紙のように書ける8.2型のE Inkディスプレイに、手書きメモのテキスト化、音声の録音と文字起こし、翻訳、AI要約、読書機能、スケジュール管理までをまとめたAIスマートノート【iFLYTEK AINOTE Air 2】の製品概要・特徴・基本スペック・強み・弱み・おすすめユーザー

iFLYTEK AINOTE Air 2 PCレビュー

製品のメリットとデメリット

メリット

  • 8.2型のE Inkディスプレイを採用しており、紙に近い見え方で長時間の読書やメモでも目が疲れにくい
  • 約230gの軽量ボディと約5.0〜6.5mmの薄型設計で、毎日持ち歩きやすい
  • Wacomスタイラスペンが付属し、充電不要で紙のような書き心地を目指した設計になっている
  • 手書きメモをテキスト化でき、検索や再利用がしやすい
  • 音声の録音、文字起こし、翻訳、要約までを1台でつなげられるため、会議や講義の記録効率が高い
  • 手書きメモと録音データを関連付けて振り返りやすい
  • ToDoやスケジュール管理に強く、手書きからそのまま行動管理につなげやすい
  • 24段階の暖色・寒色フロントライトを搭載し、暗い場所でも使いやすい
  • 5MPカメラを搭載し、紙資料のスキャンやOCR活用ができる
  • Google Play対応により、KindleやKoboなどのアプリ活用がしやすい
  • PDF、EPUB、MOBI、TXT、AZWなどの読書・資料閲覧に対応し、読書端末としても使いやすい
  • Wi-Fi 6とBluetooth 5.0に対応し、クラウド同期や周辺機器連携がしやすい
  • 音声文字起こしや手書きOCR、多言語翻訳など、ビジネス用途で役立つAI機能が充実している

デメリット

  • 価格は電子ノートとして見ると高めで、用途がはっきりしていないと割高に感じやすい
  • E Ink端末のため、動画視聴やゲーム、動きの激しいアプリ用途には向かない
  • 音声文字起こしや翻訳、AI要約など主要なAI機能の一部はネット接続前提で、オフラインでは制限がある
  • 一般的な液晶タブレットほどの表示速度はなく、画面書き換え時のラグは避けられない
  • カラー表示ではないため、写真中心の資料やカラー教材との相性はよくない
  • ストレージは32GBで、資料や録音を大量保存する使い方では余裕が大きいとは言えない
  • 音声文字起こしの精度は環境や固有名詞で差が出やすく、完全無修正で使えるとは限らない
  • クラウドやAIまわりの機能はアップデートや会員体系の影響を受けやすく、長期運用では仕様変化も意識したい
  • 小型で携帯しやすい一方、A4資料や見開きPDFを広く扱う用途では画面の余裕は限られる

製品概要

iFLYTEK AINOTE Air 2は、紙のように書ける8.2型のE Inkディスプレイに、手書きメモのテキスト化、音声の録音と文字起こし、翻訳、AI要約、読書機能、スケジュール管理までをまとめたAIスマートノートです。一般的なタブレットのように何でもこなす方向ではなく、読む・書く・録る・整理するという知的作業に的を絞った設計が大きな魅力で、会議、講義、取材、学習、日々の情報整理を1台で効率化したい人に向いたモバイルワーク端末として仕上がっています。

特徴

AIスマートノートとしての中核機能

  • 手書きと音声を一台に集約: 手書きノート、録音、文字起こし、翻訳、AI要約をひとつの流れで扱える構成が最大の持ち味です。会議中はまず話を逃さず記録し、必要な点だけを手書きで補い、あとからテキストで整理するという使い方に向いています。
  • AIによる要約と整理: 録音内容から議事録や要点整理を行えるため、長い会話を後から全部聞き直す負担を減らしやすい設計です。単なる録音機器ではなく、記録後の整理工程まで視野に入っているのが特徴です。
  • ノート中心の生産性設計: 娯楽系タブレットではなく、思考整理、記録、読書、振り返りに軸足を置いた設計です。情報を散らかさず、一か所で扱いたい人に相性の良い方向性です。

