターを記録する「おまかせオートチャプター」にも対応。

4K番組表をサポート。文字が読みやすい高精細表示と番組や出演者の情報を画像つきで分かりやすく表示する。

HDMI入力は4系統で、4K120Hz入力時の4K×2Kフル解像度表示(SDRのみ)やVRR、ALLM、eARC/ARCに対応。ほかにも、3.5mmミニジャックのAV入力、光デジタル音声出力、ヘッドホン/アナログ音声出力を用意。USB端子は3系統で、録画用×1とメモリー用×2。LAN端子は10BASE-T/100BASE-TX。無線LANはWi-Fi 6に対応する。

65型【4T-C65FS1】のスタンドを含めたサイズは144.4×30.4×89.4cm(幅×奥行き×高さ)、重量は約40kg。消費電力は約543W。年間消費電力は257kWh/年。

55型【4T-C55FS1】のスタンドを含めたサイズは122.5×30.4×77cm(幅×奥行き×高さ)、重量は約31kg。消費電力は約413W。年間消費電力は209kWh/年。

価格はオープンプライスで、店頭予想価格は、65型【4T-C65FS1】が60.5万円前後、55型【4T-C55FS1】が44万円前後。

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