Insta360 Japanは、ライカと共同開発した単眼ジンバルカメラ「Luna Pro」を、9月10日に発売した。カラーは、コスミックブラックとステラホワイトの2色展開。価格は83,200円から。
Luna Proはライカと共同開発した1インチ8KセンサーとLeica Summicronレンズを搭載し、3軸ジンバル一体型の単眼カメラとして、8K Dolby Vision動画や高品位な4K縦動画、37MP静止画撮影に対応する。さらに、デュアルAIチップやDeep Track 5.0による高度な被写体追尾、着脱式の2インチOLEDタッチスクリーン、長時間撮影を可能にするバッテリーと内蔵ストレージなど、Vlogやクリエイティブ撮影向けの機能備える。
製品概要
Insta360 Luna Proは、ライカと共同開発した1インチ8KセンサーとLeica Summicronレンズを搭載する3軸ジンバル一体型の単眼カメラで、8K Dolby Vision動画から高品位な4K縦動画、37MP静止画までを軽快に撮影できるプレミアムモデルだ。デュアルAIチップと4nmプロセスのフラッグシップチップにより、強力なオンデバイス処理を実現し、ズーム時でもディテールを保ったまま最大4倍のハイレゾズームと2倍のロスレスズームに対応する。着脱式の2インチOLEDタッチスクリーンを備え、最大20mのHD映像伝送によるリモートモニタリングと操作が可能で、47GBの内蔵ストレージと最大2TBのmicroSDカード対応により、長時間の撮影にも余裕を持って臨める。バッテリー容量は1,550mAhで最大約4時間の撮影が可能、PD急速充電に対応し約23分で実用的な電力まで回復できるなど、モバイル撮影環境をしっかり支える設計となっている。カラーはコスミックブラックとステラホワイトの2色展開で、市場想定売価は税込83,200円から、発売日は2026年9月10日とされている。
主な特徴
ライカ共同開発の1インチ8KセンサーとLeica Summicronレンズ
Luna Proの核となるのが、ライカと共同開発した1インチ8KセンサーとLeica Summicronレンズの組み合わせだ。1インチセンサーならではの高いダイナミックレンジと豊かな階調表現により、暗部からハイライトまでしっかり描き出し、細部のディテールまで鮮明に記録できる。Leica Summicronレンズは、ライカらしいクリアで立体感のある描写を実現し、動画・静止画のどちらでも印象的な画作りを楽しめる。さらに、Leicaナチュラル、Leicaビビッド、LeicaクロームといったLeicaカラープロファイルを搭載し、撮影時点からライカテイストの色表現を選べる点も魅力だ。
8K Dolby Visionと高品位4K縦動画撮影
動画撮影面では、8K Dolby Visionに対応し、HDR表現を活かしたリッチな映像を残せるのが大きな特徴である。SNS向けのコンテンツ制作を意識した4K30fpsの縦動画撮影にも対応し、6Kオーバーサンプリングによって高品位な4K映像を生成するため、スマートフォンでの視聴でも一段上のクオリティを感じられる。さらに、4K120fpsや1080p240fpsのスローモーション撮影にも対応し、動きのあるシーンをドラマチックに切り取ることができる。10-bit I-Log撮影やACESワークフローにも対応しており、カラーグレーディングを前提とした本格的な映像制作にも柔軟に対応する。
高解像度静止画とライブフォト機能
静止画撮影では、37MPのUltraPhotoに対応し、高解像度の写真をしっかり残せる。4Kライブフレーム写真機能も備え、動画から高品質な静止画を切り出すような使い方も可能だ。高解像度のライブ映像を撮影しながら、美顔モードやフィルターを直接写真に適用できるため、撮影後の編集に頼らず、その場で完成度の高いビジュアルを作り込める。日常のスナップからVlog用のサムネイルまで、幅広い用途で活躍する静止画機能だといえる。
3軸ジンバルとDeep Track 5.0による安定撮影
Luna Proは物理的な手ブレ補正として3軸ジンバルを標準搭載し、歩き撮りや移動しながらの撮影でも滑らかで安定した映像を実現する。AI搭載のDeep Track 5.0に対応し、自動トラッキング、グループトラッキング、スマートフレーミングなどの機能により、被写体を常にフレームの中心に捉え続けることができる。高速フォーカスと組み合わせることで、動きの激しいシーンでもピントを外しにくく、撮影者が構図に集中しやすい環境が整えられている。ズーム時でもディテールを保ったまま最大4倍のハイレゾズームと2倍のロスレスズームが利用できるため、遠くの被写体を狙う撮影でも安心感がある。
