工機ホールディングスは、電動工具ブランド「HiKOKI(ハイコーキ)」から、仕上がりとメンテナンスにこだわった、コードレスピン釘打機【NP 3635DA】【NP 1235DA】を順次販売する。36Vバッテリーで稼働する【NP 3635DA】、10.8Vバッテリーで稼働する【NP 1235DA】。
【NP 3635DA】は、36Vマルチボルト蓄電池とブラシレスモーターの採用により、レスポンス(トリガを引きモーターが動作してから釘が打ち込まれるまでの時間)が従来モデルに比べて約35％短縮し、より軽快な打込みが可能になった。
2機種の共通仕様として、ドライバブレードの先端を細くし、さらに先端のストレート部を長くし、ドライバブレードを押し付けた。それにより、部材への打痕が目立ちにくくなり、施工後の仕上がりが向上した。幅木の溝に対して「縦向き」も「横向き」も狙いやすいスリムな先端形状となっている。
また、独自の反動低減機構を採用することで、反動によって生じる打込み力の低下や打込み時の反動によるドライバブレード先端の振れを抑えることができるので、釘浮きや部材の破損を低減。
ドライバブレード交換機構により、ドライバブレードが破損・摩耗した際に、付属の六角棒スパナで、自身で交換ができる。また、ボルトを抜かずに緩めるだけで、詰まった釘を除去することが簡単にできる。
さらに、左右両側に配置した2個のLEDライトにより、照射部に影ができにくく、暗い場所でも作業が可能。加えて、釘の残量が約7本以下になると、空打ち防止機構が作動し、空打ちによる相手材へのキズ付けを防止する。
サイズおよび重量は、【NP 3635DA】が227×270mm(長さ×高さ)/2.3kg(BSL1240M装着時)、【NP 1235DA】が227×264mm(長さ×高さ)/1.9kg(BSL36A18X装着時)。使用釘の装てん数は100本(1連)、長さは15mm、19mm、25mm、30mm、35mm、線径は直径0.6mm。ノーズキャップ(2個)・六角棒スパナ(3mm)・ドライバブレード・保護メガネ・電池カバーが付属する。
本体のみの価格は、【NP 3635DA】が65,230円、【NP 1235DA】が59,400円。なお、【NP 3635DA】は9月上旬に発売。
