Anker Soundcore Liberty 4 Pro
Soundcore Liberty 4 Pro は、Ankerが2024年に投入した Libertyシリーズ最上位のフラッグシップ完全ワイヤレスイヤホン で、A.C.A.A 4.0デュアルドライバー構成・ウルトラノイズキャンセリング3.5・LDAC対応・最大10時間再生 を備えた高性能モデルです。
音質・ANC・操作性のすべてを強化し、2万円クラスのTWS市場でトップクラスの完成度を誇ります。
製品概要
Anker Soundcore Liberty 4 Proは、音質とノイズキャンセリング性能の両方を高い水準で追求した完全ワイヤレスイヤホンです。シリーズ上位モデルとして、独自のデュアルダイナミックドライバー構成をさらに進化させたA.C.A.A 4.0、環境や装着状態に応じて自動調整するウルトラノイズキャンセリング 3.5、さらにケース側で各種操作を行えるスクリーンとタッチバーを備え、日常使いの快適さまでしっかり磨き込まれています。長時間再生、短時間充電、LDAC対応、マルチポイント接続、ワイヤレス充電、防塵防水性能など、現代の完全ワイヤレスイヤホンに求められる要素を広く押さえつつ、使い勝手まで一段引き上げたモデルとして仕上がっています。
特徴
音質
- A.C.A.A 4.0:独自の音響構造をさらに進化させた第4世代仕様で、低音域用10.5mmドライバーと中高音域用4.6mmドライバーを組み合わせたデュアルダイナミック構成を採用しています。1つのモジュール内で役割を分担することで、低域の量感と中高域の見通しを両立しやすく、価格帯を考えるとかなり意欲的な設計です。
- デジタルクロスオーバーテクノロジー:2基のドライバーに対して、それぞれに適した信号を振り分ける仕組みを導入しています。これにより、単に低音を強くする方向ではなく、高域の細かなニュアンスやボーカルの輪郭、低域の厚みを同時に整えやすくなっています。
- ハイレゾ再生対応:LDACに対応しており、対応機器と組み合わせることで、より情報量の多いワイヤレス再生が可能です。音の密度感や空間の広がり、余韻の描写を重視したいユーザーにも向いた仕様です。
- HearIDによる音質最適化:アプリ上で聴こえ方を測定し、ユーザーごとに音質を自動調整できます。既製の音作りをそのまま受け入れるのではなく、自分の耳に合わせて追い込める点は、長く使ううえで大きな利点です。
- マルチモード3Dオーディオ:音楽、ムービー、Podcast、ゲームの各モードを備えた3Dオーディオに対応しています。固定モードに加え、条件付きでヘッドトラッキングも利用でき、映像やライブ音源に没入感を加えやすい構成です。
ノイズキャンセリング・外音制御
- ウルトラノイズキャンセリング 3.5:シリーズ内でも高い水準のノイズキャンセリング機能を搭載し、周囲の騒音や装着状態に応じて自動で強度を最適化します。静かな部屋だけでなく、移動中や人の多い空間でも安定した没入感を狙った設計です。
- 毎分180回の環境検知:騒音レベルや装着状態を高頻度で検知し、状況に応じた補正を行います。単純に強いだけでなく、環境変化に追従することで実使用時の効きの安定感につながっています。
- 7つのセンサー搭載:複数のセンサーを使ってノイズ抑制の精度を高めています。単一条件に最適化するのではなく、さまざまな場面でバランスよく効かせる思想が見えます。
- 飛行機モード:気圧センサーを活用し、飛行機など気圧変化の大きい環境に合わせてノイズキャンセリング強度を最適化できます。移動用途を重視するユーザーにとっては、上位機らしい個性として目を引くポイントです。
- 外音取り込み機能:周囲の音を取り込みながら音楽を楽しめるため、会話やアナウンスを確認したい場面でも使いやすくなっています。通勤通学や屋外移動中の利便性を高める機能です。
操作性・使い勝手
- スクリーン付き充電ケース:充電ケースにスクリーンを搭載し、充電残量の確認だけでなく、各種設定や状態確認をより直感的に行えます。完全ワイヤレスイヤホンのケースを単なる収納兼充電器で終わらせていない点が特徴です。
- ケースのタッチバー操作:アプリを開かなくても、ノイズキャンセリングや外音取り込みの強度調整などをケース側から行えます。移動中やスマートフォンを取り出しにくい場面で便利さを実感しやすい仕様です。