着脱式2インチOLEDタッチスクリーンとリモートモニタリング
操作面では、業界初となる着脱式の2インチOLED(有機EL)タッチスクリーンを採用している点がユニークだ。スクリーンをスライドさせて録画を開始し、ひねるだけで撮影できる直感的な操作方法が用意されており、撮影スタイルに応じて柔軟に使い分けられる。着脱したスクリーンは最大20mのHD映像伝送によるリモートモニタリングと操作に対応し、カメラ本体を手の届きにくい場所に設置した状態でも、構図確認や設定変更を快適に行える。Vlog撮影や自撮り、少人数の現場での簡易的なマルチアングル撮影など、クリエイティブな使い方を後押しするインターフェースだ。
長時間撮影を支えるバッテリーとストレージ
バッテリー容量は1,550mAhで、最大約4時間の撮影が可能とされており、日中の撮影を一本で乗り切れる余裕のあるスタミナを備える。PD急速充電に対応し、約23分で実用的な電力まで回復できるため、撮影の合間に短時間充電して次のシーンに備えるような運用もしやすい。ストレージ面では47GBの内蔵ストレージを搭載し、さらに最大2TBまでのmicroSDカードに対応することで、長時間の8K撮影や高フレームレート撮影でも容量不足の不安を軽減してくれる。モバイル撮影環境において、電源と記録容量の両面で安心感を提供する設計だといえる。
Insta360 Micシリーズとの連携による高品位音声収録
音声面では、Insta360 Micシリーズとのダイレクト接続に対応し、高品位な音声収録をより簡単に実現できる。ワイヤレスマイクシステムと組み合わせることで、屋外のVlog撮影やインタビュー、ライブ配信などでもクリアな音声を確保しやすくなる。映像だけでなく音声も含めてトータルにクオリティを高めたいクリエイターにとって、同一ブランド内で完結するシステム連携は大きなメリットだ。
デザインとカラー展開、携行性
外形寸法は52.78×155.7×38.47mmで、3軸ジンバル一体型ながらも携行性を意識したスリムなボディとなっている。質量はコスミックブラックが215g、ステラホワイトが218gとされており、長時間の手持ち撮影でも負担になりにくい重さだ。カラー展開はコスミックブラックとステラホワイトの2色で、Lunaシリーズを象徴するデザインコンセプトに沿った外観が採用されている。撮影機材としての機能性だけでなく、持ち歩きたくなるルックスも重視した仕上がりだと感じられる。
スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Insta360 Luna Pro |
| センサー | 1インチ 8Kセンサー |
| レンズ | Leica Summicronレンズ |
| 静止画解像度 | 37MP UltraPhoto対応 |
| 動画解像度・フレームレート | 8K Dolby Vision対応、4K30fps縦動画(6Kオーバーサンプリング)、4K120fpsスローモーション、1080p240fpsスローモーション |
| カラープロファイル・ログ | Leicaナチュラル、Leicaビビッド、LeicaクロームなどのLeicaカラープロファイル、10-bit I-Log対応、ACESワークフロー対応 |
| 手ブレ補正 | 3軸ジンバル手ブレ補正 |
| ズーム機能 | 最大4倍ハイレゾズーム、最大2倍ロスレスズーム |
| AI機能 | 専用イメージングチップ+4nmフラッグシップチップによるデュアルAIチップ、Deep Track 5.0(自動トラッキング、グループトラッキング、スマートフレーミング) |
| ディスプレイ | 着脱式2インチOLED(有機EL)タッチスクリーン、最大20mのHD映像伝送によるリモートモニタリング・操作 |
| 記録メディア | 内蔵ストレージ+microSDカード対応 |
| 内蔵ストレージ | 47GB |
| microSDカード対応容量 | 最大2TB |
| バッテリー容量 | 1,550mAh |
| 最大撮影時間 | 約4時間 |
| 充電方式・時間 | PD急速充電対応、約23分で実用的な電力まで回復 |
| 外形寸法 | 52.78×155.7×38.47mm |
| 質量 | コスミックブラック:215g、ステラホワイト:218g |
| カラー展開 | コスミックブラック、ステラホワイト |
| 対応マイクシステム | Insta360 Micシリーズとダイレクト接続対応 |
| 発売日 | 2026年9月10日 |
| 価格 | 市場想定売価 税込83,200円から |
Insta360 Luna Pro、Insta360 Luna Ultra、Osmo Pocket 4Pを徹底比較
