Edifier MR3
Edifier MR3は、52Hz〜40kHzのフラットな周波数特性とハイレゾ認定を備えた2.0chパワード・モニタースピーカーで、3.5インチミッドローと1インチシルクドームツイーター、合計36W出力、バランスTRS/RCA/AUX/Bluetooth 5.4入力、イヤホン出力、MDFキャビネット、さらにルーム補正機能と専用アプリ「Edifier ConneX」による細かな音質調整を特徴とし、ホームスタジオから日常リスニングまでを一台でカバーするクリエイター向けスピーカーです。
特徴
音質・チューニング
- フラットな周波数特性: 52Hz〜40kHzまでの広帯域をフラットに再生し、特定帯域を誇張しないニュートラルなモニターサウンドを実現します。
- ディンプル加工ツイーターウェーブガイド: 1インチシルクドームツイーター前面にディンプル加工ウェーブガイドを採用し、高域の指向性とレスポンスを整え、広いリスニングエリアで均一かつクリアな高域再生を可能にしています。
- ハイレゾオーディオ認定: Texas Instruments製Class-Dアンプとアナログフロントエンドを24bit/96kHz動作に最適化し、ビットパーフェクトな変換と増幅を行うことでハイレゾロゴ認定を取得しています。
- 十分な出力と音圧: 3.5インチミッドロー+1インチツイーター構成で合計36W(18W+18W)を出力し、1mで最大92.5dB SPLを確保、ニアフィールドから中程度の部屋まで余裕のある音量で駆動できます。
ルーム補正・音質調整
- アコースティックルーム補正機能: 背面の「High」「Low」ノブで10kHz以上および約125Hz付近を±6dBで調整でき、部屋の響きや設置環境に合わせた補正が可能です。
- Low Cutoff / Acoustic Space / Desktop Control: Low Cutoffで低域を減衰し部屋のサイズや形状に合わせ、Acoustic Spaceでスピーカーの設置位置による中低域のブーストを補正、Desktop Controlでデスク反射の影響を抑えるなど、実用的な補正プリセットを備えています。
- 専用アプリ「Edifier ConneX」連携: スマートフォンアプリからBluetooth入力の再生コントロール、サウンドエフェクトやEQカスタマイズ、ルーム補正設定、マニュアル閲覧などが行え、物理ノブとアプリの両方で細かな追い込みができます。
接続性・インターフェース
- 豊富な有線入力: バランス1/4インチTRS入力、RCAアンバランス入力、3.5mmステレオミニAUX入力を搭載し、オーディオインターフェース、ミキサー、PC、DAPなど複数機器を同時接続できます。
- Bluetooth 5.4対応: Bluetooth 5.4レシーバーを内蔵し、SBCコーデックでワイヤレス再生に対応、約10mの通信距離と2台同時接続によるソース切り替えのしやすさも特徴です。
- イヤホン出力: 前面または背面に3.5mmイヤホン出力を備え、夜間や集中したいときにヘッドホン・イヤホンへ簡単に切り替えられます。
デザイン・筐体・設置性
- MDFキャビネット: エンクロージャーにMDFを採用し、不要な共振や歪みを抑えたモニターライクな音場を実現、音楽制作や映像編集などの制作環境にも適した設計です。
- コンパクトな筐体サイズ: 幅125.5×高さ220×奥行185mm(右)、奥行176mm(左)とデスクトップに置きやすいサイズで、ニアフィールドモニターとしてPC横に設置しやすい寸法です。
- シンプルなカラーバリエーション: ブラックとホワイトの2色展開で、スタジオライクな環境から自宅デスクまでインテリアに合わせやすい外観です。
- 前面ノブによる簡単操作: 電源オン/オフとボリューム、サウンドエフェクト切り替えを兼ねたフロントノブで、日常的な操作は手元で直感的に行えます。
スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Edifier MR3 2.0 モニタースピーカーシステム |
| 国内型番 | ED-MR3-BK(ブラック)、ED-MR3-WH(ホワイト) |
| スピーカー構成 | 2.0ch、2Way パワード・スタジオモニタースピーカー |
| ドライバー構成 | ミッドロー:3.5インチ(直径約85mm)、ツイーター:1インチ(直径約26mm)シルクドーム |
| 定格出力(RMS) | 合計36W(18W+18W) |
| 最大音圧レベル | 92.5dB SPL(ピーク @1m) |
| 再生周波数帯域 | 52Hz〜40kHz |
| ハイレゾ対応 | Hi-Res Audio 認定、24bit/96kHz 対応 |
| アンプ方式 | Texas Instruments製 Class-D アンプ |
| 信号対雑音比 | ≥85dB(A) |
| ノイズレベル | ≤25dB(A) |
| 入力端子 | バランスTRS(1/4インチ)、RCAアンバランス、AUX(3.5mmステレオミニ)、Bluetooth |
| 出力端子 | イヤホン(3.5mmステレオミニ) |
| Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.4 |
| 対応Bluetoothプロファイル | A2DP、AVRCP |
| 対応コーデック | SBC |
| Bluetooth通信距離 | 約10m |
| ルーム補正機能 | Highノブ(10kHz以上 ±6dB)、Lowノブ(約125Hz ±6dB)、Low Cutoff、Acoustic Space、Desktop Control |
| アプリ連携 | Edifier ConneX アプリ(再生制御、EQ/サウンドエフェクト、ルーム補正設定、マニュアル閲覧など) |
| キャビネット | MDFキャビネット |
| 電源 | 100〜240V AC、50/60Hz、300mA |
| 外形寸法(右スピーカー) | 幅125.5×奥行185×高さ220mm |
| 外形寸法(左スピーカー) | 幅125.5×奥行176×高さ220mm |
| 質量 | 約3.85kg(ペア) |
| カラー | ブラック、ホワイト |
| 付属ケーブル | 専用電源ケーブル(約1.8m)、スピーカーケーブル(約2.5m)、3.5mmステレオミニ–RCAオーディオケーブル(約1.7m)、3.5mmステレオミニオーディオケーブル(約1.7m) |
| 付属品 | 専用電源ケーブル、スピーカーケーブル、各種オーディオケーブル、クイックスタートガイド、安全に関する注意事項、保証書 |
| 保証期間 | 1年保証 |
| 発売日(国内) | 2024年12月20日 |
強み・弱み・おすすめユーザー
Edifier MR3の最大の強みは、「モニター」としての素性の良さと、コンパクトな筐体に詰め込まれた調整余地の広さです。52Hz〜40kHzというワイドレンジをフラットに再生する設計は、一般的なPCスピーカーやリスニング用スピーカーにありがちな「低音や高音を盛った派手さ」とは一線を画し、ボーカルの位置や楽器のバランス、リバーブの尾など、制作時にチェックしたい細部をきちんと見せてくれます。ディンプル加工ウェーブガイド付きのシルクドームツイーターは耳当たりが柔らかく、それでいて情報量は十分で、長時間の作業でも聴き疲れしにくいキャラクターに仕上がっています。
また、ルーム補正機能とEdifier ConneXアプリの組み合わせは、この価格帯としてはかなり贅沢です。デスクトップに置いたときに出がちな中低域の膨らみをDesktop Controlで抑え、壁寄せ設置で増えすぎた低域をLow CutoffやAcoustic Spaceで整える、といった「現場的な追い込み」がスマホから簡単にできるのは、宅録や動画編集をするユーザーにとって大きな武器になります。バランスTRS入力を備えている点も、オーディオインターフェース直結を前提とするクリエイターには心強く、RCAやAUX、Bluetooth 5.4まで含めると、制作と日常リスニングを一台で切り替えながら使える柔軟性が魅力です。
一方で、弱みとして意識しておきたいのは「モニターらしさ」がそのまま好みを分ける可能性がある点です。フラット志向のチューニングは、ポップスやEDMを「ドンシャリで気持ちよく聴きたい」というユーザーには、やや大人しく、迫力不足と感じられる場面もあるでしょう。52Hzまで伸びるとはいえ、サブウーファーを伴う3.1chや5.1chシステムのような超低域の量感は期待できず、映画の爆発音やクラブ系の超低域を身体で浴びたい用途には向きません。また、BluetoothコーデックがSBCのみであることから、ワイヤレスでの高音質再生を最優先するユーザーにとっては、aptXやAAC対応機種と比べてスペック上の見劣りを感じるかもしれません。
おすすめできるユーザー像としては、まず「自宅で楽曲制作やミックス、マスタリングの入口に踏み込みたいクリエイター」が挙げられます。高価なスタジオモニターまでは手を出しにくいが、PCスピーカーでは物足りない――そんな層にとって、バランスTRS入力とフラットレスポンス、ルーム補正を備えたMR3は、準プロクオリティを目指す最初の一歩として非常に現実的な選択肢です。次に、「YouTubeや配信、動画編集を行うクリエイター」もターゲットとしてはぴったりで、ナレーションの明瞭さやBGMとのバランス確認など、映像制作で重要なポイントをしっかりチェックできます。さらに、「日常はSpotifyやApple Musicを流しつつ、ときどきDTMや録音も楽しみたいライトクリエイター」や、「PC用スピーカーをアップグレードしたいが、将来的に制作にも挑戦したいユーザー」にも向いています。逆に、屋外での大音量再生や、防水・バッテリー駆動を求めるアウトドア用途、あるいは映画・ゲームのサラウンド体験を最優先するユーザーには、別種のスピーカーやサウンドバーの方が適しています。MR3は、あくまで「デスクトップ中心のクリエイティブと日常リスニングを両立したい人」にこそ、真価を発揮するモデルと言えるでしょう。
※セール開催・内容・価格等は、予告なく変更となる場合がございます。正確な情報は、販売ページ上でご確認ください。
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