DJI Osmo Action 5 Pro
Osmo Action 5 Proは、DJIのアクションカメラシリーズにおける上位モデルとして登場した1台で、1/1.3インチCMOSセンサーと4nmチップを組み合わせることで、従来世代よりも低照度性能、ダイナミックレンジ、駆動時間を大きく引き上げたモデルです。4K/120fps撮影や10-bit D-Log M、最大13.5ストップのダイナミックレンジ、ケースなしで水深20mまで対応する防水性能、被写体センタリング/トラッキング、47GBの実使用可能な内蔵ストレージなどを備え、アウトドア、旅行、Vlog、水辺のレジャー、スポーツ撮影まで幅広く対応できる高性能アクションカメラに仕上がっています。
特徴
画質と映像表現
- 次世代1/1.3インチCMOSセンサー: 1/1.3インチCMOSセンサーを搭載し、2.4μm相当のピクセルサイズと最大13.5ストップのダイナミックレンジを実現しています。明暗差の大きいシーンでも白飛びや黒つぶれを抑えやすく、アクションカメラとしてはかなり余裕のある絵作りが狙えます。
- 低照度に強い4K撮影: 暗所でも4K/60fpsの撮影に対応し、夜景や夕景、屋内、天候の悪い場面でもディテールを残しやすいのが大きな魅力です。アクションカメラにありがちな夜間画質の不満を減らしやすい構成です。
- SuperNightモード: AIノイズ低減アルゴリズムを活用したSuperNightモードを搭載し、極端に暗い環境でもノイズを抑えながら見やすい映像を狙えます。夜の街歩きやナイトライド、キャンプシーンとの相性が良好です。
- 10-bit D-Log MとHLG対応: 10-bit D-Log Mでの記録に対応し、HLG表示にも対応しています。撮って出しの見栄えだけでなく、編集時のカラーグレーディング耐性も意識した仕様で、映像制作寄りの使い方にも向いています。
- 最大40MPの静止画撮影: 静止画は最大7296×5472の約40MPで撮影可能です。アクションカメラでありながら、旅先の記録やSNS用の高解像度スチルも1台でこなしやすくなっています。
動画性能と撮影モード
- 4K/120fps対応: 4Kは16:9と4:3の両方で最大120fpsに対応し、滑らかな高精細映像とスローモーション素材の両立が可能です。動きの速いスポーツやアクティビティでも、迫力を保ったまま記録しやすくなっています。
- 32倍超スローモーションの表現力: 1080p/240fpsのスローモーションに対応し、AI補間を活用したより強いスロー表現にも対応します。ジャンプや水しぶき、トリック系の動きなどを印象的に見せたい場面で活躍します。
- タイムラプスとハイパーラプス: タイムラプス、ハイパーラプス機能を備え、風景の移ろいや移動しながらの時間圧縮表現も行えます。旅行や街歩き、ドライブ映像のアクセント作りにも向いています。
- プリ録画機能: シャッターボタンを押す前の数秒から記録できるプリ録画に対応しています。決定的瞬間が読みにくいスポーツや子ども、ペットの撮影で取り逃しを減らしやすい実用機能です。
- ライブ写真とハイライト機能: 3秒の動きを含んだライブ写真や、重要な場面をマークできるハイライト機能を搭載しています。撮影後の整理や編集の効率を高めやすい点も見逃せません。
手ブレ補正と追尾性能
- RockSteady 3.0/3.0+: 強力な電子式手ブレ補正を搭載し、歩き撮りや自転車、ランニング、車載などでも安定した映像を得やすくなっています。アクションカメラらしいラフな使い方にしっかり応える部分です。
- HorizonBalancing/HorizonSteady: 水平維持機能により、傾きのある動きや回転を伴うシーンでも見やすい映像を保ちやすくなっています。視聴時の酔いを抑えたい用途にも有効です。
- 被写体センタリング/トラッキング: 被写体の位置を検出し、フレーム中央に収まりやすいよう構図を自動調整する機能を搭載しています。ジンバルなしで追尾感のある映像を狙えるのは、このモデルの大きな個性です。
防水・耐環境性能
- ケースなしで水深20m防水: 本体のみで水深20mまで対応し、防水ケース使用時は60mまで対応します。シュノーケリングやダイビング、マリンスポーツとの親和性が高く、水辺での自由度が高い仕様です。
