製品概要
LG UltraGear 34GX90SA-Wは、34型のUWQHD解像度と21:9のウルトラワイド表示、曲率800Rの湾曲有機ELパネルを組み合わせた、映像美と高速表示を両立するスマートゲーミングモニターです。240Hzの高リフレッシュレートと0.03msの応答速度により、動きの速いゲームでも残像感を抑えながら滑らかに描写できるうえ、DisplayHDR True Black 400やDCI-P3 98.5%の広色域によって、暗部の深さと色の鮮やかさも高い水準で楽しめます。さらにwebOSを搭載しているため、PCに接続しなくても動画配信サービスや各種アプリを利用でき、ゲーム用途だけでなく映像視聴や日常のエンターテインメントまで1台でこなせるのが大きな魅力です。
特徴
映像表現の魅力
- 有機ELパネルならではの黒表現:画素ごとに自発光する有機ELパネルを採用し、黒をしっかり沈めながら明るい部分を際立たせることで、コントラスト感の高い映像を実現します。暗いシーンの階調表現にも強く、ゲームでも映画でも立体感のある画づくりが期待できます。
- MLA採用による高輝度表示:マイクロレンズアレイを採用した第三世代有機ELパネルにより、ピーク輝度1300cd/㎡(APL 1.5%時)を実現しています。従来の有機ELに対して明るさ面の弱点を補いやすく、HDRコンテンツの見応えを高めています。
- DisplayHDR True Black 400対応:HDR10に加えてVESA DisplayHDR True Black 400認証を取得しており、黒浮きを抑えながらハイライトも印象的に描写できます。暗所の視認性と映像のメリハリを両立しやすい仕様です。
- DCI-P3 98.5%の広色域:デジタルシネマ規格のDCI-P3を98.5%カバーし、鮮やかな色彩を豊かに再現します。ゲームや映画だけでなく、写真や動画の色を重視したい用途にも向きやすい構成です。
没入感を高める画面設計
- 34型・21:9ウルトラワイド:一般的な16:9モニターより横方向の表示領域が広く、ゲームでは視界の広さを活かしやすく、作業では複数ウィンドウを並べやすいのが魅力です。1台でマルチタスク環境を作りやすいサイズ感です。
- 800Rの強い湾曲:半径80cmの800Rカーブにより、画面の左右端まで視線移動がしやすく、包み込まれるような視覚体験を生み出します。特にレースゲーム、FPS、オープンワールド系との相性が良く、映像への没入感を高めます。
- フレームレス寄りのすっきりした外観:ベゼルを抑えたデザインで、視界の邪魔になりにくく、デスク上でも圧迫感を抑えやすい仕上がりです。ゲーム空間を整えたい人にもなじみやすいデザインです。
ゲーミング性能
- 最大240Hzの高リフレッシュレート:1秒間に最大240回の画面更新に対応し、動きの速いシーンでも滑らかな表示を実現します。競技性の高いタイトルで視認性や追従感を重視するユーザーに向いた仕様です。
- 0.03ms(GTG)の高速応答:有機ELの特性を活かした非常に高速な応答速度により、モーションブラーを抑えたくっきりした映像表示が可能です。敵の動きや視点移動の速い場面でも輪郭が崩れにくいのが利点です。
- VRR対応で滑らかな表示:AMD FreeSync Premium、NVIDIA G-SYNC Compatible、VESA Adaptive-Syncに対応し、フレームレート変動時のティアリングやスタッタリングを抑えます。PCゲームとの相性が良く、安定した描画を得やすい構成です。
- DAS Modeやブラックスタビライザーを搭載:入力遅延を抑えるDAS Mode、暗部を見やすくするブラックスタビライザー、クロスヘア、FPSカウンター、Game Optimizerなど、実戦向けの補助機能が充実しています。
スマートモニターとしての使い勝手
- webOS 24搭載:PCを起動しなくても、動画配信サービスや各種アプリに直接アクセスできます。ゲーム用モニターでありながら、映像視聴機としても独立して使える点が大きな特徴です。
- AirPlay 2とMiracast対応:スマートフォンやタブレットの画面をワイヤレスで映しやすく、動画や写真の共有も手軽です。PC以外のデバイスとの連携を重視する人にも扱いやすい仕様です。
- LG ThinQアプリと音声入力対応:スマートフォンからの操作や音声検索に対応し、リモコン操作だけに頼らず使えるのも便利です。テレビ的な使い方をしたい人には特に相性が良い機能です。
- 5年間のwebOS無償アップデート保証:スマート機能を長く使いやすいよう、OSアップデートの継続性にも配慮されています。単なる一時的な付加機能ではなく、継続利用を前提にした設計です。