書き心地と手書き活用

  • 紙に近い書き味: E Ink画面とWacomスタイラスペンの組み合わせにより、ガラス面に書く感覚とは異なる、ほどよい抵抗感を意識した書き味に仕上げられています。紙のノートから移行しやすい質感を重視した製品です。
  • 充電不要の専用ペン: 付属ペンは充電不要で、持ち出した先でも電池切れを気にしにくいのが魅力です。マグネット装着にも対応し、持ち歩きやすさにも配慮されています。
  • 複数のペン表現: ブラシ、鉛筆、万年筆、ボールペンなど複数の筆記表現を備え、メモだけでなく、簡単な図解や発想整理にも使いやすくなっています。
  • 豊富なノートテンプレート: スケジュール、ToDo、方眼、各種ノート形式など、用途に応じてテンプレートを使い分けやすく、仕事にも学習にも合わせやすい構成です。
  • スマートペン機能: 記号の書き方によってToDoや重要事項、見出し化に結び付けられる仕組みがあり、ただ書くだけで終わらせず、あとから使えるノートにしやすい工夫があります。

手書きOCRと検索性

  • 手書き文字のテキスト化: 手書きメモをデジタルテキストに変換できるため、書いた内容をそのまま検索・再編集・共有へつなげやすいのが強みです。紙の自由さとデジタルの再利用性をつなぐ要の機能です。
  • 83言語対応の手書き認識: 日本語、英語、中国語、韓国語を含む幅広い言語の手書き認識に対応しており、多言語のメモや語学学習にも応用しやすい仕様です。
  • 検索しやすいノート資産化: 文字として保存されたノートは検索対象にしやすく、会議メモ、授業ノート、アイデアメモを“書きっぱなし”にしにくいのが利点です。

録音・文字起こし・翻訳

  • リアルタイム音声文字起こし: 会議や打ち合わせの音声をその場でテキスト化でき、聞くことと書くことを同時にこなす負担を軽くしてくれます。会話に集中しながら記録を残したい場面と相性の良い機能です。
  • 話者識別への対応: 話者の違いを認識しながら記録する仕組みがあり、複数人の会議記録を整理しやすくしています。
  • 多言語の文字起こし: 文字起こしは複数言語に対応し、日本語を含むグローバルな会話の記録にも向いています。アップデートにより対応言語の拡張も続いています。
  • 双方向翻訳・翻訳表示: 音声の翻訳や、原文と訳文の対照表示が可能で、外国語会議や語学利用でも役立てやすい仕様です。
  • 手書きと録音の同期: 手書きしたタイミングと録音内容を結び付けて見返せるため、あとから重要箇所を追いやすいのも便利な点です。

読書・資料閲覧

  • 8.2型E Inkによる読書適性: 電子ペーパーらしい反射の少ない表示で、文書や電子書籍を落ち着いて読みやすいのが魅力です。長時間の資料読みや読書に向いています。
  • フロントライト搭載: 24段階で暖色・寒色を調整でき、カフェ、移動中、寝る前など環境に合わせて見やすさを整えやすい仕様です。
  • 電子書籍・文書対応: PDF、EPUB、MOBI、TXT、AZWなどに対応し、資料端末と読書端末を兼ねやすくなっています。
  • PDFへの注釈と読書拡張: 読みながら書き込めるため、紙資料のように線を引いたり補足を書いたりしながら読めます。後の見返しにもつながりやすい構成です。
  • 横画面見開き表示への対応: アップデートで見開き読書にも対応し、文書の前後関係を把握しやすくなっています。