ポケットサイズで本格的な映像を撮りたい。そんな気持ちが高まったとき、いま最も気になる存在になっているのが「Insta360 Luna Pro」「Insta360 Luna Ultra」「Osmo Pocket 4P」の3機種です。どれも“手軽に持ち出せるジンバルカメラ”という共通点を持ちながら、目指している映像体験はかなり違います。
ひとことで整理すると、Luna Proは高画質と扱いやすさのバランスが光る1台、Luna Ultraは表現力を一段押し広げる上位機、Osmo Pocket 4Pはデュアルレンズと高いダイナミックレンジで独自路線を走る1台です。数字だけを追うと似て見える部分もありますが、実際は「何を撮りたいか」で評価が大きく変わってきます。
まず結論、この3機種は誰に向いているのか
最初に結論から言えば、最も選びやすいのはLuna Proです。1インチセンサーに8K、4K120fps、4K縦動画、10-bit I-Log、最大4時間駆動と、欲しい要素をかなりきれいにまとめています。価格も83,200円からと、3機種のなかでは比較的手が届きやすいのが魅力です。性能を妥協したくないけれど、価格が一気に跳ねるのは避けたい。そんな人にはかなり強く刺さるはずです。
画づくりにもっと踏み込みたいなら、Luna Ultraの存在感はやはり大きめです。広角側に加えて望遠側までしっかり使えるデュアルレンズ構成、最大12倍ズーム、200MPシネマティックパノラマ、トリプルAIチップなど、単なる“上位版”ではなく、撮れる世界そのものを広げる方向に振られています。価格は119,800円からですが、その差額に見合うだけの拡張性があります。
一方、Osmo Pocket 4Pは“映像を丁寧に詰めたい人”に向く印象です。1インチ広角レンズに加え、60mmの中望遠レンズを搭載。17ストップのダイナミックレンジやD-Log 2、4K/240fpsスローモーションなど、スペックを見ただけでもかなり攻めています。ただし、気軽さ一辺倒ではなく、機能を使いこなしてこそ良さが出るタイプでもあります。
基本スペック比較
センサーとレンズ構成
3機種の個性が最もはっきり出るのがここです。
Luna Proは、1インチ8KセンサーとLeica Summicronレンズを組み合わせたシングルレンズ構成です。広角1本で勝負する代わりに、画質と機動力を高いレベルで両立しているのが特徴です。
Luna Ultraは、1インチ8Kセンサーのメインレンズに加え、1/1.3インチセンサーの望遠レンズを備えたデュアルレンズ構成です。20mm相当の広角から60mm相当の望遠までをカバーでき、1台で撮影の幅をぐっと広げられます。
Osmo Pocket 4Pもデュアルレンズ構成で、20mm相当の1インチ広角レンズと、f/1.8の60mm中望遠レンズを搭載しています。レンズの考え方はLuna Ultraと近いのですが、色づくりやズームの設計思想はかなり異なります。
動画性能
画質重視で見ると、Luna ProとLuna Ultraはどちらも8K Dolby Vision対応が強いインパクトを放ちます。さらに4K120fps、1080p240fpsにも対応しており、単に高解像度なだけでなく、動きの表現までしっかり押さえています。
Osmo Pocket 4Pは4K映像を中心に磨き込んだ印象があり、4K/240fpsスローモーションに対応するのが大きな特徴です。スローモーション性能だけ見ればかなり華やかで、動きのある被写体を印象的に切り取りたい人には魅力があります。
写真性能
写真面では、Luna ProとLuna Ultraがともに37MPの高解像度写真に対応しています。Luna Ultraはさらに200MPのシネマティックパノラマにも対応しており、風景撮影や旅行先での記録にロマンがあります。
Osmo Pocket 4Pも37MP写真や4Kライブフォトに対応しており、静止画機能を軽く添えたモデルではありません。動画機として見られがちですが、写真の実用性もきちんと確保されています。
画質と映像表現で比べるとどう違うのか
いちばん“映像作品寄り”なのはどれか
映像の情報量や編集耐性まで含めて考えると、Luna Ultraが最も表現重視です。広角だけでなく望遠も使い分けながら、10-bit I-Log、Dolby Vision、Leicaカラープロファイル、ACES対応まで備えているので、撮影段階での自由度がかなり高いです。撮って終わりではなく、あとから仕上げる楽しさまで含めて選ぶなら、このモデルの魅力は濃いです。
Luna Proは、そのUltraから望遠の強みを少し削ぎ落とす代わりに、ぐっと身軽になった印象です。シングルレンズ機らしい迷いの少なさがありつつ、8K Dolby Visionや10-bit I-Log、Leicaカラープロファイルまで備えるので、作品づくりにも十分踏み込めます。
