ティーピーリンクジャパンは、法人向け製品・ソリューションブランド「Omada」より、長距離無線通信に対応した屋外向けWi-Fiブリッジ「Beam Bridge 5 UR KIT」を販売した。店頭予想価格は70,900円。
製品概要
Beam Bridge 5 UR KITは、5GHz帯で最大867Mbpsの通信速度と最大8kmの通信距離に対応し、屋外環境でも安定したPoint-to-Point接続を実現するOmadaブランドの超長距離Wi-Fiブリッジキットです。
主な特徴
超長距離Wi-Fiブリッジによる柔軟な拠点間接続
Beam Bridge 5 UR KITは、最大8kmの長距離無線通信に対応し、LANケーブルの敷設が難しい離れた拠点同士をワイヤレスで接続できるWi-Fiブリッジです。Point-to-Point(PtP)接続により、広い敷地内に点在する建物や設備、監視ポイントを効率的にネットワーク化し、これまでネットワーク構築が難しかった場所にも通信環境を拡張できます。工場や倉庫、農場、建設現場、トンネル、駐車場、太陽光発電所など、多様な現場での長距離データ伝送や監視用途に対応できる設計が特徴です。
自動ペアリングとLEDインジケーターによるかんたんセットアップ
本製品は事前設定済みのキット構成と自動ペアリング機能を備え、同梱のアクセスポイント同士を手間なくペアリングできるため、複雑な手動設定を行う必要がありません。設置時には本体のLED表示やアプリから電波状況を確認しながらアンテナの向きや設置位置を調整できるため、最適な通信品質を短時間で確保しやすくなっています。さらに、スピードテスト機能を利用することで、その場で無線通信速度を確認しながら微調整が行えるため、セットアップから動作確認までをスムーズに進められます。
PoE対応ギガビットLANポートによるシンプルな配線
Beam Bridge 5 UR KITは、IEEE 802.3af準拠のPoEおよび24V/48VパッシブPoEに対応したギガビットLANポートを1基搭載しており、PoEスイッチや付属のパッシブPoEアダプターから給電しながらネットワーク接続が可能です。これにより、電源ケーブルとLANケーブルを別々に敷設する必要がなく、配線の簡素化と導入コストの削減につながります。PoEスイッチやPoEインジェクター、付属アダプターなど、現場の設備構成に合わせた柔軟な給電方法を選択できる点も魅力です。
屋外環境に強い堅牢設計と雷保護機能
本製品はIP65準拠の防水・防塵性能を備え、雨や砂塵が舞う屋外環境でも安心して設置できるよう設計されています。動作温度は-40〜70℃と広く、寒冷地から高温環境まで幅広い条件下で安定動作が可能です。さらに、LANポートに±6kVの雷保護機能を備え、雷や静電気放電からの保護を考慮した設計となっており、適切な接地やケーブル保護と組み合わせることで、屋外設備としての信頼性を高めています。支柱取り付け用キットが付属し、耐風性にも配慮された筐体デザインにより、屋外ポールや鉄塔などへの設置も行いやすくなっています。
高感度指向性アンテナによる安定した長距離通信
Beam Bridge 5 UR KITは、5GHz帯で23dBiの高感度指向性MIMOアンテナ(デュアル偏波)を内蔵し、長距離でも途切れにくい低遅延かつ安定したWi-Fi接続を実現します。アンテナビーム幅は水平方向約9°、垂直方向約7°と狭く設計されており、遠方の相手局に向けて集中的に電波を送受信することで、長距離通信時の信号品質を高めています。チャネル幅は20MHz/40MHz/80MHzに対応し、環境や必要帯域に応じて柔軟に設定できるため、混雑した電波環境でも最適なバランスを取りやすい構成です。
Omadaエコシステムとの連携による集中管理
管理面では、スタンドアロンモードとOmada SDNモードの2つの運用形態に対応しており、単体運用から大規模な集中管理まで柔軟に選択できます。スタンドアロンモードでは、OmadaアプリやWeb管理画面から個別に設定・管理できるため、シンプルな構成で手軽に導入可能です。一方、Omada SDNモードでは、Omadaコントローラー(クラウドベース、ハードウェア、ソフトウェア)と連携することで、複数のブリッジペアをまとめて展開する一括プロビジョニングや、集中管理・リモートアクセスが可能になります。メールアラート、SNMP、SSH、ゼロタッチプロビジョニングなどの機能にも対応し、企業ネットワークの運用効率を高めるプラットフォームとして活用できます。
