ソニーは、ポータブルオーディオプレーヤー「ウォークマン」の新モデル、「Signature Series」に位置付けられるフラッグシップモデル「NW-WM1ZM3」、上位モデルの設計思想を取り入れたハイエンドモデル「NW-WM1AM3」、コンパクトなサイズと実用性を両立した「ZXシリーズ」の新モデル「NW-ZX900」の計3機種を11月27日に発売する。店頭予想価格は、「NW-WM1ZM3」が655,000円前後、「NW-WM1AM3」が347,000円前後、「NW-ZX900」が215,000円前後。
ソニー新世代ウォークマン3機種の概要
ソニーは2026年10月16日、ウォークマンのフラッグシップライン「WM1シリーズ」2機種と、ハイエンドZXシリーズの新モデル1機種を同時発表した。ラインアップは“Signature Series”に位置付けられる最上位モデル「NW-WM1ZM3」、WM1シリーズの中核モデル「NW-WM1AM3」、そしてWM1シリーズで培った技術を継承した「NW-ZX900」である。いずれも2026年11月27日に発売予定で、アナログ回路設計とデジタル信号処理技術を融合した新世代の高音質プラットフォームを採用する。新たに進化したフルデジタルアンプ「S-Master HX」、先読み型ノイズシェーパー、ストリーミングアプリにも対応したDSDリマスタリングエンジン、高性能・省電力プラットフォームなどを共通搭載し、従来モデルから大幅な音質向上と操作性向上を実現した。
NW-WM1ZM3
製品概要
NW-WM1ZM3は、ソニーのポータブルオーディオプレーヤーにおける最高峰モデルである。WM1シリーズの伝統を継承しながら、フラッグシップDAP「DMP-Z1」で培われた思想や音響技術を取り込み、ポータブル環境で可能な限り理想的な再生品質を追求した。“オンガクの伝説が、完成する。”というコンセプトのもと、筐体素材から内部配線、電源設計、信号経路に至るまで徹底的に高音質化が図られている。
高純度無酸素銅シャーシによる究極の筐体構造
本機最大の特徴は、純度約99.99%の4N無酸素銅を削り出したメインシャーシの採用にある。さらにリアシャーシにも金メッキ切削無酸素銅を採用し、従来機を上回る低抵抗化と高い振動抑制性能を実現した。基板とリアシャーシを独立して固定する新構造に加え、専用の低抵抗金メッキビスを採用することでグラウンドの安定性を向上させ、より広大な音場表現と優れた透明感を獲得している。
徹底強化された電源回路
デジタル回路とアナログ回路を独立して駆動する大容量固体高分子コンデンサーを2基搭載し、相互干渉を低減。さらにオーディオ回路へは専用OFCケーブルによる電源直結構造を採用し、大音量時でも安定した電源供給を実現する。これにより低域の力強さと高域の伸びを両立している。
フラッグシップ専用の音響パーツ
バランス出力回路には4N無酸素銅大型コイルを採用。アンプから4.4mmバランス端子までの内部配線には太径KIMBER KABLEを使用し、情報量豊かなサウンドを実現した。また、デジタルグラウンド強化用の無酸素銅ブロックも大型化され、微細な残響表現や空気感の再現力が向上している。
最新デジタル信号処理技術
新世代S-Master HXには先読み型ノイズシェーパーを搭載。量子化ノイズを先読みして処理することで、立ち上がりの鋭い音でも歪みを抑え、スピード感と解像感を高めている。さらにDSDリマスタリングエンジンはストリーミングアプリにも対応し、DSEE Ultimateも有線・無線を問わず利用可能となった。
NW-WM1AM3
製品概要
NW-WM1AM3は、WM1シリーズの思想を受け継ぎながら現実的な価格帯とのバランスを追求したハイエンドモデルである。基本設計や音響アーキテクチャーの多くを上位のWM1ZM3と共有しながらも、アルミ削り出しシャーシを採用することで重量と価格を抑えている。“研ぎ澄まされる、WM1の系譜。”というメッセージの通り、非常に高い音質性能を実現した。
アルミ削り出しボディと金メッキ無酸素銅リアシャーシ
メインシャーシには高剛性アルミニウムを採用し、リアシャーシには新たに金メッキ無酸素銅を使用する。これにより筐体全体の導電性と振動抑制性能が向上し、透明感と音の伸びを高めている。
上位機譲りの電源強化設計
WM1ZM3と同様に大容量固体高分子コンデンサーを2基搭載し、デジタル部とアナログ部へ独立配置。さらにOFCケーブルによるオーディオ回路への電源直結構造を採用し、クリアで躍動感のあるサウンドを実現する。