- 感圧センサー:イヤホン本体はつまむ操作に対応しており、誤操作を抑えながら再生・停止などを行いやすい構成です。物理クリックに近い感覚を好む人にもなじみやすい方式です。
- スワイプコントロール:本体のスライド操作で音量調整を行えるため、完全ワイヤレスイヤホンでありがちな操作段数の多さを感じにくくなっています。音量操作が本体だけで完結しやすいのは、日常的にはかなり便利です。
- アプリ連携:各種モード切り替え、音質調整、イコライザー設定、操作カスタマイズなどに対応しており、購入後に自分好みに仕上げていける幅がしっかり用意されています。
バッテリー・充電
- 長時間再生:通常モードではイヤホン単体で最大10時間、充電ケース込みで最大40時間の再生に対応しています。通勤通学だけでなく、出張や旅行でも安心感のあるスタミナです。
- ノイズキャンセリング使用時の実用性:ノイズキャンセリング有効時でもイヤホン単体で最大7.5時間、ケース込みで最大30時間再生できます。高機能モデルとしては十分に使いやすい水準です。
- 短時間充電:わずか5分の充電で最大4時間再生できるため、出かける前に充電を忘れていた時でも立て直しやすい仕様です。日常使用でのストレス軽減に直結するポイントです。
- ワイヤレス充電対応:ケースはワイヤレス充電に対応しており、ケーブル接続の手間を減らせます。デスクやベッドサイドでの取り回しも良好です。
- USB Type-C充電:有線充電はUSB Type-Cを採用しており、スマートフォンや他の周辺機器とケーブルを共通化しやすくなっています。
接続性・便利機能
- Bluetooth 5.3:新しめの通信規格に対応し、安定性や省電力性に配慮した接続環境を整えています。動画視聴や日常使用でも扱いやすい仕様です。
- マルチポイント接続:2台の機器へ同時接続できるため、スマートフォンで音楽を聴きながらPCで通話待ちをするような使い方に向いています。仕事とプライベートをまたぐユーザーには特に便利です。
- Google Fast Pair対応:Android端末とのペアリングをすばやく行えるため、導入時の手間が少なく、接続体験もスムーズです。
- クリアな音声通話:6つのマイクを用いた通話設計が取り入れられており、周囲のノイズを抑えながら声を届けやすくしています。オンライン会議や通話を日常的に行う人にも使いやすい方向です。
耐久性・装着まわり
- IP55防塵・防水:イヤホン本体はIP55に対応しており、汗や雨、粉塵にある程度配慮された仕様です。通勤、運動、屋外利用まで守備範囲が広いのが魅力です。
- 6種類のイヤーチップ:耳に合わせて選びやすいよう、複数サイズのイヤーチップが付属します。遮音性や装着安定性、音質バランスに大きく関わる部分だけに、実用面でも意味のある付属構成です。
- 軽量設計:片耳約5.5gに抑えられており、多機能モデルとしては扱いやすい重さです。長時間装着でも負担を抑えたい人にとって重要な要素です。
スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Anker Soundcore Liberty 4 Pro |
| 型番 | A3954N11(ミッドナイトブラック)/ A3954N21(パールホワイト)/ A3954N31(スカイブルー)/ A3954N61(ディープグリーン) |
| 発売日 | 2024年10月3日 |
| 価格 | 19,990円(税込) |
| タイプ | カナル型 |
| 接続タイプ | 完全ワイヤレス(左右分離型) |
| 接続方式 | 無線 |
| 通信規格 | Bluetooth 5.3 |
| 対応コーデック | SBC / AAC / LDAC |
| ハイレゾ | 対応 |
| ノイズキャンセリング | 対応(ウルトラノイズキャンセリング 3.5) |
| 外音取り込み | 対応 |
| ドライバー構成 | A.C.A.A 4.0、10.5mm低音域用ダイナミックドライバー + 4.6mm中高音域用ダイナミックドライバー |
| 駆動方式 | ダイナミック型 |
| 再生周波数帯域 | 14Hz〜40kHz |
| 3Dオーディオ | 対応、4モード(音楽 / ムービー / Podcast / ゲーム)、固定 / ヘッドトラッキング対応 |
| 音質最適化 | HearID対応、イコライザー対応 |
| マイク | 搭載、6マイク通話設計 |
| 本体操作 | 感圧センサー操作 / スワイプコントロール / ケース側タッチバー操作 |
