エミライは、FiiOブランドより、DACチップ「AK4493SEQ」をデュアルで搭載した完全バランス設計の据置据え置き型USB DAC/ヘッドホンアンプ「K7」に、Bluetooth機能を追加した【K7BT】を、6月16日に発売する。
AKMの最新DACチップ「AK4493SEQ」を左右のチャンネルで1基ずつ動作させるデュアル構成で搭載し、オーディオ回路には最上位モデルと共通の完全バランス設計を採用した、コンパクトな据え置き型USB DAC/ヘッドホンアンプ。
旭化成エレクトロニクス(AKM)社が先代モデルである「AK4493EQ」を現在の高音質技術で再設計した最新のDACチップ「AK4493SEQ」を左右のチャンネルにそれぞれ1基ずつ使用するデュアル構成で採用。
オーディオ回路は最上位モデル「K9 Pro ESS」と同じアーキテクチャに基づいて設計されており、「DAC、ローパスフィルタ、ボリュームコントロール、バッファアンプ、プリアンプ、ヘッドホンアンプ」の6ブロックで構成されるフルバランス回路となっている。
最上位モデルと同様に、FiiOとTHXが共同開発したアンプ回路「THX-AAA 788+」も2基搭載し、32Ω負荷時で最大2,000mW、300Ω負荷時で最大560mWの高出力を実現した。ヘッドフォン推奨インピーダンスは16~300Ω。ゲインは本体前面のスイッチを操作することでHighとLowの2段階で調整できる。
USBデコードチップにはXMOS製「XUF208」を採用。最大384kHz/32bitまでのPCMと、DSD 256(Native)のデコードができる。電源回路は音質に悪影響をおよぼす電源ノイズを抑制するために、回路の各ブロックにそれぞれ独立した電源供給を行なう電源供給回路設計となっている。
音量調整のためにADCボリュームコントロール機能を採用。この方式では音楽信号を流した可変抵抗を直接操作するアナログボリューム方式とは異なり、ボリュームノブの回転変化量をAD変換した値に基づいてボリュームICを制御することによって音量調節を行う。
アナログボリュームの問題点である左右の音量差やノイズを排除しながらも、112段階の細やかな音量調整が可能。
本体前面のGAINスイッチを操作することによって、High(高)とLow(低)の2段階からゲインの調整が可能。接続するヘッドホンの能率に合わせてゲイン調整を行い、常に快適な音量レベルで音楽を楽しめる。
入力はBluetoothのほか、USB、同軸デジタル、光デジタルが各1系統。出力は4.4mmバランスと6.5mmシングルエンドが各1系統。本体前面には入力を切り替えるINPUTボタン、出力を切り替えるOUTPUTスイッチも備える。
SN比はバランス・USB接続時で≧120dB、THD+Nはヘッドホン出力時で0.00028%未満。
ボリュームコントロールの周囲にはRGBインジケーターライトも備えた。単色表示だけでなく、複数の色を混ぜ合わせた表示もでき、サンプリング周波数を色で表示する。
スマートフォン向けに配信されているFiiO Controlアプリと連携することもでき、アプリから接続コーデックの変更、本体ファームウェアのアップデートもできる。
Bluetooth 5.1準拠で、受信コーデックとしてSBC、AAC、aptX、aptX HD、aptX LL、aptX Adaptive、LDACをサポートする。筐体は剛性の高いアルミニウム合金をCNC加工して成形。
サイズは120×168×55mm、重さは約620g。ACアダプターや電源ケーブル、Bluetoothアンテナなどが付属する。
価格はオープンプライスで、店頭予想価格は41,800円前後。
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