OPPO Enco Clip2 Open Earbuds の製品概要
OPPO Enco Clip2 Open Earbudsは、耳をふさがないイヤーカフ型デザインを採用したオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンだ。片耳約5.2gの軽量設計に加え、形状記憶ニッケルチタン合金を用いたEarHug設計によって、長時間でも快適で安定した装着感を目指しているのが大きな持ち味である。音質面ではDynaudioによるサウンドチューニングを採用し、11mm低音ドライバーと9mm高音ドライバーによるデュアルダイナミックドライバー、さらにデュアルDACを組み合わせることで、オープンイヤー型ながら豊かな音の厚みと明瞭感を両立。通話ではトリプルマイク、骨伝導VPU、AI通話ノイズ低減技術を備え、騒がしい環境でも声を届けやすい構成になっている。Bluetooth 6.1やデュアルデバイス接続、AI翻訳、クイック撮影、最大40時間再生など、日常使いから仕事、運動までを幅広く支える機能も充実した一台である。
特徴
装着スタイルとデザイン
- イヤーカフ型のオープンイヤー設計:耳の穴をふさがずに装着する構造で、周囲の音を把握しながら音楽や音声コンテンツを楽しめる。密閉感が少なく、長時間でも圧迫感を覚えにくいのが魅力だ。
- EarHug設計:ブリッジ部分に形状記憶ニッケルチタン合金を採用し、耳の形状や厚みに沿いやすい柔軟さと安定感を両立。軽やかな装着感と落ちにくさを両立する設計思想が色濃い。
- 片耳約5.2gの軽量ボディ:イヤホン単体の重量を軽く抑えることで、日常のながら聴きや長時間装着でも疲れにくい使い心地を狙っている。
- 左右対称デザイン:左右の区別なく装着できる構造を採用。装着時の手間が少なく、ケースへの出し入れも直感的に行いやすい。
- 自動左右認識:装着状態に応じて音声チャンネルを自動で最適化するため、どちらの耳に装着しても自然に使いやすい。片耳利用にも配慮されたつくりだ。
- 水滴をモチーフにした外観:なめらかな曲線を強調したデザインで、ガジェットらしさだけでなくアクセサリー感も意識した見た目に仕上がっている。
- メタリック仕上げ:表面には指紋がつきにくい加工が施され、落ち着いた上質感を演出。日本展開カラーはスレートグレーのみとなる。
装着感と安定性
- 3,500人以上の耳データをもとに最適化:人間工学に基づいた設計によって、幅広い耳の形やサイズになじみやすいように調整されている。
- コンフォートビーン形状:耳に触れる部分は流線型で接触面積を広げた設計となっており、安定感を高めながら耳への一点圧を抑えている。
- 30,000回以上の屈曲耐久テスト:ブリッジ部は繰り返しの着脱を想定した耐久試験をクリアしており、日常的に使い続けやすい安心感につながっている。
- TÜV Rheinland Comfortable Fit認証取得:快適性とフィット感に配慮した設計であることを、第三者認証というかたちでも示している。
- 運動時も外れにくい設計:ランニングやトレーニングなど動きのある場面でも使いやすいよう、軽さと保持力のバランスに配慮されている。
音質とサウンド設計
- Dynaudioによるサウンドチューニング:音作りにはDynaudioのノウハウが活かされており、オープンイヤー型にありがちな薄さを抑えつつ、自然で整ったサウンドを目指している。
- 11mm低音+9mm高音のデュアルダイナミックドライバー:低域と高域を役割分担しやすい構成にすることで、厚みのある低音と抜けのよい高音の両立を図っている。
- デュアルDAC搭載:音の解像感や分離感の向上を支える構成で、クリアさと情報量を重視する姿勢がうかがえる。
- LHDC 5.0対応:高音質コーデックに対応し、対応端末との組み合わせではワイヤレスでもより高精細な再生が期待できる。
- Hi-Res Audio Wireless対応:ワイヤレスでも高品位な音を楽しみたい層に向けた仕様で、音楽鑑賞向けの訴求力を高めている。
