MiniTool Softwareから、ムービー編集ソフトウェア【MiniTool MovieMaker】を試用する機会を頂いた。
【MiniTool MovieMaker】には、無料版の【MiniTool MovieMaker Free】と、有料版の月間サブスクリプション版(1PC)、年間サブスクリプション版(1PC)、買い切りタイプのアルティメット版(3PC)がラインアップ。アルティメットは、生涯無料アップグレードを保証している。
無料版でも動画作成が可能。しかも無料版にありがちな「広告表示」「透かしの自動挿入」がない。
無料版と有料版の違いは、時間制限なしに最初の3本の動画をエクスポートと2分以内の動画を自由にエクスポート。上記2点が無料版の制限となる。
今回は無料版【MiniTool MovieMaker Free】を中心のレビューとなる。
【MiniTool MovieMaker Free】についての説明、インストール方法、動画編集を試してみる。
MiniTool Software Ltd.が開発したソフトウェア。同社はカナダや香港を拠点とした企業でパーティション管理、データ復旧、データバックアップのソフトウェア開発もおこなっている。
初心者に最適なビデオ編集ツール。直感的なインターフェースと豊富な機能を備える。
「アスペクト比の設定」は、PC、タブレット、スマートフォンなどのさまざまなデバイスや、ソーシャルプラットフォームに合わせてアスペクト比を設定できる。
「動画速度の変更」は、ソフトのリバース機能を使えば、動画を逆再生することも可能。
「クイックトリミング/分割/クロップ」は、優れたビデオカッターで、ビデオクリップを素早く複数のファイルに分割したり、ビデオをトリミングして必要な部分だけを残したりすることに役立つ。さらにビデオの重要な部分を切り取って目立つようにすることもできる。
「オーディオエフェクト」は、テンプレートを選択し、写真や動画をインポートしタイトルやBGMを変更して保存。
「テキストエレメント(字幕)」は、テキストやエレメントの追加、表示時間の変更、サイズ変更、回転、位置変更などのカスタマイズに対応。
「動画エフェクト」は、魅力的なトランジション、エフェクト、モーションを追加し、より豊かな動画にできる。
「動画の反転・回転」は、反転/回転ボタンをクリックするだけで簡単に動画を反転または回転させより良い視覚体験を提供。
「テンプレート編集」は、トランジションモード、エフェクト、モーション、カラー補正を選択し、ワンクリックで全てのクリップに適用。
「透かしなしで動画をエクスポート」は、WMV、MP4、AVI、MOV、F4V、MKV、TS、3GP、MPEG-2、WEBMなど、すべての標準またはHD出力ビデオフォーマットに対応。
必要スペックは下記の通り。動画編集ソフトとしては要求スペックは低め。スペック要求が高くて、PCでの動画編集を諦めている人には朗報。
OS | Windows 7、Windows 8、Windows 8.1、Windows 10、Windows 11 |
RAM | 8GB RAM |
CPU | i5以上、2GHz+(Intel 第6世代以降推奨) |
GPU | Intel HD Graphics 5000 以降、NVIDIA GeForce GTX 700 以降、AMD Radeon R5 以降 |
ストレージ | 10GBのハードディスク空き容量(SSD推奨) |
MP4、AVI、MOV、WMV、MKV、WEBM、GIF、MP3 |
もしも安全性が気になるなら、Google運営のセキュリティチェックツール「VirusTotal」でHPとインストールソフトをチェックしてみるとよいだろう。
それでは、【MiniTool MovieMaker Free】を実際に使ってみる。
まず、公式サイトにアクセスし無料版の【MiniTool MovieMaker Free】をダウンロード。EXEファイルをダウンロードしたら、インストール。インストールが完了すると【MiniTool MovieMaker Free】が起動する。
「Start Now」をクリックすると【MiniTool MovieMaker Free】が起動する。
起動すると新規プロジェクトの作成画面が表示される。
「Import Media file」とあるところをクリックする。
インポートできたらインポートしたサムネイルにカーソルをあてると、赤い「+」ボタンが表示されるので、それをクリックしたらタイムラインに挿入できる。「+」からチェックマークに変わった。またドラック&ドロップでも挿入することが可能。
画面はシンプルで一番上には、「Audio」や「Text」など【MiniTool MovieMaker】ど使える機能一覧が並んでいる。下側には動画のタイムラインが表示され、テキストや音楽などの効果を入れた際に、どこでどのような効果を挿入したかが一目でわかる。
動画をトリミング・カットする。切り取りたい所に線を合わせ、「ハサミマーク」をクリック。
簡単に切り取る事ができる。
トリミングする場合は、切り取る終点で、また「ハサミマーク」をクリック。要らないコマを選択して、ゴミ箱マークをクリックすると、トリミングできる。
テキストの挿入する。
左上の「Text」を選択。様々な字幕のパターンが表示される。パターンから選択して、「+」ボタンを押すと、字幕を追加。
フォントやフォントサイズ、行間、色、背景色、透明度などは右上の「Text Property」で編集。
テキストを表示する時間の調整は左下の紫のエリアをドラッグアンドドロップで調整できる。
音楽を挿入する。
左上の「Audio」を選択。様々な音楽が表示される。ダブルクリックどんな音楽か聴ける。「+」ボタンを押せばタイムラインの1番下に選んだ曲が入る。
「Transition」は、カットとカットをつなぎ合わせる際に、いろんな面白い効果を入れる事ができる。こちらも様々なパターンを用意してある。
「Effect」は、動画にエフェクトを付けることができる。入れたい場所を選んで「+」ボタンをクリックかドラック&ドロップで入る。
動画のオープニングやエンディングなどでも用いられるフェードインやフェードアウトなどをがある。
「Filters」は、動画にフィルターをかけるをことができる。入れたい場所を選んで「+」ボタンをクリックかドラック&ドロップで入る。
フィルターをかけるをこと雰囲気を変更することができる。赤ちゃんの動画にソフトなフィルターをかけることでふわっとしたかわいらしい雰囲気にすることができるし、思い出の動画にレトロやビンテージなどのフィルターをかけることで懐かしい雰囲気にしてくれる。
「Elements」はカウントダウンやYoutubeでみられるSubscribeを入れることができる。
「Motion」はズームインやズームアウトなど動画に動きを付けることができる。
作った動画を書き出すには、動画右上の「Export」をクリック。Exportパネルが開くので、名前、フォーマット、出力先を設定して「Export」をクリック。
初心者に最適なビデオ編集ツールと謳うだけあり、公式のユーザーマニュアルをを読まなくても直感的に操作できて、動画編集で迷うことがかった。
スマホの小さな画面で編集するより、PCの大きな画面で編集することで、効率は上がるだろう。また、レイアウトや機能がシンプルで動画編集ソフトを使ったことがない人でも簡単に編集できる。
さらに、PCの要求スペックも低く編集していてもPCが重くなることもない。
無料版でも、【MiniTool MovieMaker】すべての機能が使えるので試してみてはいかがでしょうか。慣れてきたり、気に入ったのなら買い切りタイプのアルティメット版にアップデートするのが良いだろう。
気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
(協力:MiniTool Software)
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