LG UltraGear OLED 27GX790B-B
LG 27GX790B-B は、26.5型・WQHD解像度・有機ELパネルを採用し、最大540Hzという超高リフレッシュレートに対応したハイエンドゲーミングモニターです。HD解像度で最大720Hzを実現する「Dual Mode」にも対応し、FPSやバトロワなど高速な動きが求められるタイトルで、視認性と操作感の両方を突き詰めたいユーザー向けに設計されています。高コントラストな有機EL画質と、DisplayHDR True Black 500による豊かな暗部表現、さらにDisplayPort 2.1やUSB Type-Cなど最新インターフェースを備え、PCゲーム環境を一段上のレベルに引き上げることを狙ったモデルと言えるでしょう。
特徴
画質・表示性能
- 第4世代有機ELパネル採用:
26.5型の有機EL(タンデムOLED)パネルを採用し、真の黒に近い深い暗部表現と高コントラストな映像を実現。 - WQHD解像度対応:
2560×1440(WQHD)解像度に対応し、フルHDより細かく、4Kより負荷を抑えたバランスの良い画質を提供。 - Dual Mode(HD/720Hz)対応:
1280×720(HD)解像度で最大720Hz表示が可能な「Dual Mode」を搭載し、反応速度を最優先したい場面で活用できる設計。 - 高リフレッシュレート:
WQHD解像度で最大540Hzに対応し、FPSやTPS、バトロワなど高速なゲームで極めて滑らかな動きを表示可能。 - 超高速応答速度:
応答速度は 0.02ms(GTG)で、動きの速いシーンでも残像感を抑えたクリアな表示を目指したスペック。 - 広色域・高色精度:
DCI-P3 99.5%の広色域と、ΔE<2の色精度に対応し、ゲームだけでなく映像視聴や軽い画像編集にも使いやすい色再現性。 - HDR対応:
VESA DisplayHDR True Black 500およびHDR10に対応し、暗部と明部のコントラストを強調した立体感のある映像表現が可能。 - 輝度性能:
標準輝度約335cd/㎡、ピーク輝度約1500cd/㎡(APL 1.5%)に対応し、明るいハイライト表現にも強い設計。 - コントラスト比:
コントラスト比は約1,500,000:1とされ、有機ELならではの深い黒と鮮やかな色を両立。
ゲーミング機能
- VRR・同期技術対応:
VESA Adaptive-Sync、AMD FreeSync Premium Pro、NVIDIA G-SYNC Compatibleに対応し、フレームレート変動時のティアリングやスタッタリングを軽減。 - ClearMR認証:
VESA ClearMR 21000に対応し、動きの速いシーンでのブレや残像を抑えた表示品質を目指した設計。 - ゲーム向け表示モード:
ブラックスタビライザー、クロスヘア、DAS Mode、FPSカウンターなど、暗部視認性や照準補助、入力遅延の最適化に役立つゲーム専用機能を搭載。 - OLED Care機能:
焼き付き対策を意識した「OLED Care」機能を備え、長時間使用時のパネル保護をサポート。 - ブルーライト低減機能:
Live Color Low Blue Lightやブルーライト低減モードに対応し、長時間プレイ時の目への負担軽減を意識した設計。
接続性・インターフェース
- 映像入力端子:
DisplayPort 2.1(UHBR13.5)×1、HDMI×2、USB Type-C×1を搭載し、最新のPC環境や複数機器との接続に対応。 - USBハブ機能:
USB 3.0ダウンストリームポート×2を備え、キーボードやマウスなど周辺機器をモニター側にまとめて接続可能。 - USB Type-C対応:
USB Type-C端子は映像入力とデータ転送に対応し、対応ノートPCやデバイスとのシンプルな接続を実現。 - ヘッドホン端子:
4極ヘッドホン端子を搭載し、ヘッドホンやイヤホン接続による音声出力に加え、マイク入力にも対応した構成。 - DTS Headphone:X対応:
DTS Headphone:Xに対応し、ヘッドホンやイヤホン使用時に立体感のあるサウンド体験を提供。
エルゴノミクス・デザイン
- スタンド調整機能:
高さ調整(130mm)、チルト(前-5°/後21°)、スイーベル(左右30°)、ピボット(縦90°)に対応し、姿勢や視線に合わせた柔軟な設置が可能。 - VESAマウント対応:
VESA 100×100mmに対応し、モニターアームや壁掛けなど、デスク環境に合わせた自由なレイアウトが可能。 - 重量:
スタンド込み重量約6.8kg、スタンドなし約4.3kgで、モニターアーム使用時も比較的扱いやすい重量帯。