Osmo Pocket 4Pは、17ストップのダイナミックレンジとD-Log 2が際立ちます。ハイライトからシャドーまで粘る映像を狙える点はかなり魅力的で、明暗差の大きいシーンで真価を感じやすいはずです。スペックの見栄えだけでなく、きちんと“後処理の余白”を確保したい人向けの設計と言えます。
低照度性能の期待値
低照度性能を前面に押し出しているのは、Luna ProとLuna Ultraです。Luna ProはデュアルAIチップ、Luna UltraはトリプルAIチップを搭載し、どちらもPureVideoモードに対応。夜景や室内のような厳しい条件でも、ノイズ低減とディテール再現にしっかり力を入れています。
Osmo Pocket 4Pも低照度に弱いわけではなく、17ストップのダイナミックレンジを武器に粘り強い映像が狙えます。ただ、夜の扱いやすさという意味では、画質処理とジンバルの安定感をあわせて押し出すLuna勢のほうが、少し親しみやすく映る人もいそうです。
ズームと画角の自由度はかなり差がある
Luna Proは“広角軸で使いやすい”
Luna Proのズームは最大4倍で、2倍ロスレスズームに対応します。あくまでベースは高画質な広角機であり、必要なときに少し寄れるという設計です。日常Vlogや旅スナップの動画なら、このくらいの割り切りがむしろ気持ちいいと感じる人も多そうです。
Luna Ultraは“1台で撮影の幅を広げたい”人向け
Luna Ultraは最大12倍ズーム、最大6倍ロスレスズームに対応。しかも望遠レンズをしっかり備えているので、単なるデジタル拡大ではなく、画角の選択肢そのものが広いのが魅力です。遠くの被写体を切り取る、背景の圧縮感を活かす、旅行先のディテールを引き寄せる。こうした撮り方を楽しみたい人には、このモデルの強みがかなりわかりやすいです。
Osmo Pocket 4Pもズームは強いが、味わいは少し違う
Osmo Pocket 4Pも最大12倍ズームに対応しており、数字だけ見ればLuna Ultraと並びます。しかも60mm中望遠レンズを搭載しているため、人物や小物を自然な距離感で切り取りやすいのは魅力です。ポートレート寄りの絵をさっと作りたい人には、かなり魅力的に映るでしょう。
ただし、ズーム時の使い勝手や画づくりの一貫性まで含めて見ると、スペック表だけでは語りきれない部分があります。数字の迫力では互角でも、撮影中の気持ちよさまで含めて選ぶなら、実機感覚の差は無視できません。
操作性と使いやすさで選ぶなら
いちばん素直に使えそうなのはLuna Pro
Luna Proは、スライドで起動、ひねって撮影、回転スクリーンで縦動画、といった一連の流れがかなりわかりやすくまとまっています。高性能機なのに、構えず持ち出せそうな雰囲気があるのがとてもいいところです。
Luna Ultraは高機能だが、そのぶん“できること”が多い
Luna Ultraも基本設計は親しみやすい一方で、望遠、アクティブズームトラッキング、200MPパノラマなど、使いこなすほど面白い機能が多めです。気軽に撮ることもできますが、触るほど奥行きが見えてくるタイプ。カメラ好きにはたまらない反面、最初の一歩では少し贅沢にも映るかもしれません。
Osmo Pocket 4Pは“慣れるほど武器になる”タイプ
Osmo Pocket 4Pは、ActiveTrack 8.0やジェスチャー操作など、便利機能はしっかり充実しています。けれども、その魅力を本当に引き出すには、レンズの使い分けやモードの理解も含めて少し付き合う必要がありそうです。さっと撮ってすぐ満足、というより、撮り方にこだわるほどおもしろくなる方向の1台です。
手ブレ補正、追尾、縦動画、音声まわりの違い
3機種とも3軸ジンバル手ブレ補正を採用しており、歩き撮りや自撮りとの相性は良好です。ここは大前提として、すでにどれも高水準にあると言ってよさそうです。
追尾性能では、Luna ProとLuna UltraがDeep Track 5.0、Osmo Pocket 4PがActiveTrack 8.0を搭載しています。どちらも人物や被写体を追い続ける思想は共通していますが、Luna Ultraはアクティブズームトラッキングまで踏み込み、望遠を活かした追尾表現に強みがあります。
縦動画では、Luna Proが4K30fps縦動画、さらにLuna ProとLuna Ultraは4K60fpsのポートレート動画にも対応しています。ショート動画をしっかり意識した設計で、SNSへの親和性はかなり高めです。