- ダイポール音場技術:逆位相の音波を活用して外部への音漏れを抑える仕組みを採用。オープンイヤー型の弱点に正面から向き合った設計だ。
- 高音量時の聞き取りやすさ強化:一定音量以上でEQが音声の聞き取りやすさを補強するため、ポッドキャストや音声コンテンツにもなじみやすい。
通話性能
- トリプルマイク搭載:周囲の音と話し声を拾い分けやすくし、通話品質の安定化を支える基本構成を整えている。
- 骨伝導VPUセンサー搭載:話者の声をより正確に捉えるための要素として組み込まれ、騒音下でも通話しやすい設計となっている。
- AIクリア通話専用NPU:音声処理専用の演算機能によって、周囲の騒音と人の声を判別しやすくしている。
- AI通話ノイズ低減アルゴリズム:街中や駅構内のような騒がしい場所でも、声の明瞭さを保ちやすい通話性能を目指している。
接続性とスマート機能
- Bluetooth 6.1対応:新しい世代のBluetoothに対応し、安定性やレスポンスの面で日常利用しやすい基盤を整えている。
- デュアルデバイス接続:スマートフォンとPC、タブレットなど2台へ同時接続でき、作業中の着信対応や機器の切り替えがスムーズになる。
- タップ・スワイプ操作対応:本体に触れるだけで再生操作や音量調整ができ、スマートフォンを手に取らずに操作しやすい。
- Gemini音声アシスタント起動:イヤホン操作から音声アシスタントに素早くアクセスできるため、ハンズフリーの快適さを高めている。
- AI翻訳対応:対応するOPPOスマートフォンとの連携により、リアルタイム翻訳や対面翻訳を活用できる。旅行や簡単な多言語コミュニケーションの補助として面白い機能だ。
- クイック撮影対応:対応端末との組み合わせでは、イヤホン操作から写真撮影を素早く行える。
- イヤホン落下検知:片方が外れるともう片方からアラート音で知らせる仕組みを搭載し、紛失リスクへの配慮も見せている。
- 専用アプリ対応:Android 8.0以降、iOS 13.2以降ではHeyMelodyアプリを通じて設定変更が行える。
バッテリーと耐久性
- 最大40時間再生:AACモードではケース併用で最大40時間の音楽再生に対応し、毎日の通勤通学や出張でも安心しやすい。
- イヤホン単体で最大9.5時間再生:単体でも長時間再生が可能で、短時間の外出ならケースなしでも実用的だ。
- LHDC時も長時間再生:高音質モードでも単体最大8時間、ケース併用最大36時間を確保しており、音質重視でも使い勝手を損ないにくい。
- USB Type-C充電:汎用性の高い端子を採用し、日常の充電環境に組み込みやすい。
- IP55防塵・防水:イヤホン本体は汗や小雨に配慮した仕様で、屋外利用や運動用途とも相性がよい。
スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | OPPO Enco Clip2 Open Earbuds |
| 型番 | ETEN1 |
| 製品カテゴリー | オープンイヤー型ワイヤレスイヤホン |
| 装着方式 | イヤーカフ型 |
| カラー | スレートグレー |
| 発売日 | 2026年6月25日 |
| 価格 | 25,800円(税込) |
| 公開価格 | オープン価格 |
| ドライバー構成 | 11mmダイナミックドライバー+9mmダイナミックドライバー |
| DAC | デュアルDAC |
| サウンドチューニング | Dynaudio |
| ドライバー感度 | 115±2dB@1kHz |
| 周波数応答範囲 | 20Hz~40kHz |
| マイク感度 | -38dBV/Pa |
| 対応コーデック | LHDC 5.0 / AAC / SBC |
| Hi-Res Audio Wireless | 対応 |
| Bluetoothバージョン | Bluetooth 6.1 |
| Bluetooth通信距離 | 約10m |
| 同時接続 | デュアルデバイス接続対応 |