音響とエンターテインメント性
- 7W+7Wの内蔵スピーカー:モニター単体でも音を出せるため、外部スピーカーなしでもすぐに使い始められます。ゲーム、動画、配信視聴を手軽に楽しみたい人には便利です。
- Rich Bass対応:低音域を補強する設計により、内蔵スピーカーとしては厚みのあるサウンドを狙った構成です。映像の迫力を音でも支えたいという方向性が見えます。
- HDMI eARC対応:対応サウンドバーなどと接続しやすく、より本格的な音響環境へ発展させやすいのも魅力です。映像視聴を重視するユーザーにとって拡張性があります。
- Bluetooth Audio対応:Bluetooth経由で音声再生にも対応し、モニターをワイヤレススピーカー的に使える場面もあります。デスク周りの配線を減らしたい人にも向いています。
接続性と実用性
- HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4、USB Type-C搭載:PC、ゲーム機、ノートPCなど複数機器を接続しやすい構成です。高リフレッシュレート環境を活かしやすく、用途の幅が広いのが強みです。
- USB Type-Cは映像入力・データ転送・65W給電に対応:対応ノートPCならケーブル1本で映像出力と給電をまとめやすく、デスクをすっきり保ちやすい仕様です。仕事用モニターとしても実用性があります。
- LAN端子とWi-Fi 5を搭載:スマート機能を安定して使いたい場合は有線LAN、設置自由度を優先するならWi-Fiと、環境に応じて選べます。単体でネット接続できる点はスマートモニターらしい強みです。
- USBハブ機能を搭載:USBダウンストリーム端子を備え、周辺機器の接続性を高めています。ノートPC中心の環境でも周辺機器をまとめやすくなります。
- PIP・2PBP対応:複数入力を同時表示できるため、ゲームと配信、PCとサブ機器などを1画面で扱いやすく、ウルトラワイド画面の広さを活かした使い方ができます。
設置性と筐体まわり
- 高さ・チルト・スイーベル調整対応:高さ110mm、チルト前-8°~後15°、左右各30°のスイーベルに対応し、視線や姿勢に合わせて調整しやすい設計です。長時間使用時の快適性にも関わる部分です。
- VESA 100×100対応:モニターアームへの取り付けにも対応し、デスク環境に合わせた柔軟なレイアウトが可能です。省スペース化や視点位置の最適化をしたい人にも向いています。
- リモコン付属:webOS搭載モデルらしく、離れた位置からの操作や設定変更がしやすく、映像視聴中心の使い方でも扱いやすい構成です。
- Hexagon Lighting搭載:背面ライティング機能を備え、ゲーミング空間の演出にも配慮されています。性能だけでなく雰囲気づくりも重視したいユーザーに響く要素です。
スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | LG UltraGear 34GX90SA-W |
| 型番 | 34GX90SA-W |
| 発売時期 | 2025年4月中旬 |
| モニターサイズ | 34型 / 33.9インチ |
| モニタータイプ | ウルトラワイドゲーミングモニター / スマートモニター |
| パネル方式 | 曲面型有機EL(OLED) |
| パネル世代・技術 | 第三世代有機ELパネル / MLA(マイクロレンズアレイ)採用 |
| 画面形状 | 曲面型 |
| 曲率 | 800R |
| 表面処理 | ノングレア / アンチグレア / 非光沢 |
| 解像度 | 3440×1440 |
| 解像度規格 | UWQHD |
| アスペクト比 | 21:9 |
| 有効表示領域 | 795×333mm |
| 画素ピッチ | 0.231×0.231mm |
| 視野角 | 水平178° / 垂直178°(CR≧10) |
| 表示色 | 約10.7億色 |
| 色域 | DCI-P3 98.5% |
| 輝度(標準値) | 275cd/㎡ |
| ピーク輝度 | 1300cd/㎡(APL 1.5%時) |
| コントラスト比 | 1,500,000:1 |
| HDR | HDR10 |
| HDR認証 | VESA DisplayHDR True Black 400 |
| 応答速度 | 0.03ms(GTG) |
| リフレッシュレート | 最大240Hz |
| 垂直走査周波数 | 48~240Hz |
| 同期技術 | AMD FreeSync Premium / NVIDIA G-SYNC Compatible / VESA Adaptive-Sync |