高品位な信号伝送設計
4N無酸素銅大型コイルや大型無酸素銅ブロックなど上位技術を継承。内部配線には低抵抗OFCケーブルを採用し、音場表現や解像感を高めている。
使いやすさと高音質の両立
5.5インチ大型ディスプレイを搭載し、Android OSによるストリーミング環境にも対応。高性能・省電力プラットフォームの採用によって再生時間も向上しており、高音質と快適な操作性を両立したモデルに仕上がっている。
NW-ZX900
製品概要
NW-ZX900は、WM1シリーズで培われた高音質技術をコンパクトなボディへ凝縮したZXシリーズの新世代フラッグシップモデルである。持ち運びやすさと高音質の両立を重視しつつ、従来ZXシリーズを大きく超える音響性能を実現した。
WM1シリーズ直系の高音質設計
総削り出しアルミシャーシと金メッキ無酸素銅リアシャーシを組み合わせることで、剛性と導電性を強化した。音質面ではWM1シリーズと共通の大容量バッテリーやOFC電源ケーブルを採用し、ZXシリーズとして初めて超低ノイズLDOレギュレーターも搭載している。
高精度クロック回路
WM1シリーズにも採用される金蒸着超低位相ノイズ水晶発振器をZXシリーズとして初搭載。楽器の定位感や分離感を高め、低域の量感表現も向上している。
長時間再生を実現
高性能・省電力プラットフォームの採用により、従来ZXシリーズから連続再生時間を大きく向上。長時間のストリーミング再生やハイレゾ再生にも対応する。
ストリーミング時の音質向上
DSDリマスタリングエンジンやDSEE Ultimateに対応し、ストリーミング再生時でも高音質化処理が利用可能となった。Android OSとWi‑Fi対応により、多彩な音楽サービスを快適に楽しめる。
スペック一覧
| 項目 | NW-WM1ZM3 | NW-WM1AM3 | NW-ZX900 |
|---|---|---|---|
| 製品名 | NW-WM1ZM3 | NW-WM1AM3 | NW-ZX900 |
| シリーズ | WM1シリーズ Signature Series | WM1シリーズ | ZXシリーズ |
| 内蔵ストレージ | 256GB | 128GB | 64GB |
| OS | Android 16 | Android 16 | Android 16 |
| ディスプレイ | 5.5インチ フルHD 1920×1080 | 5.5インチ フルHD 1920×1080 | 5.0インチ フルHD 1920×1080 |
| アンプ | S-Master HX | S-Master HX | S-Master HX |
| 先読み型ノイズシェーパー | Light/Balance/Deep | Light/Balance/Deep | Balance |
| DSDリマスタリング | 対応 | 対応 | 対応 |
| DSEE Ultimate | 対応 | 対応 | 対応 |
| Wi‑Fi | 対応 | 対応 | 対応 |
| Bluetooth | 対応 | 対応 | 対応 |
| 対応コーデック | LDAC、aptX、aptX HD、aptX Adaptive、AAC、SBC、LE Audio(LC3) | 同左 | 同左 |
| バランス出力 | 4.4mm | 4.4mm | 4.4mm |
| ステレオミニ出力 | 3.5mm | 3.5mm | 3.5mm |
| メインシャーシ | 4N無酸素銅削り出し | アルミ削り出し | アルミ削り出し |
| リアシャーシ | 金メッキ切削無酸素銅 | 金メッキ無酸素銅 | 金メッキ無酸素銅 |
| 本体サイズ | 約86×157.6×23.2mm | 約86×157.6×23.2mm | 約77.2×139.8×17.5mm |
| 重量 | 約670g | 約425g | 約345g |
| 96kHz FLAC再生時間 | 最大約33時間 | 最大約33時間 | – |
| MP3再生時間 | 約35時間 | 約35時間 | 約40時間 |
| ストリーミング再生時間 | 約31時間 | 約31時間 | 約35時間 |
| カラー | ゴールド | ブラック | ブラック |
| 販売日 | 2026年11月27日 | 2026年11月27日 | 2026年11月27日 |
| 価格 | 市場推定価格655,000円前後 | 市場推定価格347,000円前後 | 市場推定価格215,000円前後 |


