Razerは、世界初のロープロファイル仕様アナログオプティカルeスポーツキーボード「Razer Huntsman V3 Pro Low-profile Tenkeyless 8KHz」を9月予定で発売する。価格は37,980円。
製品概要
Razer Huntsman V3 Pro Low-profile Tenkeyless 8KHzは、Razer独自のロープロファイル仕様アナログオプティカルスイッチを搭載し、True 8000 Hz HyperPollingによる超低レイテンシな入力と、0.1〜2.8mmのアクチュエーションポイント調整、Rapid Trigger Modeなどの高度な入力制御機能を、薄型フォームファクターのテンキーレスボディに凝縮したeスポーツ向け有線ゲーミングキーボードです。競技シーンでの実績を背景に、長時間プレイでも快適な操作性と、トップレベルのパフォーマンスを両立することを目指して設計されています。
特徴
スイッチと入力制御の特徴
ロープロファイルアナログオプティカルスイッチ: Razer Huntsman V3 Pro Low-profile Tenkeyless 8KHzの核となるのが、新開発のRazer Low-profile Analog Optical Switchesです。アナログオプティカル方式により、キーの押し込み量を精密に検知しつつ、ロープロファイルな薄型設計で指の移動量を抑え、素早い反応と高い操作性を両立しています。
アクチュエーションポイント調整(0.1〜2.8mm): アクチュエーションポイントは0.1mmから2.8mmの範囲で細かく調整でき、軽く触れただけで反応する設定から、しっかり押し込んだときだけ入力される設定まで、プレイスタイルに合わせた感覚調整が可能です。これにより、FPSや格闘ゲームなど、ジャンルごとに求められる入力感を自分好みに最適化できます。
Rapid Trigger Mode: Rapid Trigger Modeは、固定されたリセットポイントではなく、キーの動きそのものに応じて瞬時にリセットが行われる仕組みで、連続入力や細かな位置調整が求められる場面で、極めて素早い反応を実現します。キーをわずかに戻しただけで次の入力が可能になるため、ストッピングや微妙な移動操作など、競技シーンで重要なテクニックをより安定して行えるようになります。
Dynamic KeystrokeとSnap Flex: Dynamic Keystrokeは、キーの押し込み深度に応じて最大4つのアクションを1キーに割り当てられる機能で、単一キーから複数段階の操作を呼び出す高度なコンボやマクロ的な使い方が可能になります。Snap Flexは、1つのキーに「押したとき」と「離したとき」で異なるアクションを割り当てられる機能で、例えば押下でグレネードの準備、離した瞬間に投擲とジャンプを同時に発動するといった、タイミングが重要な操作をシンプルにまとめることができます。
Snap TapとDual-Keypress Priority: Snap Tapは、いわゆるSOCD(同時押し方向入力)に対応する機能で、複数方向キーが同時に押された際の挙動を制御し、格闘ゲームやアクションゲームでの正確な入力をサポートします。Dual-Keypress Priorityは、複数の方向キーが同時に押された場合でも、意図した移動操作を優先して認識することで、誤入力による不安定な動きを防ぎ、激しいプレイ中でも安定した移動操作を維持できるよう設計されています。
ポーリングレートと接続方式
True 8000 Hz HyperPolling: 本製品はTrue 8000 Hz HyperPollingに対応し、キーボードとPC間の通信を最大8000Hzという非常に高いレートで行います。これにより、キー入力からPC側で信号が受信されるまでの遅延が極めて小さく抑えられ、テスト環境では平均0.39msというレイテンシーを記録したとされています。競技レベルのプレイにおいて、入力遅延を限りなくゼロに近づけることを目指した設計です。
有線USB接続のみの設計: 接続方式はUSBによる有線接続のみで、ワイヤレス機能は搭載していません。これは、ポーリングレート8000Hzという高いレベルの通信と、安定した入力遅延の確保を優先した設計であり、競技シーンで求められる信頼性を重視した構成と言えます。
フォームファクターと筐体設計