スキャン・資料取り込み

  • 5MPカメラ搭載: カメラを使って紙資料のスキャンができるため、紙の配布物やメモをその場で取り込みやすいのが特長です。
  • OCRを活用した文書デジタル化: 撮影した書類や画像をOCRでテキスト化し、ノート化、PDF化、共有、書き出しに活用できます。
  • スキャンPDFの認識強化: 文字認識や範囲選択の強化により、スキャン文書でも検索、翻訳、AI質問などへつなげやすくなっています。

スケジュール・実務補助

  • ToDo化しやすい仕組み: ノートに書いた内容をToDoや重要項目として扱いやすく、会議メモからそのまま行動管理へ移しやすい点が便利です。
  • スマートスケジュール管理: カレンダーやToDo管理を内包し、単なるノートではなく、日々の行動整理ツールとしても活用できます。
  • Googleカレンダー連携: アップデートでGoogleカレンダーとの双方向同期に対応し、予定やタスクの一元化がしやすくなっています。
  • Quick Barによる即アクセス: クイックメモやページ送りなどをすばやく呼び出せる導線があり、ノート端末としての使い勝手を高めています。

ソフトウェア拡張と連携性

  • Google Play対応: 認証後はGoogle Play経由でアプリ導入や更新が可能で、電子書籍アプリや一部実務アプリを取り込みやすくなっています。
  • AINOTE mobile連携: スマートフォン側アプリと組み合わせることで、ノート同期、閲覧、共有がしやすく、端末内で閉じない運用が可能です。
  • テキストノートや編集機能の拡張: アップデートでテキストノート、簡易書式設定、編集機能などが強化され、より文書作成寄りの使い方にも対応しやすくなっています。
  • システム進化の余地: 発売後も機能追加や改善が続いており、導入時点だけで完結しない、成長型のプロダクトという印象です。

ハードウェア設計

  • コンパクトな8.2型サイズ: A5前後の感覚で持ち歩きやすく、電車内やカフェでも広げやすい絶妙なサイズ感です。
  • 約230gの軽量ボディ: 毎日バッグに入れても負担になりにくく、外で使う頻度が高い人に向いた重さです。
  • アルミ系の上質感ある外装: 実用品でありながら、薄さや質感にも配慮されており、所有感の高い仕上がりです。
  • Wi-Fi 6とBluetooth 5.0対応: クラウド利用や周辺機器接続の面でも現代的な構成を押さえています。
  • 4マイク・スピーカー搭載: 録音や音声再生を前提とした構成で、会議記録デバイスとしての土台がしっかりしています。

スペック一覧

項目内容
製品名iFLYTEK AINOTE Air 2
製品ジャンルAIスマートノート / E Ink電子ノート
ディスプレイ8.2型 HD E Ink モノクロスクリーン
解像度1920×1440
画素密度293ppi
画面占有率88.5%
フロントライト暖色・寒色 24段階調整対応
本体サイズ193×137×5.0〜6.5mm
重量230g
OSAndroid 11ベース
CPUクアッドコア 1.8GHz
メモリ4GB RAM
ストレージ32GB ROM
無線LANWi-Fi 6
BluetoothBluetooth 5.0
バッテリー容量2600mAh
日常利用時の駆動時間最大7日間
連続録音・文字起こし最大11時間
連続手書き最大10時間
待機時間最大108日間(機内モード時の理論値)
カメラ5MPカメラ搭載
マイク4マイク
スピーカーシングルスピーカー
充電端子USB Type-C
スタイラスペン専用Wacomスタイラスペン付属、充電不要、マグネット装着対応
筆記ツールブラシ、鉛筆、万年筆、ボールペン ほか
手書きOCR83言語対応
文字起こし対応言語15言語対応(英語、日本語、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、広東語、ロシア語、マレー語、ベトナム語、アラビア語、タイ語、インドネシア語、中国語、ハンガリー語)
翻訳対応言語10言語対応(英語、日本語、韓国語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、ハンガリー語、ロシア語、アラビア語)
システム表示言語日本語、英語、簡体字中国語、繁体字中国語、韓国語 ほか、アップデートで14言語表示対応へ拡張
対応読書・文書形式PDF、EPUB、MOBI、TXT、AZW
主なAI機能音声文字起こし、AI要約、議事録生成、手書きテキスト化、AI質問応答、翻訳
クラウド連携AINOTE mobileによるノート同期対応
カレンダー連携Googleカレンダー双方向同期対応
アプリ対応Google Play対応、.apkローカル導入対応
Quick Barクイックメモ、ページ送りなどのショートカット機能
発売時期2025年4月
直販価格71,800円(税込)
公式ストア掲載価格78,780円(税込、ケースセット構成あり)
保護ケース純正オリジナルケースあり、ブラック/ブルー展開、参考価格5,980円
保証1年保証
付属品本体、専用スタイラスペン、Type-Cケーブル、取扱説明書 / クイックガイド
型番XF-DX-B282E
本体カラー蒼ブルー / Star Gray系表記あり