監視・設備管理など多様なシナリオへの対応
公式サイトでは、森林地帯での山林火災監視、建設現場や採掘エリアでの作業員安全監視、島嶼部での気象データ伝送、送電鉄塔や変電所での設備監視・データ伝送など、Beam Bridge 5 UR KITの代表的な活用シナリオが紹介されています。これらのシナリオでは、遠隔地に設置された監視カメラやセンサーからの映像・データを長距離Wi-Fiブリッジで集約し、中央拠点へリアルタイムに伝送することで、安全管理や設備監視の効率化に貢献します。Point-to-Point接続と高感度アンテナ、堅牢な屋外設計、集中管理機能の組み合わせにより、インフラや産業用途での信頼性の高い通信基盤として利用できる点が強調されています。引
スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Beam Bridge 5 UR KIT |
| Wi-Fi規格 | IEEE 802.11a/n/ac |
| 周波数帯域 | 5GHz |
| 最大無線通信速度 | 867Mbps |
| 最大伝送距離 | 8km(日本国内モデル) |
| アンテナ構成 | 2×2デュアル偏波指向性MIMOアンテナ(内蔵) |
| アンテナ利得 | 23dBi(5GHz) |
| アンテナビーム幅 | 水平方向:約9°/垂直方向:約7° |
| チャネル幅 | 20MHz/40MHz/80MHz |
| インターフェース | ギガビットLANポート×1(IEEE 802.3af準拠・パッシブPoE対応) |
| PoE給電方式 | 802.3af PoE、24V/48VパッシブPoE(付属パッシブPoEアダプターは屋内のみ使用可) |
| 電源仕様 | 802.3af PoE(1,2ピン・3,6ピン)、24V/48VパッシブPoE(+4,5ピン・-7,8ピン) |
| 消費電力 | 15.8W |
| 管理モード | スタンドアロンモード/Omada SDNモード |
| 管理機能 | Omadaアプリ対応、Web管理画面対応、Omadaコントローラー連携、集中管理・リモートアクセス、メールアラート、SNMP、SSH、NTP、ゼロタッチプロビジョニングなど |
| Wi-Fi機能 | 5G 2×2 MU-MIMO DL、スピードテスト、チャネル最適化、アンテナ調整、ACS(自動チャネル選択)、レート制限、ゲストネットワーク、VLAN、不正AP検出、MACフィルター(最大4000)、Wi-Fi暗号化 |
| 送信電力(参考) | CE:<23dBm(5GHz U-NII-1/2A ERIP)、<30dBm(5GHz U-NII-1/2C ERIP)/FCC:<27dBm(5GHz U-NII-1)、<27dBm(5GHz U-NII-3) |
| 防水・防塵性能 | IP65準拠 |
| 雷保護 | LANポート:±6kV |
| 動作温度 | −40〜70℃ |
| 保存温度 | −40〜70℃ |
| 動作湿度 | 10〜90%(結露なきこと) |
| 保存湿度 | 5〜90%(結露なきこと) |
| 外形寸法 | 366 × 280 × 207mm |
| 質量 | 約1.1kg |
| 設置方法 | 支柱取り付け(取り付けキット付属) |
| 対応集中管理 | Omada Central(クラウドベース)、Omadaハードウェアコントローラー、Omadaソフトウェアコントローラー |
| 認証 | CE/FCC/RoHS |
| パッケージ内容 | Beam Bridge 5 UR KIT本体、支柱取り付けキット、パッシブPoEアダプター、電源コード、Installation Guide(設置・設定ガイド) |
| 保証期間 | 5年間 |
| 販売日 | 2026年8月25日 |
| 価格 | 市場想定売価 税込70,900円 |