テンキーレス・ロープロファイルデザイン: Razer Huntsman V3 Pro Low-profile Tenkeyless 8KHzは、テンキーレス(10キー省略)レイアウトを採用し、マウスとの距離を詰めやすいコンパクトなフォームファクターとなっています。ロープロファイルなキーキャップとスイッチにより、全体の高さを抑えつつ、指の移動量を減らすことで、長時間プレイでも疲れにくい操作感を目指しています。
前面高さ19.5mmの超薄型設計: 筐体前面の高さはわずか19.5mmに抑えられており、手首をより自然な位置に保ちやすい設計です。リストレストを使わなくても負担が少ない高さに調整されているため、長時間のゲームプレイでも手首や指への負担を軽減しやすくなっています。
キーストローク2.8mmと潤滑処理・吸音構造: キーストロークは2.8mmに短縮されており、ロープロファイル設計と相まって、素早い入力と指の移動量の削減に貢献します。さらに、スイッチには潤滑処理が施され、内部には厚みのあるフォームを用いた吸音構造が採用されているため、打鍵音は滑らかで耳障りになりにくく、タイピングフィールも洗練されたものになっています。
ソフトウェアとプロファイル管理
Razer Synapse Web対応: 本製品はRazer Synapse Webに対応しており、専用ソフトウェアのインストールを必要とせず、ほぼすべてのPCからブラウザ経由で設定にアクセスできます。アクチュエーションポイントや各種入力機能の設定、プロファイル管理などをクラウドベースで行えるため、環境を変えても自分の設定を素早く呼び出せるのが特徴です。
プロファイル保存機能と本体からの設定変更: キーボード本体にはプロファイル保存機能が備わっており、自宅で作り込んだ設定をそのまま大会会場や別のPC環境に持ち運ぶことができます。また、本体側からの設定変更にも対応しているため、ソフトウェアにアクセスできない状況でも、ある程度の調整をその場で行える柔軟性があります。
競技シーンでの実績と位置付け
プロプレイヤーによる実戦投入と実績: Razerのプレスリリースでは、発売前から本製品がトップレベルの競技シーンで使用され、BLAST Bounty Season 2においてMOUZ所属のLotan “Spinx” Giladi選手が未発売の本製品を用いて大会に出場し、優勝とHLTV MVPアワードを獲得した事例が紹介されています。これにより、ロープロファイルキーボードでも最高峰の競技シーンで勝てることを証明した、と位置付けられています。
「快適性かパフォーマンスか」を超える新スタンダード: 従来、ロープロファイルキーボードは快適性を重視する代わりに、競技向けのパフォーマンスを犠牲にすることが多かったとされますが、Razer Huntsman V3 Pro Low-profile Tenkeyless 8KHzは、Advanced Input Controlや各種アナログ入力機能、8000Hzポーリングレートなどを組み合わせることで、その常識を覆し、快適性とパフォーマンスを両立する新しいスタンダードを確立することを目指した製品として語られています。
スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Razer Huntsman V3 Pro Low-profile Tenkeyless 8KHz |
| キー配列 | テンキーレス(10キー省略)、現時点では英語配列のみ(記事時点) |
| スイッチ | Razer Low-profile Analog Optical Switches |
| アクチュエーションポイント調整範囲 | 0.1〜2.8mm(キーごとに調整可能) |
| キーストローク | 2.8mm |
| ポーリングレート | 最大8000Hz(True 8000 Hz HyperPolling) |
| 接続方式 | USBによる有線接続 |
| フォームファクター | テンキーレス、ロープロファイル設計 |
| 本体前面高さ | 約19.5mm |
| 主な入力機能 | Rapid Trigger Mode、Dynamic Keystroke(1キー最大4アクション)、Razer Snap Flex(押下/離脱で別アクション)、Razer Snap Tap(SOCD機能)、Dual-Keypress Priority |
| 打鍵感・構造 | スイッチ潤滑処理、厚みのある内部フォームによる吸音構造 |
| ソフトウェア対応 | Razer Synapse Web対応、プロファイル保存機能、本体からの設定変更に対応 |
| 発売日 | 2026年9月予定(日本) |
| 価格 | 税込37,980円(日本国内、Razer直販想定価格) |