| ケース表示 | スクリーン搭載 |
| マルチポイント | 対応(2台同時接続) |
| Google Fast Pair | 対応 |
| アプリ対応 | 対応 |
| 自動電源ON | 対応 |
| 自動電源OFF | 対応 |
| 通常モード再生時間 | 最大10時間(イヤホン本体)/ 最大40時間(充電ケース使用時) |
| ノイズキャンセリング使用時再生時間 | 最大7.5時間(イヤホン本体)/ 最大30時間(充電ケース使用時) |
| 短時間充電 | 5分充電で最大4時間再生 |
| イヤホン充電時間 | 約1時間 |
| 充電ケース充電時間(有線) | 約3時間 |
| 充電ケース充電時間(ワイヤレス) | 約3.5時間 |
| 充電端子 | USB Type-C / ワイヤレス充電 |
| 防塵・防水性能 | IP55(イヤホン本体のみ) |
| 重量 | 約5.5g(イヤホン本体・片耳)/ 約62g(充電ケース含む) |
| 充電ケースサイズ | 約65 × 62 × 30mm |
| カラー | ミッドナイトブラック / パールホワイト / スカイブルー / ディープグリーン |
| 付属品 | Soundcore Liberty 4 Pro、充電ケース、イヤーチップ(6種)、USB-C & USB-A ケーブル、クイックスタートガイド、安全マニュアル |
| 保証 | 18カ月保証 + 6カ月(会員登録後) |
総合評価とレビュー
Anker Soundcore Liberty 4 Proは、完全ワイヤレスイヤホン市場のなかでも、単に“高機能”を並べただけではなく、それぞれの機能を日常の使いやすさにまで落とし込もうとした意欲が強く感じられるモデルです。まず印象的なのは、製品の軸がとても明快なことです。ひとつは音質、もうひとつはノイズキャンセリング、そして三つ目が操作性と利便性。この3点を上位機らしくきちんと伸ばそうとしており、結果としてスペック表の数字以上に“よく考えられた製品”という印象を受けます。
音質面では、A.C.A.A 4.0とデジタルクロスオーバーテクノロジーの組み合わせがこの製品の核になっています。低音域用10.5mmドライバーと中高音域用4.6mmドライバーを分担させた構成は、この価格帯としてはかなり攻めた内容で、狙いははっきりしています。低音をただ膨らませるのではなく、量感と輪郭を両立しながら、中高域の抜けや細やかさも確保することです。実際、この手の構成はボーカルの定位やシンバルの抜け、ベースラインの厚みを同時に整えやすく、ジャンルを問わず“聴いて楽しい音”に仕上げやすい強みがあります。さらにLDAC対応によって、対応するAndroid端末と組み合わせればワイヤレスでも情報量の多い再生が狙えるため、価格と利便性を優先しつつも、音にきちんとこだわりたい層に強く刺さる構成です。
ノイズキャンセリングもまた、このモデルの大きな魅力です。ウルトラノイズキャンセリング 3.5は、単なる強力なノイズ低減ではなく、装着状態や周囲の騒音に応じて自動調整される点が重要です。完全ワイヤレスイヤホンのノイズキャンセリングは、静かな試聴環境での効きだけでは語れません。通勤電車、カフェ、オフィス、駅のホーム、バス、飛行機と、環境が変わるたびに“効きの印象”も変わるからです。その意味で、本機が毎分180回の検知を行い、環境変化に追従する考え方を採っているのは実用的です。さらに気圧センサーと飛行機モードまで備えている点は、移動の多いユーザーにとって分かりやすい価値になります。移動中に使うことが多い完全ワイヤレスイヤホンだからこそ、この機能は単なる話題性ではなく、上位モデルとしての説得力につながっています。
利便性の面では、ケースにスクリーンとタッチバーを搭載した点が非常にユニークです。完全ワイヤレスイヤホンは年々高機能化していますが、設定変更のたびにスマートフォンアプリを開く手間が残りがちでした。Liberty 4 Proはそこに手を入れ、ケースから直接ノイズキャンセリングや外音取り込みの調整ができるようにしています。これは地味に見えて、日常ではかなり効く改良です。たとえば電車に乗る前、コンビニに入る時、空港でアナウンスを聞きたい時など、スマートフォンを取り出さずに挙動を変えられるのは明確に便利です。製品としての新しさだけでなく、使う場面を想像して設計したことが伝わってきます。