総合評価とレビュー

iFLYTEK AINOTE Air 2は、単に“紙の代わりになる電子ノート”として見ると、この製品の魅力を半分もつかめません。むしろ本機の本質は、手で書く、耳で聞く、あとで読み返す、必要な形にまとめ直すという知的作業の流れを、かなり自然なかたちで一本化してくれることにあります。デジタルノート市場には、書き味を追求したモデル、読書に強いモデル、あるいは一般的なタブレットの延長線上にあるモデルがいくつもありますが、本機はそのどれとも少し違います。iFLYTEK AINOTE Air 2は、記録そのものよりも、記録のあとに発生する“整理”や“再利用”まできちんと見据えて作られた製品です。

まず強く感じるのは、手書きと音声の両方を本気で仕事道具として成立させようとしている点です。会議や講義の場では、話を聞きながらメモを取るだけでも意外に負荷が高く、重要な文脈を聞き逃してしまうことも珍しくありません。紙のノートは自由で素早い反面、あとから検索できず、録音機は正確でも振り返りに時間がかかる。一般的なタブレットは多機能ですが、通知やアプリの誘惑が多く、集中して記録するには少し騒がしい。AINOTE Air 2は、その真ん中の悩みをかなり丁寧に拾っています。録音しながら手書きし、必要に応じて文字起こしや要約を使う。しかも、それらが別々の機器や別々のアプリに散らばりにくい。この一貫性が、実際の作業効率を思った以上に押し上げます。

書き心地のよさも、本機の評価を支える大切な要素です。E Ink特有の落ち着いた表示と、専用スタイラスペンの組み合わせは、液晶タブレットとはやはり感触が異なります。ガラス面にツルツルと書くのではなく、少し引っかかりのある、紙に近いフィーリングを目指しているため、アイデア出しや要点整理を手書きで行いたい人にとって入り込みやすい。ここは数値スペックだけでは伝わりにくい部分ですが、日々の満足度を左右する重要な価値です。特に、思考整理はキーボードより手書きのほうがしっくり来るという人にとって、この“気持ちよく書ける”感覚は、単なる快適性以上の意味を持ちます。書く気になれるデバイスかどうかは、使い続けるかどうかに直結するからです。

加えて、手書きがテキスト資産になる点も見逃せません。紙のノートは自由ですが、過去のメモが蓄積するほど探しにくくなります。AINOTE Air 2は、手書きの柔軟さを維持したまま、その内容を検索可能な情報へ変えていけるのが大きい。会議メモ、アイデアスケッチ、勉強ノート、タスク整理など、通常なら“あとで見返すかもしれないが、実際は埋もれがち”な情報が、後から使える形に近づきます。これは派手ではありませんが、長く使うほど効いてくるタイプの強みです。デバイスを買った直後より、数か月後、半年後にじわじわ効いてくる価値と言っていいでしょう。