- 色温度センサー搭載: 水中での色味をより自然に再現しやすくする色温度センサーを内蔵しています。青かぶりしやすい水中映像でも、見た目の印象に近づけやすいのが利点です。
- 圧力計内蔵: 水深、潜水時間、高度データを記録できる圧力計を搭載しています。単なる防水対応にとどまらず、アクティビティ記録の密度を高められる仕様です。
- EN13319認証取得: ダイビングアクセサリーに関する国際規格EN13319に対応しており、水中用途を強く意識した設計であることがうかがえます。
- 低温環境での長時間撮影: -20℃環境でも最長3.6時間の動画撮影に対応し、雪山やウィンタースポーツでも使いやすさを確保しています。
ディスプレイと操作性
- 前後デュアルOLEDタッチ画面: 前面と背面の両方にOLED高輝度タッチ画面を搭載しています。自撮り確認のしやすさと通常撮影時の視認性を両立し、Vlog用途でも扱いやすい構成です。
- 大型化した背面画面: ベゼルを狭くすることで画面占有率を高め、従来世代よりも見やすい表示を実現しています。細かな設定変更や再生確認も行いやすくなっています。
- 高輝度表示: リア画面はピーク1000cd/㎡に対応し、日中の屋外でも視認性を確保しやすい仕様です。強い日差しの下で使う機会が多いアクションカメラでは重要な改善点です。
音声収録と接続性
- DJI OsmoAudio対応: Bluetooth経由でDJI Mic 2トランスミッターと直接接続でき、レシーバーなしで高品位な音声収録が可能です。荷物を減らしながら音質も高めたいVloggerに向いています。
- 2台のマイク接続に対応: トランスミッター2台を接続でき、自分と相手の声を同時に収録しやすくなっています。対談、インタビュー、2人旅の記録にも使いやすい構成です。
- 内蔵マイクのバックアップ収録: 外部マイク使用時でも周囲の環境音を補助的に残せるため、臨場感を失いにくい音作りが可能です。
- Wi-Fi 6とUSB 3.0の高速転送: 転送速度の向上により、撮影後のデータ移動を短時間で済ませやすくなっています。大量の4K素材を扱うユーザーほど恩恵を感じやすい部分です。
ストレージと実用機能
- 47GBの内蔵ストレージ: 本体内蔵64GBのうち47GBを使用でき、microSDカードを入れ忘れた場面でも撮影を継続できます。サブ機として持ち歩く場合にも安心感があります。
- microSD最大1TB対応: 長時間の旅行やイベント撮影でも容量不足を起こしにくく、4K高ビットレート運用にも対応しやすい仕様です。
- タイムコード対応: 複数カメラの映像同期を行いやすく、編集工程を効率化できます。単なるレジャー用途だけでなく、制作現場寄りの使い方も視野に入っています。
- Mimoアプリ連携: プレビュー、設定変更、編集、フレームキャプチャ、D-Log M素材の扱いなどをスマートフォン側で行いやすく、撮影から共有までの流れを軽くしてくれます。
スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | DJI Osmo Action 5 Pro |
| タイプ | アクションカメラ |
| 発売日 | 2024年9月19日 |
| センサー | 1/1.3インチ CMOS |
| 有効画素相当 | 約40MP |
| 最大写真解像度 | 7296×5472 |
| レンズ画角 | 155° |
| レンズ明るさ | f/2.8 |
| フォーカス範囲 | 0.35m〜∞ |
| ISO感度 | 写真:100〜25600、動画:100〜51200 |
| 電子シャッター速度 | 写真:1/8000〜30秒、動画:1/8000秒〜1/X秒(Xはフレームレート設定値) |
| 写真記録形式 | JPEG / RAW |
| 動画記録形式 | MP4(HEVC) |
| 音声記録 | 48kHz 16-bit、AAC |
| 標準録画 4K 4:3 | 3840×2880:24/25/30/48/50/60/100/120fps |
| 標準録画 4K 16:9 | 3840×2160:24/25/30/48/50/60/100/120fps |
| 標準録画 2.7K 4:3 | 2688×2016:24/25/30/48/50/60/100/120fps |
| 標準録画 2.7K 16:9 | 2688×1512:24/25/30/48/50/60/100/120fps |