一方で、弱みがまったくないわけではありません。まず、この製品は多機能であるがゆえに、初期状態のままでは良さを引き出し切りにくい可能性があります。HearID、イコライザー、3Dオーディオ、ケース側操作、LDAC設定など、使いこなしの余地が大きい反面、ある程度アプリで設定を触る前提の製品でもあります。機能が豊富なこと自体は長所ですが、“箱から出してすぐに全部が直感的”というタイプではありません。また、本体操作は感圧センサーとスワイプを組み合わせた構成で、従来のタッチ式に慣れている人には少し学習コストがあるかもしれません。誤操作を減らしやすい設計である一方、最初のうちはどこをどう触ればよいか戸惑う人も出やすいでしょう。
さらに、再生時間は高機能モデルとして十分実用的ではあるものの、最長バッテリーを最優先に考えるユーザーにとっては、突出したスタミナ型というより“高機能とのバランス型”です。通常モードで本体最大10時間、ケース込み40時間は優秀ですが、ノイズキャンセリングを常用する使い方では当然数字が下がります。もちろん短時間充電が強いので実運用上の弱点になりにくいものの、長距離移動や出張でとにかく充電を意識したくない人は、絶対値だけで比べると他の長時間駆動モデルにも目が向くはずです。
では、どんなユーザーにおすすめか。もっとも相性が良いのは、2万円前後で“全部入りに近い上位体験”を求める人です。音質を重視したいが、ノイズキャンセリングも妥協したくない。通勤や通学、仕事、動画視聴、通話まで一台でこなしたい。しかも使い勝手まで新しいものを試したい。そうした欲張りな条件に、かなり正面から応えてくれるモデルです。Android端末を使っていてLDACやGoogle Fast Pairを活かせる人、マルチポイントでスマートフォンとPCを行き来したい人、移動時の静けさをしっかり求める人には、特に満足度が高いでしょう。逆に、価格を最優先したい人や、音質調整やアプリ設定をできるだけ避けたい人にとっては、もう少しシンプルなモデルのほうが気楽に感じる可能性があります。
総評として、Anker Soundcore Liberty 4 Proは、“機能の多さ”を“体験の質”へ結びつけようとした完成度の高い完全ワイヤレスイヤホンです。音質、ノイズキャンセリング、操作性、接続性、充電まわりのどこか一つだけが優れているのではなく、全体を高い水準でまとめ上げている点が大きな魅力です。しかも、そのまとめ方が単なる無難さではなく、スクリーン付きケースや飛行機モードのような個性をしっかり持っています。2万円前後の価格帯で“上位機らしい満足感”を求めるなら、かなり有力な一台です。派手な一点突破型ではなく、毎日使う中でじわじわ良さが効いてくる、完成度重視のモデルとして高く評価できる製品です。
Soundcore Liberty 4 Pro と Soundcore Liberty 5 の徹底比較
結論から言うと、音質の作り込みやケース操作の先進性まで含めて上位体験を求めるなら Soundcore Liberty 4 Pro、価格を抑えつつ、最新世代らしいノイズキャンセリング・長時間再生・Dolby Audio対応まで幅広く欲しいなら Soundcore Liberty 5 が有力です。
どちらもAnkerの主力完全ワイヤレスイヤホンですが、Liberty 4 Proは“上位モデルらしい濃さ”が魅力で、Liberty 5は“より手が届きやすい価格で現代的な機能を広く高水準でまとめた新定番”という立ち位置です。
まずは結論がわかる比較早見表
| 項目 | Soundcore Liberty 4 Pro | Soundcore Liberty 5 |
|---|---|---|
| 立ち位置 | シリーズ上位の高機能モデル | Liberty 4系の次世代スタンダード |
| 価格 | 19,990円 | 14,990円 |
| ノイズキャンセリング | ウルトラノイズキャンセリング 3.5 | ウルトラノイズキャンセリング 3.5 |
| 音の方向性 | デュアルドライバーで広帯域を丁寧に鳴らす上位志向 | 9.2mmドライバーとバスレフ構造で中高域の明瞭さと低音の迫力を両立 |
| 独自性 | スクリーン付きケース、タッチバー、飛行機モード、スワイプ操作 | Dolby Audio、LDACとDolby Audio併用、長時間再生、自然な外音取り込み |
| 通信規格 | Bluetooth 5.3 | Bluetooth 5.4 |
