Signature S550

GRADO【Signature S550】50mm径S2ドライバーとブラジリアン・ウォルナット製ハウジングを組み合わせ、温かみと自然さを追求した“Signature Line 第4弾”となる開放型ヘッドホン

ナイコムは、米国「GRADO Labs.(グラド・ラボ)」社のオープン型ヘッドホン「Signature S550」の5月8日より販売する。3.5mmステレオミニケーブル(6.3mm変換アダプター同梱)付属の標準モデルを5月8日に、 XLRバランスケーブル付属モデルと4.4mmバランスケーブル付属モデルを6月に発売。価格はいずれも154,000円。


製品概要

GRADO Labs「Signature S550」は、同社の最上位ライン“Signature Line”の第4弾モデルとして登場した開放型ヘッドホンです。新開発の50mm径S2ダイナミックドライバーとブラジリアン・ウォルナット製ハウジングを採用し、速さ・解像感・開放感を維持しながら、より温かく自然でリラックスできる音を追求したモデルです。ブルックリン工房でのハンドビルド製造により、クラフトマンシップと音質を両立しています。


特徴

新開発50mm径S2ダイナミックドライバー

Signature Line 第3弾「S750」で開発されたS2ドライバーを最適化し、オールウッドハウジングとの組み合わせで、自然で寛容な音質を実現。広いサウンドステージ、正確な定位、自然なダイナミクスを備えています。

ブラジリアン・ウォルナット製ハウジング

密度と安定性に優れたブラジリアン・ウォルナットを全面採用。素材の特性が豊かな音の土台を形成し、天然木ゆえに1台ごとに異なる木目を持つ点も特徴です。

着脱式「Signature Silver」ケーブル

軽量で柔軟性の高いSignature Silverケーブルを標準装備。ヘッドホン側は4pin mini XLR、ソース側は3.5mmミニプラグを採用し、6.3mm変換アダプターも付属します。

新設計Bクッション

装着感と音場表現を向上させる新Bクッションを採用。GRADO各種イヤーパッドとの互換性もあり、好みに応じた調整が可能です。

ブルックリン工房でのハンドビルド

1953年から続くブルックリン工房で、熟練工が手作業で組み立て。Signature Line共通のレザーヘッドバンド、金属製ジンバル、ステンレス製ロッドなどを採用し、耐久性と快適性を両立しています。


スペック一覧

項目内容
製品名Signature S550
タイプ開放型ヘッドホン
ドライバー50mm径 S2 ダイナミックドライバー
周波数特性6Hz〜44kHz
感度112dB
インピーダンス38Ω
全高調波歪<0.2%(@100dB)
ケーブルSignature Silver 着脱式(4pin mini XLR → 3.5mm)
ケーブル長約1.85m
付属品6.3mm変換アダプター、Bクッション、バランスケーブル(4pin XLR/4.4mmモデルあり)
重量約335g(ケーブル除く)/約440g(ケーブル含む)
発売日2026年5月8日
価格154,000円(税込)


製品概要

GRADO Labs.(グラド・ラボ)の「Signature Line」は、米ブルックリンの工房で熟練工の手により一つひとつ手作業で組み上げられる、同ブランドのフラッグシップ級シリーズです。長年培われた独自のオープンエアー型構造を基盤としつつ、最新のドライバー技術と厳選された素材(ブラジリアン・ウォルナットや削り出しアルミニウム)を融合させています。モデルごとに異なる音の方向性を持ちながらも、共通して広いサウンドステージ、正確な定位、そしてGRADOらしい躍動感あふれる音楽体験を追求。ケーブル着脱システムの採用など、現代的な利便性と伝統のクラフトマンシップを高い次元で両立させた、オーディオファイルの期待に応えるハイエンド・ラインナップです。


特徴

厳選された素材と独自の音響設計

  • ハウジング素材による音質の追求S550とS950には、密度が高く音響特性に優れたブラジリアン・ウォルナットを採用し、温かみのある自然な響きを実現。S750には精密なアルミ削り出しハウジングを採用し、不要な共振を徹底的に排除した高い剛性を確保しています。
  • 新世代ダイナミックドライバーの搭載S550とS750には新開発の50mm口径「S2ドライバー」を、S950にはフラッグシップ機HP100 SE譲りの52mm口径「Sドライバー」を搭載。振動板や磁気回路の最適化により、超ワイドレンジな再生能力を誇ります。