その他の特徴
- スピーカー非搭載:
内蔵スピーカーは非搭載で、音声出力はヘッドホン端子や外部スピーカーに依存する構成。 - ハイエンド志向の価格帯:
WQHD/540Hz・HD/720Hz・有機EL・DisplayPort 2.1などを備えたハイエンドモデルとして、価格は高めのレンジに位置付けられている。
スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | LG 27GX790B-B |
| 画面サイズ | 26.5型(16:9) |
| パネルタイプ | 有機EL(タンデムOLED) |
| 表面処理 | アンチグレア |
| 解像度 | 2560×1440(WQHD) |
| Dual Mode解像度 | 1280×720(HD) |
| 最大リフレッシュレート(WQHD) | 540Hz(DisplayPort/USB Type-C/HDMI) |
| 最大リフレッシュレート(Dual Mode) | 720Hz(HD/DisplayPort・USB Type-C接続時) |
| 応答速度 | 0.02ms(GTG) |
| VRR対応 | 対応(VESA Adaptive-Sync、AMD FreeSync Premium Pro、NVIDIA G-SYNC Compatible) |
| ClearMR | VESA ClearMR 21000 |
| HDR規格 | VESA DisplayHDR True Black 500、HDR10 |
| 色域 | DCI-P3 99.5% |
| 色精度 | ΔE<2 |
| 表示色 | 約10.7億色 |
| 標準輝度 | 約335cd/㎡ |
| ピーク輝度 | 約1500cd/㎡(APL 1.5%) |
| コントラスト比 | 約1,500,000:1 |
| 映像入力端子 | HDMI×2、DisplayPort 2.1(UHBR13.5)×1、USB Type-C×1 |
| USBハブ | USB 3.0ダウンストリーム×2 |
| ヘッドホン端子 | 4極ヘッドホン端子(ヘッドホン/イヤホン・マイク対応) |
| DTS Headphone:X | 対応 |
| ゲーミング機能 | ブラックスタビライザー、クロスヘア、DAS Mode、FPSカウンター ほか |
| パネル保護機能 | OLED Care(焼き付き対策機能) |
| ブルーライト対策 | Live Color Low Blue Light、ブルーライト低減モード |
| スタンド機能 | 高さ調整(130mm)、チルト(前-5°/後21°)、スイーベル(左右30°)、ピボット(縦90°) |
| VESAマウント | 100×100mm対応 |
| スピーカー | 非搭載 |
| 重量(スタンド込み) | 約6.8kg |
| 重量(スタンドなし) | 約4.3kg |
| 主な用途想定 | ハイエンドPCゲーミング(FPS/TPS/バトロワなど)、映像視聴、軽い画像編集など |
強み・弱み・おすすめユーザー・総評(簡易レビュー)
LG 27GX790B-B の最大の強みは、WQHD解像度で最大540Hz、Dual ModeではHD解像度で最大720Hzという、現時点でもトップクラスのリフレッシュレート性能にあります。これに0.02msという超高速応答速度とClearMR 21000の組み合わせが加わることで、敵の動きや視点移動、エイムの微妙なブレまで、極めて滑らかな映像として捉えやすくなっています。FPSやTPS、バトロワなど、コンマ数秒の反応が勝敗を分けるタイトルを本気でプレイするユーザーにとって、表示速度面でのアドバンテージは非常に大きいと言えるでしょう。
画質面でも、有機ELならではの深い黒と高コントラスト、DCI-P3 99.5%の広色域、ΔE<2の高い色精度、DisplayHDR True Black 500対応と、ハイエンドらしいスペックが揃っています。暗いシーンでの黒浮きが少なく、夜景や宇宙空間、ダンジョンなどの雰囲気を重視したゲームでは、没入感の高さが際立ちます。HDRコンテンツでは、明るいハイライトと暗部の階調がしっかりと描き分けられ、爆発や光の演出、ライティングの表現が一段と印象的に感じられるでしょう。ゲームだけでなく、映画やドラマ、アニメの視聴にも向いており、PCゲーム用モニターとして導入しつつ、エンタメ用途にも幅広く活用できる点は大きな魅力です。