| 左右自動認識 | 対応 |
| 音量操作 | スワイプ操作対応 |
| 本体操作 | タップ操作対応 |
| マイク | トリプルマイク |
| 通話支援機能 | AIクリア通話専用NPU / 骨伝導VPU / AI通話ノイズ低減アルゴリズム |
| 音漏れ低減 | ダイポール音場技術 |
| アシスタント連携 | Gemini音声アシスタント起動対応 |
| 翻訳機能 | AI翻訳対応 |
| 撮影機能 | クイック撮影対応 |
| 落下検知 | 対応 |
| 防塵・防水性能 | IP55(イヤホン本体のみ) |
| バッテリータイプ | 充電式リチウムイオン電池 |
| バッテリー容量 | 58mAh(イヤホン) / 530mAh(充電ケース) |
| 音楽再生時間(AAC・イヤホン単体) | 最大9.5時間 |
| 音楽再生時間(AAC・ケース併用) | 最大40時間 |
| 音楽再生時間(LHDC・イヤホン単体) | 最大8時間 |
| 音楽再生時間(LHDC・ケース併用) | 最大36時間 |
| 連続通話時間(イヤホン単体) | 最大5.5時間 |
| 連続通話時間(ケース併用) | 最大23時間 |
| 充電時間(イヤホンのみ) | 約60分 |
| 充電時間(ケース込み) | 約80分 |
| ワイヤレス充電 | 非対応 |
| 充電端子 | USB Type-C |
| 充電入力 | 5V ⎓ 1.3A(充電ケース) / 5V ⎓ 0.2A(イヤホン) |
| 充電出力 | 5V ⎓ 0.4A(充電ケースからイヤホン) |
| 重量(片耳) | 約5.2g |
| 重量(充電ケース込み) | 約46.3g |
| サイズ(イヤホン片耳) | 約27.6mm × 25.5mm × 17.6mm |
| サイズ(充電ケース) | 約61.3mm × 55.3mm × 26.3mm |
| 対応OS・アプリ | Android 8.0以降 / iOS 13.2以降、HeyMelodyアプリ対応 |
| 販売チャネル | Amazon OPPO公式店 / OPPO公式ストア / OPPO公式楽天市場店 |
総合評価とレビュー
OPPO Enco Clip2 Open Earbudsの魅力は、オープンイヤー型に求められる快適さと、上位モデルとして期待される音づくりの両方を、かなり高い水準でまとめようとしている点にある。イヤーカフ型という形状そのものは珍しくなくなってきたが、本機は単に耳をふさがないだけの製品ではない。装着感、音質、通話、接続性、そしてスマート機能までを一体として設計し、ながら聴き用の気軽なイヤホンにとどまらない存在感を打ち出している。オープンイヤー型に興味はあるものの、音が軽そう、フィット感が不安、価格に見合う価値があるのか分からない、そんな迷いを抱える人に対して、この製品はかなり明確な答えを持っているように見える。
まず強みとして真っ先に挙げたいのは、装着感へのこだわりだ。EarHug設計や形状記憶ニッケルチタン合金、3,500人以上の耳データをもとにした設計、さらにTÜV Rheinland Comfortable Fit認証まで用意されており、快適性を主役に据えた姿勢が非常に分かりやすい。オープンイヤー型は耳への圧迫感が少ない反面、製品によっては安定感が弱く、動くとズレる、耳に触れる位置がしっくりこないといった不満につながりやすい。その点、本機は軽量なうえに、耳との接触面を考えたコンフォートビーン形状や柔軟なブリッジ構造によって、快適さと保持力のバランスを丁寧に整えている印象がある。日常の移動、デスクワーク、ウォーキング、軽い運動まで、幅広い場面に持ち出しやすいのは大きな魅力だ。
