手のひらサイズの筐体ながらAMDのノートPC向け最新APU「Ryzen 7 7735HS」を搭載した【Beelink SER6 Pro 7735HS】を試用した。
OS | Windows 11 Pro |
CPU(最大動作クロック) | Ryzen 7 7735HS(8コア16スレッド、4.75GHz) |
搭載メモリ(空きスロット、最大) | DDR5 SODIMM PC5-38400 16GB×2 (なし、64GB) |
ストレージ(インターフェイス) | 500GB(PCI Express 4.0) |
拡張ベイ | 2.5インチシャドウ×1 |
通信機能 | IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax、Bluetooth 5.2 |
主なインターフェイス | 背面 2.5Gigabit Ethernet×1、HDMI×2、USB 3.1×1、USB 2.0×1 前面 USB4×1(USB PD、DisplayPort Alt Mode対応)、USB 3.1×2、オーディオジャック×1 |
赤と黒を基調とした化粧箱に梱包されている。スマートに本体や付属品が収まっているが、PCの梱包としてはクッション材はかなり少ない。パッケージサイズが大きくなってもいいので、もう少しクッション材を増やしてもらうと安心感がある。
同梱物は、【Beelink SER6 Pro 7735HS】本体、ACアダプター、電源コード、壁掛け用ブラケット、交換用天板、HDMIケーブル×2、取扱説明書となっている。取扱説明書は日本語に対応しているが、必要最低限のことのみ記載されているため、PC初心者などは少しつらいだろう。また、電源コードはアース付きの3Pプラグなので、2Pに変換するアース付アダプタを別途用意する必要があるだろう。ACアダプターは大きめで、本体の2/3程。出力は19V×6.32Aで120Wまでの対応となる。
筐体は、成人男性の手に収まるサイズで、Ryzen 7 7735HSと高性能なAPUが搭載されているとは思えないほど小さい。筐体素材は金属で放熱に一役買っている。金属筐体と手触りのよいファブリック素材の天板、切削加工を行った角の面取りなどが高級感のあるデザインとなっている。実測サイズは約126×114×43(幅×奥行き×高さ)、実測重量は517g。
両側面と背面にメッシュ構造の金属プレートがあり、吸排気を行なう。また、多くの小型PCは風通しのよいメッシュ構造の天板を採用することが多い。【SER6 Pro 7735HS】では、天板がファブリック素材になっていいてフィルターの役割の担っている。天板を外すと吸気用の小型ファンが現れる。また、熱が籠らないように無数の穴があけられている。天板を外す際は、ツメを折らないように気をつけたい。
前面のインターフェイスには、USB 3.1が2基とUSB4が1基、電源ボタンとオーディオジャックを装備する。USB4はDisplayPort Alt ModeとUSB PDに対応しており、100WのUSB PD対応給電機能を利用できる液晶ディスプレイと組み合わせれば、給電とディスプレイ接続を1本のケーブルで行なえる。
背面のインターフェイスには、ディスプレイ出力端子としてHDMIを2基、2.5Gigabit Ethernet、USB 3.1が1基、USB 2.0が1基、ACアダプタ用の電源端子を搭載している。
USB4ポートが背面にあると使いやすかっただろう。また、ディスプレイ出力としてDisplayPortが欲しかったところだ。人によっては、USB 3.1の数が少なくUSBハブ/ドッキングステーションなど必要となるだろう。
後日、各種ベンチマークや実際のゲームプレイのレビューを掲載する。
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