読書端末としての出来も、かなり良好です。8.2型というサイズは、A4資料を大きく広げるには小ぶりですが、携帯性と閲覧性のバランスはよく取れています。一般的な電子書籍リーダーよりも仕事寄りで、一般的なタブレットよりも“読むこと”に集中しやすい立ち位置です。フロントライトを24段階で調整できるため、移動中、寝る前、暗めの室内でも扱いやすいのは実用上の美点です。PDFへの書き込みや注釈とも相性がよく、読んで終わりではなく、読みながら考える人に向いています。資料確認、要点書き込み、抜き出し、あとで共有といった流れが、1台の中で閉じやすいのはやはり便利です。

一方で、弱みもはっきりしています。最大の注意点は、これを通常のAndroidタブレットの代わりとして考えるとミスマッチになりやすいことです。E Ink端末なので、動画やゲーム、SNS、色彩確認といった用途には本質的に向きません。スクロールや画面更新も液晶タブレットほど軽快ではなく、どうしても電子ペーパーならではのテンポ感が残ります。つまり、本機は“何でもできる端末”ではなく、“やることを絞ったからこそ気持ちよく使える端末”です。この性格を理解して選ぶことが重要です。

また、AI機能の多くがネット接続やクラウド前提である点も、人によって評価が分かれるでしょう。文字起こし、翻訳、要約といった看板機能は非常に魅力的ですが、オフラインで全部完結するわけではありません。機密性の高い会議をどこまで安心して預けられるか、あるいは通信環境の不安定な場所でどこまで頼れるかという観点では、導入前に自分の運用を想像しておいたほうがいい製品です。アップデートや会員体系の変化によって、機能の位置づけが変わる可能性もあるため、買い切りの文具というより、ソフトウェアサービスを伴う仕事道具として見たほうが実態に近い印象です。

価格についても、安いとは言えません。手書きメモだけが目的なら、もっと安価な電子メモや通常のノートで十分ですし、動画視聴やカラー表示も重視するなら、一般的な小型タブレットのほうが満足度は高い可能性があります。AINOTE Air 2が真価を発揮するのは、手書き、録音、文字起こし、読書、要約、ToDo整理といった複数の作業が日常的に交差するユーザーです。逆に言えば、そのどれか一つしか使わない人には、機能の多くが宝の持ち腐れになりかねません。

では、どんなユーザーにおすすめか。まず間違いなく相性がいいのは、会議や打ち合わせが多いビジネスパーソンです。議事録作成に毎回時間を取られている人、商談メモや取材メモをあとから整理するのに苦労している人には、とても魅力的です。次に、講義、ゼミ、資格学習などで、読む・書く・整理する作業を高頻度で繰り返す学生や学習者にも向いています。さらに、アイデアをまず手で書きたいクリエイティブ職、企画職、ライター、研究職にも合います。思考は手書き、保存はデジタル、振り返りは検索や要約で、というスタイルにきれいにはまるからです。反対に、カラー資料を多く扱う人、エンタメも一台でこなしたい人、純粋な読書専用機を求める人には、別の選択肢のほうが満足しやすいでしょう。

総評として、iFLYTEK AINOTE Air 2は“デジタル文具”という言葉では少し足りず、“考える人のための軽量ワークデバイス”と呼びたくなる製品です。派手さはあるようでいて、実際の魅力はかなり実務的です。書きやすい、読みやすい、録りやすい、あとで整理しやすい。この地に足のついた強みを、8.2型・230gという持ち歩きやすいサイズにまとめてきた点は高く評価できます。万能機ではありませんが、目的が合うユーザーには深く刺さる完成度を持っています。紙のノート、ボイスレコーダー、読書端末、簡易AI整理ツールをばらばらに使ってきた人ほど、その一体感のありがたさを実感しやすい一台です。価格以上の価値を感じられるかどうかは、どれだけ“記録したあとに整理する時間”を今まで消費してきたかで決まる製品だと言えるでしょう。