| 標準録画 1080p 16:9 | 1920×1080:24/25/30/48/50/60/100/120/200/240fps |
| スーパーナイト | 4K:24/25/30/48/50/60fps、2.7K:24/25/30/48/50/60fps、1080p:24/25/30/48/50/60fps |
| 被写体トラッキング対応解像度 | 2.7K(16:9 / 9:16)、1080p(16:9 / 9:16)各24/25/30/48/50/60fps |
| スローモーション | 4K:4倍(120fps)、2.7K:4倍(120fps)、1080p:8倍(240fps)/4倍(120fps) |
| ハイパーラプス | 4K / 2.7K / 1080p @25/30fps、自動 / 2倍 / 5倍 / 10倍 / 15倍 / 30倍 |
| タイムラプス | 4K / 2.7K / 1080p @25/30fps、インターバル0.5秒〜60分、撮影時間5分〜∞ |
| カラープロファイル | 10-bit D-Log M、HLG対応 |
| ダイナミックレンジ | 最大13.5ストップ |
| 手ブレ補正 | RockSteady 3.0、RockSteady 3.0+、HorizonBalancing、HorizonSteady |
| 被写体追尾 | 被写体センタリング/トラッキング対応 |
| 防水性能 | 20m(防水ケースなし)、60m(防水ケース使用時) |
| 防水等級 | IP68 |
| 水中関連機能 | 色温度センサー、圧力計、水深・潜水時間・高度データ記録、EN13319認証 |
| 内蔵ストレージ | 64GB内蔵、使用可能容量47GB |
| 外部メモリー | microSDカード(最大1TB) |
| 推奨カード規格 | U3 / A2 / V30クラス中心 |
| ディスプレイ(前面) | 1.46インチ、342×342、331ppi、最大輝度800cd/㎡(標準) |
| ディスプレイ(背面) | 2.5インチ、400×712、326ppi、最大輝度800cd/㎡(標準)、ピーク1000cd/㎡ |
| タッチ操作 | 前後タッチ対応 |
| マイク数 | 3 |
| 外部音声連携 | DJI Mic 2をBluetoothで直接接続可能 |
| Wi-Fi | Wi‑Fi 6.0、802.11 a/b/g/n/ac/ax |
| Wi-Fi周波数 | 2.4GHz、5.1GHz、5.8GHz |
| Bluetooth | BLE 5.1 |
| USB | USB-C、USB 3.0高速転送対応 |
| 最大転送速度 | 最大80MB/s |
| 最大動画ビットレート | 120Mbps |
| 対応ファイルシステム | exFAT |
| バッテリー種類 | Li-ion 1S |
| バッテリー容量 | 1950mAh |
| バッテリー電力量 | 7.5Wh |
| バッテリー電圧 | 3.87V |
| 公称駆動時間 | 最大240分 |
| 低温時駆動 | -20℃で最長3.6時間 |
| 急速充電 | 30W USB-C充電器使用時、15分充電で約2時間撮影 |
| 動作環境温度 | -20℃〜45℃ |
| 充電温度範囲 | 5℃〜40℃ |
| 本体サイズ | 70.5×44.2×32.8mm |
| 重量 | 146g |
| 価格(発売時・スタンダードコンボ) | 55,000円 |
| 価格(発売時・アドベンチャーコンボ) | 69,300円 |
| 価格.com掲載情報 | 画質4K、撮影時間240分、本体重量146g、撮像素子CMOS 1/1.3型 |
総合レビュー(強み・弱み・おすすめユーザー・総評)
Osmo Action 5 Proの魅力は、単に新型になったというより、アクションカメラに求められる不満点をかなり正面から潰しにきた完成度の高さにあります。まず大きいのは画質です。1/1.3インチというセンサーサイズ自体は近年の上位アクションカメラでは珍しくありませんが、このモデルは4nmチップとの組み合わせによって、暗い場所での見え方やノイズの抑え方、明暗差の大きい場面での粘りにしっかり差をつけています。昼間のアウトドアで映像がきれいなのはもはや当然として、夕方以降の街歩き、屋内、木陰、曇天、水辺など、従来なら画質の粗さが出やすかった場面でも安心して持ち出しやすいのは大きな強みです。アクションカメラは「明るい場所専用」と感じていた人ほど、この進化は実感しやすいはずです。
