6,980円で、最大46dBのアクティブノイズキャンセリング(ANC)と3つの外部音取り込みモードを搭載した完全ワイヤレスイヤホン【Xiaomi Redmi Buds 5】をレビューする。
【Xiaomi Redmi Buds 5】は、優しいデザインの軽量コンパクトボデイで、最大46dBのアクティブノイズキャンセリング(ANC)と3つの外部音取り込みモードを搭載。1回のフル充電で40時間の電池寿命のバッテリー。わずか5分の充電で2時間音楽を楽しむことができる。
洗練されたデザインとポケットに収まる新しい薄型ケースで、持ち運びがさらに容易に。
ノイズ除去レベルは最大46dBに達し、従来モデル「Redmi Buds 4」より11dB高く改善。また、ノイズ低減効果は3.5倍に向上。バックグラウンドノイズを最大99.5%低減し、2,000Hzの広帯域ノイズリダクションをサポート、日常生活における多くの低周波シーンをカバー。3段階のノイズ低減と外音取り込みモード調整により、様々な環境で快適なモード選択が可能。シャオミが独自に開発したAI風切り音防止アルゴリズムを初めて採用し、風速6m/sまで耐えることができる。
充電ケースを使用すると、最大40時間の長時間バッテリー駆動が可能に、さらに高速充電機能により、5分の充電で2時間再生可能。
12.4mmチタンメッキ振動板スピーカー搭載。独立したリアチャンバー構造になっており、4つの音響効果設定も可能。
10,000以上の外耳道データで最適化された新しいイヤホン設計が実現。また、4つのプリセットEQモードを搭載。
Google Fastペア対応。デュアルデバイス接続、アプリ「Xiaomi EarBuds」のサポート。
Bluetooth 5.3準拠で、対応コーデックがSBC/AACをサポート。バッテリー稼働時間(ANCオフ時)は、イヤホン単体が最大10時間、充電ケース併用時が最大40時間。IP54相当の防水・防塵性能も備えた。
重量は、イヤホン(1個)が約5.3g、充電ケースが約42g。カラーは、ブラック、ホワイト。
カラー | ブラック、ホワイト |
---|---|
寸法と重量 | イヤホン1個の正味重量:5.3g イヤホン1個の寸法:29.5 x 21.4 x 23.5mm 充電ケースの重量:31.4g 充電ケースの寸法:61 x 50 x 24.6mm 総重量:42g |
充電 | バッテリー容量 イヤホン:54mAh 充電ケース:480mAh 充電ポート:Type-C |
接続 | ワイヤレス接続:Bluetooth® 5.3 Bluetoothプロトコル:HSP、HFP、A2DP、AVRCP 通信範囲:10m(障害物のないオープンスペース) スピーカーのインピーダンス:32Ω 対応コーデック:SBC/AAC |
ホワイトとを基調としたシンプルな化粧箱。Xiaomiのスマートウォッチと似たようなパッケージ。
同梱物は、【Redmi Buds 5】本体、充電用USBケーブル(USB Type-A to USB Type-C)、イヤーピースS/M(Redmi Buds 5に装着済み)/L、取扱説明書となっている。
ケースはマット仕上げで角の取れた四角型のデザイン。コンパクトで薄めの設計なのでで持ち運びしやすい。実測重量31.4g。
前面には充電用のUSB Type-Cポートが搭載。残念ながらワイヤレス充電には対応していない。
ケース上部には「Redmi」ロゴを備える。ケース内部にはインジケーターを備える。
ケース左側面にはベアリングやリセット時などに使用するボタンを備える。
イヤホン本体はスティック型。スティック部は短めのため、ハウジング部が大きく見えるが快適なフィット感がある。実測重量も片耳が4.7gと軽量。耳によく馴染むので圧迫感も少なく、長く着けていても負担が少ない。
ノズルは楕円形で、適合するイヤーピースは少なそう。
AACコーデックで接続して検証した。
音の傾向は低音域が豊かな暖色寄り。低音域から中音域にかけてボリュームがある。ボーカルラインの中音域はかなり厚みがある。重低音はあまりでない。