AINOTE Air 2とKindle Scribe、reMarkable 2を比較

仕事の記録効率ならAINOTE Air 2、読書中心ならKindle Scribe、純粋な書き味重視ならreMarkable 2 という住み分けがかなりはっきりしています。

しかも2026年10月時点では、reMarkable 2は公式で販売終了済みなので、今から新規購入を考えるなら、その点も判断材料としてかなり重要です。

まずは3機種の立ち位置

• iFLYTEK AINOTE Air 2

手書きノート、録音、文字起こし、翻訳、AI要約までを1台にまとめた“仕事・会議向け”のAI電子ノート。

• Kindle Scribe

大画面で本を読みながら書き込める“読書中心”の電子書籍リーダー兼ノート端末。2026年モデルは11型に刷新。

• reMarkable 2

デジタル機能をあえて絞り込み、“紙に近い書き心地”を最優先したペーパータブレット。現在は販売終了。

比較表

項目iFLYTEK AINOTE Air 2Kindle ScribereMarkable 2
基本コンセプトAIスマートノート読書+手書きノート紙感覚の手書き特化
画面サイズ8.2型11型10.3型
解像度1920×1440 / 293ppi11型モデル、詳細画素数記載なし1872×1404 / 226dpi
重量約230g400g約403.5g
厚さ5.0〜6.5mm5.4mm4.7mm
ライトあり、暖色・寒色24段階あり(無灯モデル除く)なし
手書きOCR83言語対応あり、ノート共有や書き込み対応手書き変換対応
音声録音あり基本的に強みではないなし
リアルタイム文字起こしありなしなし
翻訳あり基本的に強みではないなし
AI要約・議事録ありノート機能中心なし
クラウド連携AINOTE mobile、GoogleカレンダーなどGoogle Drive、OneDrive、OneNote専用アプリ同期
読書適性良い非常に高い良いが対応形式は絞られる
ストレージ32GB16GB / 32GB / 64GB系8GB
現行性現行販売現行販売公式販売終了

いちばん大きな違い

1. 「何を一番したいか」が3機種でまったく違う

AINOTE Air 2は、読むための端末というより、会議・講義・取材で情報を拾って整理するための端末です。

録音して、そのまま文字起こしして、必要なら翻訳して、さらに要約までつなげられるので、ノート端末というより“記録ワークフロー端末”に近い存在です。

Kindle Scribeは逆に、読むことが主役です。

11型化したことで本、PDF、ドキュメントの閲覧性が高く、そこに手書きメモを自然に重ねる方向へ進化しています。Google Drive、OneDrive、OneNote連携も入り、以前より仕事道具として使いやすくなりましたが、中心にあるのはあくまで読書体験です。

reMarkable 2は、さらに思想が絞られています。

こちらは“紙のように書くことそのもの”を最優先した端末です。録音もAI議事録もなく、アプリの広がりも抑えめ。その代わり、余計なものを極力排した集中感は今でも魅力です。

2. 持ち歩きやすさはAINOTE Air 2がかなり有利

携帯性で見ると、AINOTE Air 2はかなり強いです。

約230gという軽さは、Kindle ScribeやreMarkable 2の約400g級と比べると明確な差があります。毎日バッグに入れて移動するなら、この差は数字以上に効きます。