| 連続再生時間 | 最大10時間 / ケース込み最大40時間 | 最大12時間 / ケース込み最大48時間 |
| ANC時再生時間 | 最大7.5時間 / ケース込み最大30時間 | 最大8時間 / ケース込み最大32時間 |
| 重量 | 約5.5g / ケース込み約62g | 約5.2g / ケース込み約59g |
| 向いている人 | 音・操作性・所有感まで重視する人 | コストパフォーマンス重視で最新機能を広く欲しい人 |
製品コンセプトの違い
Liberty 4 Proは「上位機らしい体験」を重視
Liberty 4 Proは、音質とノイズキャンセリングの両面を高いレベルで追求しつつ、ケース側の操作性まで強く磨き込んだモデルです。単に音が良い、ノイズキャンセリングが強いだけでなく、スクリーン付きケースやタッチバー操作、飛行機モード、スワイプ操作といった“使っていて楽しい機能”が揃っているのが特徴です。価格は高めですが、そのぶん明確に上位らしさがあります。
Liberty 5は「新定番としての完成度」を重視
Liberty 5は、Liberty 4系の流れを受け継ぎながら、ノイズキャンセリングや音質、再生時間、外音取り込み、Dolby Audio対応などを広く強化したモデルです。価格を抑えつつも、欲しい機能をきちんと押さえているため、幅広いユーザーにとって選びやすいバランス型に仕上がっています。
音質の違い
Liberty 4 Proの強み
Liberty 4 Proは、10.5mm低音域用ドライバー + 4.6mm中高音域用ドライバーのデュアルダイナミック構成を採用しています。さらにA.C.A.A 4.0とデジタルクロスオーバーテクノロジーにより、帯域ごとの役割分担を明確にしているのが大きな特徴です。
この構成は、低音の量感だけでなく、中高域の解像感やボーカルの見通しの良さを丁寧に取りにいく設計で、音の情報量や分離感、上位モデルらしい厚みに期待しやすいタイプです。
Liberty 5の強み
Liberty 5は、9.2mmダイナミックドライバーにウールペーパー振動板を採用し、中高音域の自然さや歪みの少なさを重視しています。加えて、完全ワイヤレスイヤホンとしては個性的なバスレフ構造を採用し、内部の2本のダクトで低音の共鳴を高めています。
そのため音作りの方向としては、明瞭な中高域と迫力ある低音を、比較的わかりやすく楽しませるタイプです。加えてDolby Audio対応が大きな武器で、映画やライブ映像、空間演出のあるコンテンツとの相性が良いのが魅力です。
音質でどちらが有利か
純粋にハード構成のぜいたくさや上位感で見るなら、Liberty 4 Proのほうが一枚上です。
一方で、わかりやすい迫力や映像コンテンツでの楽しさ、価格とのバランスまで含めるなら、Liberty 5の満足度もかなり高いです。
ノイズキャンセリングの違い
共通点
両機種ともウルトラノイズキャンセリング 3.5を採用し、センサーが毎分180回、周囲の騒音レベルと装着状態を検知して自動最適化します。数字上はかなり近い世代感で、どちらも日常使いでは高い静けさを期待できます。
Liberty 4 Proの優位点
Liberty 4 Proは、ここに加えて気圧センサーと飛行機モードを備えています。飛行機など気圧変化の大きい環境でノイズキャンセリングを最適化する発想は、移動用途を意識した上位モデルらしい特徴です。
また、公式の打ち出しとしても“究極の音質と静寂”を前面に出しており、ノイズキャンセリングの象徴的な存在として位置づけられています。
Liberty 5の優位点
Liberty 5もノイズキャンセリング性能自体は大きく進化しており、Liberty 4からの乗り換え先としてかなり魅力的です。さらに、外音取り込み用マイクを左右2基ずつ、合計4基に増設しており、外音取り込みの自然さに力を入れているのがポイントです。
つまり、遮断だけでなく“必要なときに外を自然に聞く”体験まで重視しているのがLiberty 5です。
ノイズキャンセリングでどちらが有利か
絶対的な上位感や移動特化の個性ではLiberty 4 Pro、
遮音と外音取り込みの実用バランスではLiberty 5 が魅力です。
操作性・使い勝手の違い
Liberty 4 Proはケース操作が圧倒的に個性的