接続性の面では、DisplayPort 2.1(UHBR13.5)やUSB Type-C、HDMI×2といった充実したインターフェースを備え、最新のグラフィックスカードやノートPCとの組み合わせにも柔軟に対応できます。USB 3.0ハブ機能により、キーボードやマウス、ゲームパッドなどをモニター側にまとめて接続できるため、デスク周りの配線整理もしやすくなっています。4極ヘッドホン端子とDTS Headphone:X対応により、ヘッドホンやイヤホンで立体感のあるサウンドを楽しめる点も、ゲーム体験を支える重要な要素です。スタンドの調整幅も広く、高さ・チルト・スイーベル・ピボットに対応しているため、長時間プレイでも姿勢を整えやすく、モニターアームやVESAマウントにも対応しているので、こだわりのデスク環境を構築しやすい設計と言えます。
一方で、弱みとしてまず挙げられるのは価格帯です。WQHD/540Hz・HD/720Hz・有機EL・DisplayPort 2.1といった要素を詰め込んだハイエンドモデルであるため、価格は10万円を超えるレンジに位置し、気軽に手を出せるモニターではありません。また、このスペックを十分に活かすためには、相応に高性能なゲーミングPCが必要になります。540Hzや720Hzというリフレッシュレートを実際のゲームで引き出すには、GPUだけでなくCPU性能も重要になり、タイトルによっては設定をかなり軽くしても高フレームレートを維持するのが難しい場合もあります。モニター単体の性能だけでなく、PC側の構成まで含めて環境を整えないと、スペックを持て余してしまう可能性がある点は、導入前に意識しておきたいポイントです。
さらに、解像度がWQHDであることも、人によっては弱みになり得ます。WQHDはゲーム用途として非常にバランスの良い解像度ですが、4Kモニターのような極端な精細感を求めるユーザーにとっては、文字や細部の描写で物足りなさを感じる場面もあるかもしれません。長時間の固定表示が多い作業用途(例えば常時同じウィンドウを表示する事務作業や、静止画を長時間表示し続ける用途)では、有機EL特有の焼き付きリスクも考慮する必要があります。OLED Care機能などの対策は用意されていますが、あくまでゲームや映像視聴を中心とした使い方に向いたモニターであり、常時同じ画面を表示する用途をメインにする場合は、別の選択肢も検討した方が安心です。
おすすめできるユーザー像としては、まず「WQHDで540Hzを狙いたい本格派ゲーマー」が挙げられます。FPSやTPS、バトロワなどを高フレームレートでプレイし、視認性やエイムの追従性を徹底的に追求したい人にとって、27GX790B-Bは非常に魅力的な選択肢です。また、「有機ELの黒表現や高コントラストも重視しつつ、スピードも妥協したくないユーザー」にも向いています。画質と速度の両方を高いレベルで求める場合、WQHD・有機EL・540Hzという組み合わせは、現状でもトップクラスのバランスと言えるでしょう。高性能なゲーミングPCをすでに所有している、あるいはこれから構築する予定があり、モニターも含めて環境を一気にハイエンド化したいユーザーには、投資に見合う満足度を提供してくれるモデルです。
逆におすすめしづらいユーザーとしては、「PS5やNintendo Switchを中心に使うコンソールゲーマー」や、「4Kの高精細さを最優先したいユーザー」、「240Hz前後で十分と感じているユーザー」、「10万円以下でモニターを探しているユーザー」などが挙げられます。PS5は基本的に最大120Hzまでの対応であり、720Hzや540Hzといったスペックを活かすことはできませんし、Switchも同様に高リフレッシュレートを必要としないため、このモニターの強みを十分に引き出せません。また、4Kの細かさを重視する場合は、4K有機ELモニターの方が満足度が高くなる可能性があります。240Hz前後で十分と感じているのであれば、より価格を抑えたIPSや有機ELモデルも選択肢に入り、コストパフォーマンスの観点ではそちらが有利になるケースも多いでしょう。
総評として、LG 27GX790B-B は「WQHDの見やすさ」「有機ELの映像美」「超高リフレッシュレート」という三つの要素を同時に狙った、非常に尖ったハイエンドゲーミングモニターです。価格やPC側の要求スペックといったハードルは決して低くありませんが、それを乗り越えられるユーザーにとっては、ゲーム体験を一段階、いや二段階ほど引き上げてくれるポテンシャルを持った一台と言えます。画質とスピードのどちらも妥協したくない、PCゲームを本気で楽しみたい、そんなユーザーにこそふさわしい「勝ちにいくためのモニター」として、検討する価値は十分にあるモデルです。
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