次に見逃せないのが、音質面の意欲である。オープンイヤー型は構造上、どうしても音の密度や低音の量感が不利になりやすい。しかし本機は、11mm低音ドライバーと9mm高音ドライバーのデュアルダイナミックドライバー、デュアルDAC、Dynaudioによるサウンドチューニング、LHDC 5.0、Hi-Res Audio Wireless対応と、かなり本気の仕様を並べてきた。ここには、オープンイヤーでも音に妥協したくないというユーザーへの明確なメッセージがある。密閉型のような没入感そのものを競う製品ではないが、開放的な装着感と引き換えに音が薄くなるというありがちな弱点を、できる限り押し戻そうとしている点は高く評価できる。ボーカルの見通しのよさや高域の抜け、低域の厚みをバランス良く求める人には、かなり魅力的に映るだろう。
さらに実用性の高さも、この製品の価値を押し上げている。トリプルマイク、骨伝導VPU、AIクリア通話専用NPU、AI通話ノイズ低減アルゴリズムと、通話まわりの装備は非常に充実している。オープンイヤー型は音楽用の快適デバイスとして語られがちだが、現代では仕事や通話の品質も同じくらい重要だ。オンライン会議や移動中の通話で声が埋もれにくい構成を持つことは、単なる付加価値ではなく、製品の完成度に直結する。本機はその点でもきちんと手を抜いていない。ながら聴きだけでなく、仕事道具としても成立させたい人には相性がよいはずだ。
バッテリー性能も優秀である。AACでイヤホン単体最大9.5時間、ケース込み最大40時間、LHDCでも単体最大8時間、ケース込み最大36時間というのは、日常利用ではかなり余裕がある数値だ。充電もUSB Type-Cで扱いやすく、イヤホン約60分、ケース込み約80分と比較的スムーズ。毎日こまめに充電するのが面倒な人でも使いやすいし、出張や長時間の外出でも不安が少ない。軽量なオープンイヤー型でここまでのスタミナを確保しているのは、実用品としてかなり頼もしいポイントだ。
一方で、弱みもはっきりしている。最大の弱点は、やはりオープンイヤー型であることそのものだ。これは欠点というより性格だが、耳をふさがない構造上、騒がしい環境での没入感や低音の沈み込みでは密閉型に及ばない。静かな室内やオフィス、街歩き、屋外での軽運動では魅力が生きる一方、電車内や雑踏の中で音楽そのものに深く浸りたい人には少し物足りなさが残る可能性がある。通話用のAIノイズ低減は強みだが、再生時の騒音を遮断するANCとは別物なので、そこを期待してしまうと方向違いになりやすい。
また、装着感にこだわっている製品であるほど、相性の個人差は無視できない。多くの耳データをもとに設計されているとはいえ、イヤーカフ型は耳の厚みや形の影響を受けやすい。万人にぴたりと合うとは言い切れず、装着時の感覚が独特だと感じる人もいるだろう。つまり、本機は完成度が高い反面、誰にでも同じ感動を保証する万能型ではなく、使い方と耳の相性が合ったときに大きく評価が跳ね上がるタイプの製品だと言える。
おすすめしたいユーザー像はかなり明確だ。第1に、長時間の装着でも耳が疲れにくいイヤホンを探している人。第2に、周囲の音を適度に取り込みながら、安全性やコミュニケーション性を保って使いたい人。第3に、オープンイヤー型でも音質はなるべく妥協したくない人。第4に、通話やオンライン会議も一台で快適にこなしたい人。第五に、OPPOスマートフォンとの連携機能を活かしたい人である。逆に、通勤電車で完全に音へ没入したい人、強力なANCが必須な人、重低音の圧力を最優先したい人には、別のタイプのイヤホンの方が満足度は高くなりやすい。
総評として、OPPO Enco Clip2 Open Earbudsは、オープンイヤー型を“便利なサブ機”で終わらせず、日常の中心に据えられる実力派として仕上げようとした意欲作だ。快適性を入り口にしながら、音質、通話、接続性、電池持ちまできちんと積み上げており、上位モデルらしい説得力がある。価格は気軽とは言えないが、単に耳をふさがないだけの製品ではなく、装着ストレスの少なさと高品位な音の両立を求める人にとっては、十分に検討する価値がある一台だ。日常に寄り添う軽やかさと、しっかり使い込める実力。その二つを両立したオープンイヤー型を探しているなら、本機はかなり有力な候補になる。
※セール開催・内容・価格等は、予告なく変更となる場合がございます。正確な情報は、販売ページ上でご確認ください。