Liberty 4 Pro最大の個性は、スクリーン付きケースとタッチバーです。スマートフォンアプリを開かなくても、ケース側からノイズキャンセリングや外音取り込みの調整ができます。さらにイヤホン本体では感圧センサー + スワイプコントロールに対応しており、音量操作まで直感的に行いやすいのが特徴です。
この“触って操作する楽しさ”は、他モデルと比べてもかなり印象的です。
Liberty 5はシンプルで扱いやすい
Liberty 5は、感圧センサー操作を採用しつつ、アプリによる機能カスタマイズにも対応しています。ケース操作の派手さはありませんが、そのぶん構成はわかりやすく、日常で迷いにくいタイプです。
また、LDACやDolby Audioを使いながらマルチポイント接続できる点も、実使用ではかなり便利です。
操作性でどちらが有利か
新しさと便利さの面白さならLiberty 4 Pro、
素直で扱いやすい実用性ならLiberty 5 です。
バッテリー・充電性能の違い
Liberty 4 Pro
• 通常モード:最大10時間
• ケース込み:最大40時間
• ANC時:最大7.5時間 / ケース込み最大30時間
• 5分充電で最大4時間再生
• ワイヤレス充電対応
Liberty 5
• 通常モード:最大12時間
• ケース込み:最大48時間
• ANC時:最大8時間 / ケース込み最大32時間
• 10分充電で最大5時間再生
• ワイヤレス充電対応
どちらが有利か
スタミナはLiberty 5が明確に優勢です。
本体再生時間もケース込み総再生時間も長く、長距離移動や充電頻度を減らしたい人にはわかりやすいメリットがあります。Liberty 4 Proも十分優秀ですが、ここはLiberty 5の強みです。
接続性の違い
Liberty 4 Pro
• Bluetooth 5.3
• SBC / AAC / LDAC
• Google Fast Pair
• マルチポイント対応
Liberty 5
• Bluetooth 5.4
• SBC / AAC / LDAC
• マルチポイント対応
• LDACとDolby Audio併用対応
どちらが有利か
通信規格の新しさではLiberty 5 が優勢です。Bluetooth 5.4対応で、さらにLDACやDolby Audioとマルチポイントの併用を訴求している点は、現代的な使い方に強いです。
一方で、Google Fast Pairをわかりやすく押し出している点はLiberty 4 Proの利点です。
装着性・サイズ感の違い
Liberty 4 Pro
• 片耳約5.5g
• ケース込み約62g
• ケースサイズ約65 × 62 × 30mm
Liberty 5
• 片耳約5.2g
• ケース込み約59g
• ケースサイズ約57 × 57 × 28mm
どちらが有利か
数値上はLiberty 5のほうが軽く、ケースもコンパクトです。毎日ポケットや小さめのバッグで持ち運ぶなら、地味ですが効いてくる差です。
一方、Liberty 4 Proはケースにスクリーンやタッチバーを備えるぶん、サイズや重量が少し増しています。これは弱点というより、機能との引き換えです。
防塵防水・通話性能の違い
両機種ともIP55対応で、イヤホン本体は雨や汗への配慮があります。通話面ではどちらも6マイクを使ったクリア通話を打ち出しており、日常通話やオンライン会議用途にも対応しやすい設計です。
大きな差が出るのは通話そのものよりも、外音取り込みの自然さではLiberty 5の進化が目立つという点です。
価格差の意味
• Liberty 4 Pro:19,990円
• Liberty 5:14,990円
差額は5,000円です。
この5,000円で得られるものをどう考えるかが、選び分けの核心です。
Liberty 4 Proは、その差額で
• デュアルドライバーによる上位音響設計
• スクリーン付きケース
• タッチバー
• スワイプ操作
• 飛行機モード
といった“上位モデルならではの体験”を手に入れるイメージです。
Liberty 5は、その差額を抑えながら
• Dolby Audio
• 長時間再生
• Bluetooth 5.4
• より自然な外音取り込み
• 軽量コンパクト化
を実現しており、価格に対する満足度が非常に高い構成です。
どちらがおすすめか
Liberty 4 Proがおすすめな人
• 音質の構成や上位モデルらしい作り込みを重視したい
• ケースでも操作したい
• 先進的な機能を使う楽しさも欲しい
• 飛行機や移動シーンでの使い勝手も重視したい