さらに、10-bit D-Log MやHLGに対応している点は、単なるレジャー向けモデルにとどまらないことを示しています。撮ってすぐSNSに上げるだけでなく、あとから色を整えたい、複数カメラの素材と合わせたい、旅動画やVlogを少し丁寧に仕上げたいというユーザーにも向いています。もちろん大型センサー機や本格的なミラーレスほどの表現力を期待する製品ではありませんが、サイズ、耐久性、防水性を考えれば、かなり攻めた映像品質を持っていると言えます。
バッテリー性能も、この製品を語るうえで外せないポイントです。最大4時間という公称値はアクションカメラとしてかなり強く、長回し、旅行、イベント、ツーリング、登山のように、こまめな充電や電池交換がしにくい場面で効いてきます。しかも低温環境でも長時間撮影しやすく、寒い季節の屋外撮影に強いのは実用面で非常に大きい部分です。アクションカメラは小型ゆえにバッテリー面で妥協しがちですが、このモデルはその弱点をかなり改善しています。撮影機材としての安心感が高く、持ち出す頻度を自然に増やしてくれるタイプです。
操作性もよく練られています。前後デュアルOLEDタッチ画面は、自撮り確認のしやすさだけでなく、屋外での視認性や設定変更のしやすさにも直結します。特に背面画面の大型化は地味に見えて効く改善で、撮影中のフレーミング確認や再生チェックがかなり快適になります。アクションカメラは小さな画面で我慢するもの、という感覚を少し変えてくれる仕上がりです。被写体センタリング/トラッキングも、使いどころがはっきりしている機能です。万能ではないにせよ、ひとり撮影や動きのあるVlog、子どもやペット、スポーツシーンでは構図の歩留まりを上げやすく、従来のアクションカメラより一歩進んだ撮影体験を提供してくれます。
防水性能の高さも見逃せません。ケースなしで20m防水というのは、水辺での自由度を大きく高めます。海、川、プール、シュノーケリング、雨天撮影などで、余計な装備を増やさずに使えるのは大きな利点です。さらに色温度センサーや圧力計、EN13319認証まで備えているため、水中撮影をしっかり楽しみたい人にも説得力があります。単に濡れても大丈夫というレベルではなく、水中撮影をひとつの得意分野として持っている印象です。
一方で、弱みがないわけではありません。まず、アクションカメラとしては高性能なぶん価格は安くありません。スタンダードコンボでも気軽に試す価格帯とは言いにくく、アクセサリーまで揃えると出費はそれなりに膨らみます。また、画質や機能が充実したことで、使いこなしの幅が広い反面、ライトユーザーには少しオーバースペックに感じる可能性もあります。旅行の記録をたまに残す程度で、夜間撮影やカラー編集、音声強化、水中撮影をあまり重視しないなら、もっとシンプルなモデルでも満足できる余地はあります。さらに、手ブレ補正や追尾は非常に便利ですが、すべての条件で完璧というわけではなく、撮影モードや解像度の制約を理解して使う必要があります。
おすすめできるユーザー像はかなり明確です。まず、旅行やアウトドアを高画質で残したい人。次に、VlogやSNS動画をスマートに撮りたい人。さらに、夜景や屋内でもアクションカメラを積極的に使いたい人、水辺や雪山など過酷な環境で安心して撮りたい人、そして小型機でも編集耐性や音声品質にこだわりたい人です。逆に、価格重視で最低限の記録ができればよい人には、ここまでの性能は必須ではないかもしれません。
総合的に見ると、Osmo Action 5 Proは、アクションカメラに求められる「小さい・丈夫・広角で撮れる」という基本を押さえたうえで、「暗所に強い」「長く撮れる」「音も整えやすい」「水中にも強い」「追尾もできる」という付加価値を高いレベルでまとめた完成度の高い1台です。派手な一点突破ではなく、日常から本格用途までの使い勝手を丁寧に底上げしたモデルであり、単なるスペック競争ではなく、実際の撮影体験をよく考えて作られている印象があります。アクションカメラをこれからしっかり使いたい人にも、既存機からの買い替えを考えている人にも、有力候補として十分に薦められる製品です。
※セール開催・内容・価格等は、予告なく変更となる場合がございます。正確な情報は、販売ページ上でご確認ください。