快適なリスニングを支える構造

  • 進化した着脱式ケーブルシステム全モデルで4pin Mini XLR端子による着脱式ケーブルを採用。柔軟性に優れた高品質な「Signatureケーブル」を標準装備し、バランス接続(4.4mm/XLR)への容易なアップグレードも可能です。
  • 音響バランスを整える専用クッションモデルごとに最適化されたイヤーパッド(Bクッション、Gクッション、Fクッション等)を装備。ドライバーと耳の距離や空気の流れを緻密に制御し、装着感と音場の広がりを高いレベルで両立しています。

Signature S550 / S750 / S950 スペック比較表

項目Signature S550Signature S750Signature S950
製品名GRADO Signature S550GRADO Signature S750GRADO Signature S950
形式オープンエアー型オープンエアー型オープンエアー型
ドライバー構成50mm口径 S2ドライバー50mm口径 S2ドライバー52mm口径 Sドライバー
ハウジング素材ブラジリアン・ウォルナットアルミニウム削り出しブラジリアン・ウォルナット
周波数特性6Hz – 44,000Hz6Hz – 46,000Hz3.5Hz – 51,500Hz
感度112dB115dB117dB
インピーダンス38Ω38Ω38Ω
全高調波歪率不明0.2%未満 (@100dB)0.1%未満 (@100dB)
本体重量 (ケーブル除く)約335g約460g約400g
ケーブル着脱4pin Mini XLR端子4pin Mini XLR端子4pin Mini XLR端子
標準ケーブル長約1.5m約1.85m約1.85m
標準イヤーパッドBクッションBクッションGクッション / Fクッション

強みと弱み

GRADO「Signature Line」の最大の強みは、モデルごとに明確に描き分けられた「音の芸術性」にあります。S550はウッドハウジング特有の温かみとリラックスした聴き心地が魅力で、音の速さを損なわずにより自然な質感を追求しています。対してS750は、アルミハウジングによる徹底した低歪化が強み。50mm S2ドライバーの性能を最大限に引き出す剛性の高さにより、現代的な解像感と緻密な空間描写を誇ります。そして最上位のS950は、52mmという大型ドライバーとウッドの豊かな響きを融合。3.5Hzからの超低域再生能力は圧巻で、オーケストラのスケール感から微細な残響音まで、ハイエンドらしい圧倒的な情報量を誇ります。全機種共通でインピーダンスが38Ωと低く、スマホやDAPでも容易に鳴らしきれる「鳴らしやすさ」も大きな利点です。

弱点としては、構造上の「遮音性の皆無」が挙げられます。極めて開放度の高いオープンエアー型のため、屋外での使用は不向きであり、室内でも周囲への音漏れには配慮が必要です。また、S750はアルミ削り出しによる重量増(約460g)が、軽量なイメージの強いGRADO製品の中ではやや重厚な部類に入るため、装着感の好みは分かれるかもしれません。S950に関しては非常に高価な価格設定(35万円超)となっており、純粋なコストパフォーマンスを求める層よりも、唯一無二のウッドサウンドの極致を求める「選ばれし愛好家」向けの製品という側面が強いです。

おすすめのユーザー

Signature S550は、長時間のリスニングを重視し、アコースティックな楽器やボーカルの「温かみ」を求める方に最適です。GRADO特有の明るさを維持しつつ、刺さりや刺激を抑えた音作りは日常のBGMとしても心地よく機能します。一方、Signature S750は、録音の細部まで克明に描き出す高い分析力を求めるユーザー、あるいはデジタル音源や打ち込み系の楽曲をハイスピードに楽しみたい方におすすめです。そして究極のSignature S950は、クラシックのフルオーケストラやハイレゾ音源のダイナミックレンジを最大限に味わいたいハイエンド・ユーザーに。木材の個性という「世界に一つだけの工芸品」を所有する喜びとともに、現時点におけるGRADOサウンドの最高到達点に触れたいと願う方にとって、これ以上ない選択肢となるでしょう。

Follow me!