GoProは、極めて高いタフネスと手ブレ補正を備え、過酷なシチュエーションでの撮影を強力にサポートする、新しい大型イメージセンサーを採用したアクションカメラ【GoPro HERO11 Black】を発売した。バッテリー内蔵のVoltaハンドグリップやライトモジュール、メディアモジュラーをセットにした【GoPro HERO11 Black Creator Edition】も販売。
また、【GoPro HERO11 Black】をよりコンパクトに、より軽く、シンプルなデザインに凝縮したという小型モデル【GoPro HERO11 Black mini】も10月25日に発売する。
新たに1/1.9インチセンサーを採用した。最大5.3Kの解像度で10bitカラー動画を60fpsで撮影できる。アスペクト比は8:7、サイズは1/1.9インチへと大型化したことで、正方形に近い縦横比での撮影をサポート。アスペクト比16:9、4:3、8:7での撮影が可能になった。TikTokやYouTube Shortなど、スマートフォンでの視聴を想定した縦向きの動画でも横向きのまま撮影し、後から縦に切り取れる解像度を実現している。
シリーズ史上もっとも広い16:9の視野角撮影、HyperViewも実現。HyperViewは自転車、スキー、サーフィン、オートバイなどのFPV撮影に最適とのこと。
2,700万画素の静止画撮影も可能で、動画から最大2,470万画素の画像を切り出すこともできる。最大8倍のスローモーション撮影もできる。
また、10bitカラーでの収録に対応して色の再現性が向上。独自の手ブレ補正機能「HyperSmooth」は5.0へと進化し、MAXレンズモジューラなしでの360度水平ロック機能が利用できるようになったほか、手ブレ補正と画角の広さのバランスを最適化する「AutoBoost」機能も改良されている。
バッテリーは標準で駆動時間が長い「Enduroバッテリー」が同梱されるようになり、低温環境下や高温環境下での安定性を改善。UIはよりシンプルな「イージー」と「プロコントロール」から選択でき、タイムラプスプリセットに、地球の自転と星を利用して光跡を撮影できる「スタートレイル」、動く光によるブラシストロークエフェクトを作成できる「ライトペインティング」、夜間の車のヘッドライトなどを利用して、眩い光跡を撮影できる「ライトトレイル」を追加。従来必要だった撮影後の煩雑な編集作業をカメラ内で自動的に完結させられ、より撮影に集中できるようになっている。
また、シャッターボタンを押す最大30秒前まで遡って撮影できるHindSight、スケジュールキャプチャー、録画する時間の長さを指定できるデュレーションキャプチャー、TimeWarpでの5.3K撮影も可能。
本体は10mまでの防水仕様。バッテリーは、低温環境下でカメラ性能が大きく向上し、以前のGoProカメラやバッテリーと比較して、常温環境下での撮影時間が最大38%長くなるEnduroバッテリーが標準で付属。
また、GoPro各モデルと組み合わせて利用できるサブスクリプションサービスも従来より拡充。編集機能をモバイルアプリからクラウドへと移設したことで、ローカル環境のストレージを圧迫したり、エンコードの待ち時間を気にする必要がなくなるとしている。
【GoPro HERO11 Black mini】は、本体背面と前面のカラーディスプレイを排して小型化したモデルで「ボディマウントしやすく、ギアへのマウントも簡単」という。カメラの底面と背面にマウントフィンガーを内蔵しており、マウントバリエーションが広がった。本体上部に録画ボタンとバッテリー残量や撮影モードなどを確認できるディスプレイを搭載する。
価格は、【GoPro HERO11 Black】が78,000円、【GoPro HERO11 Black Creator Edition】が101,000円、【GoPro HERO11 Black mini】が58,000円。
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