| スピーカー | 内蔵(7W+7W) |
| 音声機能 | Rich Bass / バーチャルサウンド(9.1ch) / オートボリュームレベリング / Bluetooth Audio |
| 映像入力端子 | HDMI 2.1×2 / DisplayPort 1.4×1 / USB Type-C×1 |
| HDMI機能 | eARC対応 |
| USB端子 | USB Type-C×1 / USBダウンストリーム(USB 2.0)×2 |
| USB Type-C機能 | DisplayPort Alt Mode / USB PD最大65W / データ転送 |
| LAN端子 | RJ-45 / 100Base-TX |
| 音声出力端子 | ヘッドホン出力(ステレオミニジャック) |
| 無線通信 | Wi-Fi 5(IEEE 802.11a/b/g/n/ac) / Bluetooth 5.0 |
| スマートOS | webOS 24 |
| ワイヤレス表示 | Apple AirPlay 2 / Miracast |
| スマート機能 | LG ThinQアプリ / 音声入力 / ウェブブラウザ / Remote Desktop / USB Media Player |
| 画質補助機能 | AI映像 / パーソナルピクチャーウィザード / Dynamic Tone Mapping / 自動輝度センサー / 工場出荷時キャリブレーション済 |
| ゲーミング機能 | DAS Mode / ブラックスタビライザー / クロスヘア / FPSカウンター / Game Optimizer / Hexagon Lighting |
| 画面分割機能 | PIP / 2PBP |
| その他機能 | Smart Energy Saving / ブルーライト低減モード / VESA DSC |
| 専用ソフトウェア | LG Switch |
| OSD操作 | OSDジョイスティック |
| リモコン | 付属 |
| スタンド調整 | 高さ調整 / チルト / スイーベル |
| 高さ調整幅 | 110mm |
| チルト角度 | 前 -8° / 後 15° |
| スイーベル角度 | 左30° / 右30° |
| ピボット | 非対応 |
| VESAマウント | 100×100mm |
| 外形寸法(スタンドあり) | 784×470~580×292mm |
| 外形寸法(スタンドなし) | 784×358×167mm |
| 重量(スタンドあり) | 10.4kg |
| 重量(スタンドなし) | 6.2kg |
| 電源入力 | 100-240V、50/60Hz |
| 消費電力(オンモード値) | 63W |
| 待機時消費電力 | 0.5W |
| オフ時消費電力 | 0.5W |
| 付属品 | 電源コード(1.5m)、AC-DCアダプター、HDMIケーブル(1.5m)、DisplayPortケーブル(1.5m)、USB Type-Cケーブル(1.5m)、リモコン、電池、クイックセットアップガイド、保証書 |
| 保証 | 2年間メーカー保証 |
総合レビュー(強み・弱み・おすすめユーザー・総評)
LG UltraGear 34GX90SA-Wは、いま34型級のウルトラワイドゲーミングモニターに求められる要素を、かなり欲張りに詰め込んだ1台です。まず目を引くのは、34型・UWQHD・21:9・800R湾曲・有機EL・240Hz・0.03msという、映像体験とゲーム性能の両面で強い訴求力を持つ組み合わせです。スペックだけを見ると尖ったゲーミングモデルに見えますが、実際にはそこへwebOSやAirPlay 2、Miracast、USB Type-C給電、内蔵スピーカー、eARCまで加わっており、単なるゲーム専用機ではなく、映像視聴や日常利用まで視野に入れた多機能モデルとして仕上げられています。
この製品の最大の強みは、やはり映像の説得力です。有機ELらしい黒の深さは、液晶モニターではなかなか得にくい画の締まりを生み、暗いシーンの多いゲームや映画で特に効いてきます。そこにMLA採用による高輝度化が加わることで、ただ暗部がきれいなだけでなく、明るい部分の抜けやHDRのインパクトもきちんと感じやすい構成になっています。DisplayHDR True Black 400やDCI-P3 98.5%も、このモニターが単に派手なだけではなく、色と階調の質感まで重視していることを裏づけています。ゲームでの没入感はもちろん、映像作品をじっくり楽しみたい人にとっても満足度の高い画づくりです。