音声まわりでは、Luna ProとLuna UltraがInsta360 Micシリーズとの直接接続に対応。Osmo Pocket 4PもDJI Micシリーズとの連携に対応しており、いずれもVlog用途への本気度がうかがえます。
バッテリー、ストレージ、携帯性の差
バッテリー持ちはLuna勢がやや優勢
Luna ProとLuna Ultraはどちらも1550mAhバッテリーで、最大4時間駆動をうたいます。さらに約23分で実用レベルまで回復する急速充電も心強いポイントです。長時間の街歩きや旅行でも、安心感はかなり高めです。
Osmo Pocket 4Pは最長3時間、フル充電時で最大210分駆動。18分で80%まで急速充電できるのは魅力ですが、持続時間だけ見るとLuna勢に少し譲ります。
ストレージの考え方も見ておきたい
Luna ProとLuna Ultraは47GBの内蔵ストレージを搭載し、さらにmicroSDで拡張可能です。カードを忘れても最低限撮影を始めやすいのは、地味ですがとても助かるところです。
Osmo Pocket 4PはUSB 3.1による高速有線転送が強みで、素材の取り回しという意味ではかなり魅力があります。撮影後のワークフローまで意識する人には見逃せません。約103GBの内蔵ストレージを搭載。
重量感
Luna Proは約215g、Luna Ultraは約233〜235g。どちらも十分コンパクトですが、日常の気軽さではLuna Proに分があります。
Osmo Pocket 4Pは今回取得できた情報範囲では重量の詳細確認が限定的でしたが、シリーズの性格上、携帯性を重視した設計であることは明らかです。ただし、実際の“軽やかさ”は重量だけでなく、操作の迷いにくさも大きく影響します。
価格差はそのまま価値差なのか
Luna Proは価格バランスがかなり良い
Luna Proは83,200円から。1インチ8Kセンサー、Leica Summicronレンズ、4K120fps、10-bit I-Log、Deep Track 5.0、最大4時間駆動まで入ってこの価格は、かなり攻めています。3機種のなかで最も“買いやすい高性能機”という立ち位置がはっきりしています。
Osmo Pocket 4Pは中間価格帯の実力派
Osmo Pocket 4Pはスタンダードコンボが99,000円、Vlogコンボが113,300円。Luna Proより高く、Luna Ultraより少し抑えめという位置です。価格だけを見ると中間ですが、17ストップのダイナミックレンジやD-Log 2、中望遠レンズなど、かなり明確な個性があります。
Luna Ultraは高いが、上位機らしい説得力がある
Luna Ultraは119,800円から。価格だけ見ればもっとも高価ですが、デュアルレンズ、最大12倍ズーム、200MPシネマティックパノラマ、トリプルAIチップ、豊富なアクセサリー展開を考えると、単なる高価格では終わりません。“撮影表現を広げるための投資”として見ると、納得しやすい価格帯です。
3機種を総合評価するとどうなるか
総合バランス重視ならLuna Pro
画質、価格、操作性、バッテリー、SNS適性。その全部をできるだけきれいにまとめてほしいなら、Luna Proが最も選びやすいです。上位機の派手さには一歩譲っても、日々持ち出して撮る楽しさでは非常に魅力的な1台です。
表現の幅を最優先するならLuna Ultra
ズームをしっかり使いたい、望遠も欲しい、色づくりや編集にもこだわりたい。そんな人にとって、Luna Ultraはかなり完成度の高い選択肢です。高価ではありますが、機材としての満足度は高そうです。
映像づくりの個性を求めるならOsmo Pocket 4P
広角と中望遠を使い分けながら、ダイナミックレンジやD-Log 2を活かした映像を作りたい人には、Osmo Pocket 4Pが魅力的です。気軽さだけで選ぶより、“この機能を使いたい”という意志がある人ほどハマりやすいモデルでしょう。
最後に
この3機種は、どれも優秀です。ただし、優秀さの向きが違います。
Luna Proは、いちばん手に取りやすい本格派。
Luna Ultraは、撮る世界を広げてくれる上位機。
Osmo Pocket 4Pは、映像づくりのこだわりを刺激する個性派。
なんとなくスペックが高いものを選ぶより、自分がどんな瞬間を撮りたいのかを先に考えたほうが、満足度はぐっと上がります。旅先で軽やかに撮るのか、人物を美しく切り取るのか、編集前提で作品を作るのか。その答えが見えた瞬間、この3機種のどれが本命かも自然と決まってくるはずです。
スペック表一覧比較
| 項目 | Insta360 Luna Pro | Insta360 Luna Ultra | Osmo Pocket 4P |
|---|---|---|---|