• 価格差より完成度の高さを優先したい
Liberty 5がおすすめな人
• 1万5千円前後でできるだけ高性能なモデルが欲しい
• ノイズキャンセリングと音質を高水準で両立したい
• Dolby Audio対応を重視したい
• バッテリー持ちの良さを重視したい
• 外音取り込みの自然さや日常の使いやすさを大事にしたい
総評
この2機種は、単純に新旧や上位下位だけで片付けるより、何に価値を感じるかで選ぶべき2モデルです。
Soundcore Liberty 4 Pro は、音質・静けさ・操作性・所有感まで含めた“濃い上位体験”が魅力です。ケースのスクリーンやタッチバー、飛行機モードなど、単なるスペックの足し算ではない個性があります。
一方の Soundcore Liberty 5 は、価格を抑えながら、ノイズキャンセリング、Dolby Audio、長時間再生、軽量化、外音取り込みの進化まで広く押さえた“非常に強いバランス型”です。
ひとことでまとめるなら、
完成度の高い上位機が欲しいなら Liberty 4 Pro、
コストパフォーマンス最優先で今選ぶなら Liberty 5 です。
Liberty 4 / Liberty 4 NC / Liberty 4 Pro の比較表
| 項目 | Liberty 4 | Liberty 4 NC | Liberty 4 Pro |
|---|---|---|---|
| ノイズキャンセリング | NC 2.0 | NC 3.0 | ウルトラNC 3.5 |
| ドライバー構成 | A.C.A.A 3.0(9.2mm+6mm) | 11mm ダイナミック | A.C.A.A 4.0(10.5mm+4.6mm) |
| 対応コーデック | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC / LDAC | SBC / AAC / LDAC |
| 3Dオーディオ | 固定+ヘッドトラッキング | 固定のみ | 固定+ヘッドトラッキング |
| 再生時間(イヤホン) | 9時間 | 10時間 | 10時間 |
| 再生時間(ケース込み) | 28時間 | 50時間 | 40時間 |
| 短時間充電 | 15分で3時間 | 10分で4時間 | 5分で4時間 |
| ケースのスクリーン | なし | なし | あり |
| 操作方式 | 感圧センサー | 感圧センサー | スワイプ+感圧センサー |
| マルチポイント | 対応 | 対応 | 対応 |
| ヘルスモニタリング | 対応 | 非対応 | 非対応 |
| 防水性能 | IPX4 | IPX4 | IP55 |
| 特徴 | バランス型・ヘルス機能搭載 | コスパ最強・電池持ち最長 | 音質・ANC・機能すべて最強 |
まとめ
3モデルを比較すると、Ankerは 「音質重視」「コスパ重視」「バランス重視」 の3方向でラインナップを明確に分けています。
● Liberty 4
A.C.A.A 3.0によるデュアルドライバー構成で、音質と価格のバランスが非常に良いモデルです。ヘルスモニタリング機能を搭載している点も特徴で、日常使い+軽いフィットネス用途にも向きます。ANC性能は標準的ですが、音質・機能の総合力が高い“万能型”です。
● Liberty 4 NC
シリーズの中で 最もコストパフォーマンスが高いモデル。ANC 3.0によるノイズ低減性能は価格帯以上で、再生時間も最長クラス。音質は単一ドライバーながら十分で、普段使い・通勤通学に最適です。とにかく「安くて強いANCが欲しい」ユーザーに刺さるモデルです。
● Liberty 4 Pro
A.C.A.A 4.0デュアルドライバー、ウルトラNC 3.5、ケース側面のタッチバー、スクリーン搭載など、シリーズ最高峰のフラッグシップ。音質は立体感・解像度ともに頭ひとつ抜けており、ANC性能も強力。2万円以下で“全部入り”を求めるユーザーに最適です。
用途別の最適モデル
| 重視ポイント | 最適モデル |
|---|---|
| 音質・ANC・機能すべて最高が欲しい | Liberty 4 Pro |
| 価格と性能のバランスを重視 | Liberty 4 |
| 1万円台で強力ANCと長時間再生が欲しい | Liberty 4 NC |
※セール開催・内容・価格等は、予告なく変更となる場合がございます。正確な情報は、販売ページ上でご確認ください。