曲によってはややぼんやりした印象を受けるが、安物のようなこもった音も少なく価格帯に見合った音。
低遅延モードを搭載していないが、YouTubeやNetflixを見る分には問題はない。
-46dBを謳うノイズキャンセリング機能を搭載。中低音域ノイズは結構良くカットしてくれる。日常生活でほとんどの音が聞こえなくなる。価格以上のノイズキャンセリング機能。
また、外音取り込み機能も備え、「標準」「音声増幅」「環境音増幅」の3つから選べる。外音取り込み機能をONにするとホワイトノイズがやや強めに入る。駅でのアナウンスなどは問題なく聞き取れる。「音声増幅」は人の声を重点的に聞こえるようにしてくれるので、コンビニのレジなどで使うと便利。
タッチセンサー式を採用し、操作が可能。操作はアプリで好みの設定に変えることができる。1タップ目はデフォルトではOFFになっているが、音量調整を割り当てるとイヤホンのみでほぼ必要な操作が可能。
機能 | 操作 |
---|---|
再生, 停止 | 右or左を2回タップ |
曲送り | 右or左を3回タップ |
曲戻し | カスタマイズで対応 |
音量を上げる | カスタマイズで対応 |
音量を下げる | カスタマイズで対応 |
外音モードの切り替え | 右or左を長押し |
ノイズコントロールの切り替え | 右or左を長押し |
アプリで「デュアル接続」をチェックを入れることで、マルチポイント接続ができる。挙動が不安定なことはないが、やや癖がある。通常ならA端末からB端末へ切り替えた際、A端末の再生が自動で止まるのだが止まらずにB端末へ切り替わる。
通話品質は、少し機械で処理したような音声だがクリア。風切り音の処理はこの価格帯のとしては十分満足できる。
低遅延モードが搭載していない点やイコライザーを細かく設定できないが、価格以上のノイズキャンセリング機能を備えた完全ワイヤレスイヤホン。
耳に馴染みやすく安定感のある着け心地で、機能性もかなり充実。気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
Redmi Buds 5 | Redmi Buds 5 Pro | |
---|---|---|
連続再生時間 | ANC OFF 10時間 40時間(ケース込) | ANC OFF 10時間 38時間(ケース込) |
ドライバー | チタニウムダイアフラム搭載12.4mmダイナミックドライバー | チタニウムダイアフラム搭載11mmバスドライバー 10mm圧電セラミックツイーター |
コーデック | SBC / AAC | SBC / AAC / LDAC / LC3 |
防水性能 | IP54 | IP54 |
ノイキャン | ○ | ○ |
マルチポイント | ○ | ○ |
専用アプリ | ○ | ○ |
低遅延モード | – | – |
ワイヤレス充電 | – | – |
空間オーディオ | – | ○ |
通話用マイク | 2 | 3 |
店頭予想価格 | 6,980円 | 9,980円 |
おすすめ記事
Anker【Soundcore Space One Pro】独自の「ウルトラノイズキャンセリング 3.5」を搭載、低反発クッションによる装着感で様々な頭の形にも快適にフィットするワイヤレスヘッドホン
Anker【Soundcore C40i】耳への負担を軽減した心地よい着用感に加えて、大型ドライバー搭載によるクリアで迫力ある低音をアクセサリー感覚で音楽を楽しめるイヤーカフ型完全ワイヤレスイヤホン
Anker【Soundcore AeroFit 2】装着感と音質を追求したオープンイヤー型のワイヤレスイヤホン
Anker【Soundcore Liberty 4 Pro】音質とノイズキャンセリング性能の両軸でSoundcore史上最高のクオリティを追求し、究極の音質と静寂をもたらすと謳うワイヤレスイヤホン
ソニー【LinkBuds Open】振動板の中心部を開放したリング型ドライバーユニットを搭載した完全ワイヤレスイヤホン