富士フイルムは、「Xシリーズ」の最新モデルとして、ミラーレスカメラ【FUJIFILM X-S20】を販売した。ボディ単体に加えて、【XC15-45mmF3.5-5.6 OIS PZ】が付属するレンズキットをラインアップ。
従来機「FUJIFILM X-S10」で好評だった小型軽量ボディに、AIによる被写体検出AFや6.2K/30Pの動画撮影機能などを搭載したミラーレスデジタルカメラ。新たに採用した大容量バッテリーにより、約800枚の撮影可能枚数を実現。長時間撮影を可能とし、トラベルカメラとしても安心して使用できる。
裏面照射型約2,610万画素「X-Trans CMOS 4」センサーと高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載した。センサーサイズは、23.5mm×15.6mm(APS-Cサイズ)。
AF機能では、従来の顔・瞳AFはそのままに、ディープラーニング技術を用いて開発した被写体検出AFを搭載。新たに、動物・鳥・車・バイク・自転車・飛行機・電車・昆虫・ドローンをAIで検出するという。また、進化したAFの予測アルゴリズムによって、AF-C使用中も安定したフォーカシングを実現するとのことだ。
シーンを判別して最適な撮影設定を自動で選択する「AUTOモード」において、「AUTO被写体検出機能」を新たに追加。自動で被写体を検出し、ピントを合わせたまま追従するため、ハイクオリティな静止画・動画を簡単に撮影できるという。多彩な色調を可能とする「フィルムシミュレーション」では、高彩度かつやわらかい階調表現を特徴とする「ノスタルジックネガ」など、全19種類のモードを用意した。
動画機能では、6.2K/30P 4:2:2 10bitでのカメラ内SDメモリーカード記録が可能。4K/60p、1080/240pによる動画記録もサポートする。加えて、3.5mmマイク・イヤホン端子を採用し、外部アクセサリーを用いた動画撮影に対応。また、「Vlogモード」を新たに搭載。
「X-Sシリーズ」の特徴である、ホールド性の高い大型グリップを採用しつつ、質量約491gの小型軽量ボディを実現した。
また、新たに採用した大容量バッテリー「NP-W235」により、従来機の2倍以上となる約800枚の撮影可能枚数を実現。バッテリーの持ちが長いため、電池残量を気にすることなく、撮影に集中できる。朝から夜までの長時間撮影や、旅行先での撮影などに最適という。
さらに、5軸・最大7.0段のボディ内手ブレ補正機能を新たに搭載。夜景などの暗い撮影シーンでも、快適な手持ち撮影を可能という。
ファインダー倍率0.62倍、0.39型有機EL(約236万ドット)のEVFを搭載。また、モニターを自在なアングルに調整できる「バリアングル構造」を採用した3型(約184万ドット)の背面液晶モニターにより、自分撮りが簡単に行える。さらに、三脚グリップ「TG-BT1」などを組み合わせることで、Vlog撮影も可能。
外部記録媒体は、SD/SDHC/SDXCメモリーカード(最大2TB、UHS-I/UHS-II/ビデオスピードクラスV90対応)に対応。新たに採用した大容量バッテリー「NP-W235」によって、従来機「FUJIFILM X-S10」の2倍以上という、約800枚の静止画撮影可能枚数を実現する(XF35mmF1.4R使用、エコノミーモード時。ノーマルモード時は約750枚)。
サイズは127.7×65.4×85.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約491g(バッテリー、 メモリーカード含む)/約410g(バッテリー、メモリーカード含まず)。
価格はいずれもオープンプライス。
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