| レンズ構成 | シングルレンズ | デュアルレンズ | デュアルレンズ |
| メインセンサー | 1インチ | 1インチ | 1インチCMOS |
| サブレンズ用センサー | なし | 1/1.3インチ | 1/1.28インチ CMOS |
| メインレンズ焦点距離 | 20mm相当 | 20mm相当 | 20mm相当 |
| サブレンズ焦点距離 | なし | 60mm相当 | 60mm相当 |
| メインレンズ絞り | F1.8 | F1.8 | F2.0 |
| サブレンズ絞り | なし | F2.0 | F1.8 |
| 最大動画解像度 | 8K/30fps | 8K/30fps | 4K |
| Dolby Vision | 対応 | 対応 | 非対応 |
| 通常動画の高フレームレート | 4K/120fps | 4K/120fps | 4K/60fps |
| スローモーション | 4K/120fps、1080p/240fps | 4K/120fps、1080p/240fps | 4K/240fps |
| 縦動画 | 4K/30fps、3K/60fps、2.7K/60fps、1080p/60fps | 3K/60fps、2.7K/60fps、1080p/60fps | 3K/60fps |
| ポートレート動画 | 4K/60fps | 4K/60fps | 対応 |
| 写真解像度 | 最大37MP | 最大37MP | 最大37MP |
| パノラマ | 対応 | 200MPシネマティックパノラマ対応 | 非記載 |
| ライブフォト系機能 | 4Kライブフレーム | 4Kライブフレーム | 4Kライブフォト |
| カラープロファイル | 標準、Dolby Vision、10-bit I-Log | 標準、Dolby Vision、10-bit I-Log | D-Log 2 |
| ACES対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
| 動画コーデック | H.265 | H.265 | H.264 (MPEG-4 AVC) H.265 (HEVC) |
| 最大動画ビットレート | 120Mbps | 120Mbps | 180Mbps |
| ISO感度 | 100-6400 | 100-6400 | 100-25600 |
| シャッター速度 | 写真 1/8000〜30秒、動画 1/8000〜1/2秒 | 写真 1/8000〜30秒、動画 1/8000〜1/24秒 | 写真 1//16000〜秒、動画 1/16000〜1/4秒 |
| 手ブレ補正 | 3軸ジンバル | 3軸ジンバル | 3軸ジンバル |
| 追尾機能 | Deep Track 5.0 | Deep Track 5.0 | ActiveTrack 8.0 |
| ズーム | 最大4倍、2倍ロスレス | 最大12倍、6倍ロスレス | 最大12倍 |
| 低照度向け専用モード | PureVideo 4K/60fps | PureVideo 4K/60fps | あり |
| AIチップ | デュアルAIチップ | トリプルAIチップ | 非記載 |
| 画面 | 着脱式2インチOLEDタッチスクリーン | 着脱式2インチOLEDタッチスクリーン | 回転式タッチ画面 |
| リモートモニタリング | 最大20m HD映像伝送 | 最大20m HD映像伝送 | 非記載 |
| 内蔵ストレージ | 47GB | 47GB | 103GB |
| microSD対応 | 最大2TB | 最大2TB | 最大1TB |
| 音声入力連携 | Insta360 Micシリーズ | Insta360 Micシリーズ | DJI Micシリーズ |
| マイク | 4基 | 4基 | 3基 |
| バッテリー容量 | 1550mAh | 1550mAh | 1545mAh |
| 駆動時間 | 最大240分 | 最大240分 | 最大210分 |
| 急速充電 | 23分で80% | 23分で80% | 18分で80% |
| 接続端子 | USB-C USB 3.0 | USB-C USB 3.0 | USB 3.1 |
| 重量 | 215g前後 | 233〜235g | 230g |
| 本体サイズ | 52.8×155.7×38.5mm | 52.4×169.9×38.5mm | 63.3×159.5×33.5 mm |
| カラー | コスミックブラック、ステラホワイト | コスミックブラック、ステラホワイト | クラシックブラック、パールホワイト |
| 価格 | 83,200円から | 119,800円から | 99,000円から |