  • AINOTE Air 2: 230g
  • Kindle Scribe: 400g
  • reMarkable 2: 約403.5g

「外出先でサッと開いてメモする」「通勤中にも持ち歩く」なら、AINOTE Air 2の小回りの良さはかなり魅力です。

一方で、大きな資料を広げて読むなら、11型のKindle Scribeや10.3型のreMarkable 2のほうが見やすいです。

3. 書き味の純度はreMarkable 2が一歩先、実用機能はAINOTE Air 2が先

“紙っぽさ”だけを突き詰めると、reMarkable 2の評価は今でも高いです。

21msの低遅延、4,096段階筆圧、専用Marker、摩擦感のあるCanvasディスプレイという構成は、まさに「紙の置き換え」を狙ったものです。

ただし、現実の仕事では“書き味だけ”で完結しないことも多いです。

その点、AINOTE Air 2は書いたあとに検索しやすく、録音とも結びつけられ、AIで整理もできます。

つまり、

  • 書く気持ちよさを最優先 → reMarkable 2
  • 書いた後の処理まで最優先 → AINOTE Air 2

という違いです。

Kindle Scribeはその中間で、書き味を高めつつ、主戦場はやはり読書です。

4. 読書端末としてはKindle Scribeが最もわかりやすい

読書中心なら、3機種の中ではKindle Scribeがいちばん選びやすいです。

理由はシンプルで、Kindleストアとの相性が圧倒的に良いからです。

本を買う、読む、気になったところに書き込む、ノートにまとめる、という流れが素直です。

2026年モデルでは11型になり、クラウド連携も強化され、ペンやハイライトの機能も伸びました。

「電子書籍リーダーとしてしっかり使いたい」「読書メモを快適に残したい」という人には、もっとも自然な選択肢です。

AINOTE Air 2も読書はできますが、読書体験の完成度というよりは、読書もできる仕事道具という印象です。

reMarkable 2も文書閲覧には向きますが、対応形式やエコシステムの広がりではKindle Scribeほどの親しみやすさはありません。

どれを選ぶべきか

AINOTE Air 2がおすすめな人

  • 会議や打ち合わせが多い
  • 録音、文字起こし、要約まで一気にやりたい
  • 手書きメモを検索可能なデータにしたい
  • 軽さを重視したい
  • 読書よりも、仕事の記録効率を優先したい

Kindle Scribeがおすすめな人

  • 電子書籍を大画面で快適に読みたい
  • 本やPDFに書き込みたい
  • Kindle中心の読書生活をそのまま広げたい
  • Google DriveやOneDrive経由で文書にも注釈したい
  • ノート機能は欲しいが、録音やAI議事録までは不要

reMarkable 2がおすすめな人

  • とにかく紙に近い書き味が最優先
  • 余計な機能が少ないほうが集中できる
  • PDFレビューや手書きノートが中心
  • 現行機ではなくてもよく、流通在庫や中古も含めて検討できる

ただし、reMarkable 2は公式販売終了済みなので、今から買うならサポートや入手性まで含めて慎重に見たほうがいいです。

迷ったときの一言でいうなら

  • 仕事の効率化なら AINOTE Air 2
  • 読書とメモの両立なら Kindle Scribe
  • 書き味の美学なら reMarkable 2

個人的には、いま新しく選ぶ前提なら、実用性の幅でAINOTE Air 2、完成された読書体験でKindle Scribe の二択になりやすいです。

reMarkable 2は今でも魅力的ですが、現行販売終了という時点で、以前より“指名買い向け”の存在になっています。

※セール開催・内容・価格等は、予告なく変更となる場合がございます。正確な情報は、販売ページ上でご確認ください。

ヤーマン【ディープリフト デュオ】肌状態やその日のコンディションに合わせて、温リフトと冷リフトを使い分けられる「ダブルリフト」を搭載した多機能型美顔器

ベルキン【BoostCharge Qi2 薄型 マグネット式モバイルバッテリー 10000mAh】10,000mAhの大容量ながら、厚さ16.3mm、重量約205gという薄型軽量設計を実現したモバイルバッテリー

TTArtisan【Neo AF 85mm f/1.8】Lマウント用追加、ポートレート撮影に適した85mmの焦点距離と、F1.8の明るさを備えた中望遠レンズ

QUADS【ガラススチーム加湿器 GLASS】スチーム式ならではの清潔な加湿性能と、ガラス越しに蒸気と灯りを楽しめるインテリア性を両立したガラスポット式スチーム加湿器

Follow me!

タイトルとURLをコピーしました