もうひとつの大きな魅力は、800Rの強い湾曲と21:9ウルトラワイドの相乗効果です。34型の横長画面は、平面だと左右端がやや遠く感じられることがありますが、このモデルはしっかりと湾曲をかけることで、視界の中に画面を包み込むような感覚を作っています。レースゲームやFPS、オープンワールド系では視野の広さと没入感が直結しやすく、映像に引き込まれる感覚を得やすいでしょう。一方で、作業用途でも横方向の広さは大きな武器になります。複数ウィンドウを並べやすく、ノートPCと組み合わせたデスク環境でも、1台でかなり快適な作業空間を作れます。
ゲーミング性能も抜かりありません。240Hzと0.03msは、いまのハイエンド帯でも十分に魅力的な数値で、動きの速いタイトルでの視認性や残像の少なさに直結します。さらにFreeSync Premium、G-SYNC Compatible、Adaptive-Syncに対応しているため、フレームレートが揺れやすい場面でも表示の破綻を抑えやすく、PCゲームとの相性は良好です。DAS Mode、ブラックスタビライザー、クロスヘア、FPSカウンターなど、実戦向けの補助機能も揃っており、単に高画質なだけでなく、勝ちにいくための道具としてもきちんと設計されています。
その一方で、この製品には明確な弱みもあります。最も分かりやすいのは、多機能であるがゆえの性格の複雑さです。webOSを搭載し、スマートモニターとして単体利用できるのは魅力ですが、純粋にPC用ゲーミングモニターとして考えると、機能が多いぶん操作体系や設定まわりがシンプルとは言いにくくなります。ゲームだけに集中したい人にとっては、スマート機能が便利さよりも少し回り道に感じられる場面があるかもしれません。リモコン操作やOSベースのUIは、テレビ的な使い方には向いていても、PCモニターとして即応性を最優先する人には好みが分かれる部分です。
また、800Rの強い湾曲は没入感の面では魅力ですが、用途を選ぶ側面もあります。映像やゲームではプラスに働きやすい一方、文書作成や表計算、細かなテキスト中心の作業では、平面モニターに慣れている人ほど最初に違和感を覚える可能性があります。さらに有機EL特有の表示傾向として、文字の見え方に敏感な人は、映像の美しさとは別の観点で相性を見極めたいところです。つまり、このモデルは万能に見えて、実際には「何を最優先するか」で評価が変わるタイプの製品です。
音まわりについては、7W+7Wの内蔵スピーカーやRich Bass、eARC対応など、モニターとしてはかなり充実しています。外部スピーカーなしでも使い始めやすく、動画視聴や軽いゲームなら十分に便利です。ただし、本格的な音響体験を求めるなら、やはり専用スピーカーやサウンドバーを組み合わせたほうが、このモニターの映像力に見合った満足感を得やすいでしょう。内蔵スピーカーは「あって助かる」機能としては優秀ですが、音の主役まで任せるかどうかは使い方次第です。
おすすめしたいユーザー像はかなりはっきりしています。第一に、ゲームと映像視聴の両方を高いレベルで楽しみたい人です。PCゲームを本気で楽しみつつ、配信サービスや動画コンテンツも1台で快適に見たい人には、このモデルの多機能性がしっかり刺さります。第二に、デスク上をすっきりまとめたい人です。USB Type-C給電、USBハブ、LAN、無線接続、内蔵スピーカーまで揃っているため、ノートPC中心の環境でも配線を整理しやすく、見た目も機能も整えやすい構成です。第三に、液晶から一段上の映像体験へ進みたい人です。黒の深さ、応答速度、HDRの見栄え、ウルトラワイドの没入感を一度に味わいたいなら、かなり魅力的な選択肢になります。
逆に、できるだけシンプルなPC専用モニターを求める人、テキスト中心の事務作業が最優先の人、あるいはスマート機能をまったく使わない前提でコスト効率を重視する人には、少し方向性が違うかもしれません。この製品は、性能の高さだけでなく、使い方の幅広さに価値を感じられる人ほど満足しやすいモデルです。
総評として、LG UltraGear 34GX90SA-Wは、34級ウルトラワイド有機ELモニターの中でも、ゲーム・映像・スマート機能を高い次元で横断した意欲的な1台です。純粋な競技向けモニターとも、単なる映像鑑賞用モニターとも違い、その中間を高品位にまとめたことにこの製品の個性があります。映像の美しさと応答性能を両立しながら、単体でエンターテインメント機器としても成立する完成度は大きな魅力です。用途がぴたりとはまるユーザーにとっては、毎日のゲーム時間も映像視聴も一段豊かにしてくれる、満足度の高いハイグレードモデルといえます。
※セール開催・内容・価格等は、予告なく変更となる場合がございます。正確な情報は、販売ページ上でご確認ください。


