ソニーは、空間コンテンツソリューション群「XYN(ジン)」のハードウェアラインアップとして、6インチで小型の空間再現ディスプレイ「ELF-MN1」を12月11日より発売する。市場推定価格は54,000円前後。
製品概要
ソニーは、空間コンテンツソリューション群「XYN(ジン)」の新たなハードウェアとして、6インチの小型空間再現ディスプレイ「ELF-MN1」を2026年12月11日に発売する。特別なメガネやヘッドセットを装着することなく、アバターやキャラクター、3Dオブジェクトを裸眼で立体的に鑑賞できるのが最大の特徴だ。これまで業務用途やクリエイター向けを中心に展開されてきた空間再現ディスプレイの技術を、デスクトップサイズへと凝縮。スマートフォンやWindows PCとUSB-Cケーブル1本で接続し、日常の空間に自然に溶け込む新しい3D体験を提供する。市場推定価格は54,000円前後(税込)で、個人ユーザーでも導入しやすい価格帯を実現している。
主な特徴
裸眼で楽しめる高精度な3D空間表示
ELF-MN1は、ソニー独自の空間再現ディスプレイ技術を採用し、メガネ不要で自然な立体映像を実現する。視線認識センサーによってユーザーの目の位置をリアルタイムで検出し、それぞれの目に最適化された映像を生成することで、高い奥行き感と実在感を再現する。
従来モデルからの進化点として、新たにIR(赤外線)センサーを搭載。暗い環境でも瞳の位置を高精度で追跡できるようになり、安定した裸眼立体視を実現している。頭を動かした際の視差表現にも対応し、「目の前に存在しているような」リアルな空間体験を楽しめる。
403ppiの高精細ディスプレイを採用
ディスプレイには6型・1,080×2,160ドットの液晶パネルを採用する。画素密度は403ppiに達し、ソニーの空間再現ディスプレイシリーズとして最高水準の精細表示を実現している。
また、2視点方式による高解像表現に加え、クロストークを抑制する技術も導入。立体映像特有のにじみや二重像を低減し、アバターや3Dオブジェクトを細部まで鮮明に映し出す。輝度は470nits、コントラスト比は1350:1で、高い視認性も確保している。
デスクに自然に溶け込むコンパクトデザイン
ELF-MN1は、「創造の世界を、机の上の“日常”に。」というコンセプトを具現化するため、シンプルで洗練された筐体デザインを採用している。
アクリル製スタンドを採用することで、画面と設置面の境界を目立たなくし、コンテンツそのものが空間に存在しているような印象を演出する。6インチというコンパクトサイズのため、デスクやサイドボードなど限られたスペースにも設置しやすく、日常生活の中で気軽に3Dコンテンツを楽しめる。
スマートフォンやPCとUSB-Cケーブル1本で接続
ELF-MN1はWindows PCだけでなく、iPhoneやAndroidスマートフォンとの接続にも対応する。DisplayPort Alternate Mode対応のUSB-Cケーブル1本で接続できるため、複雑な配線や設定は不要だ。
対応アプリを起動するだけで立体コンテンツを表示できる手軽さも魅力である。さらに、条件を満たしたUSB PD給電環境では、利用中のスマートフォンへ給電しながら使用することも可能となっている。
Unity向けSDKによるコンテンツ開発に対応
ELF-MN1は鑑賞用途だけでなく、クリエイター向けプラットフォームとしての側面も持つ。Unity向けSDKの提供が予定されており、自作アプリケーションや空間コンテンツの開発が可能だ。
Windows向けアプリに加え、AndroidおよびiOS向けアプリ開発にも対応予定。OpenXR環境もサポートしており、空間コンピューティングやXRコンテンツ開発の新たな表示デバイスとして活用できる。
ホロモデル対応でデジタルフィギュアを立体鑑賞
対応アプリのひとつとして、Gugenkaのデジタルフィギュアサービス「ホロモデル」に対応する。アニメやゲームの公式キャラクターを立体表示し、裸眼で鑑賞できることから、従来の2Dディスプレイとは異なる没入感の高い体験を提供する。
アバターやキャラクター表示だけでなく、3Dオブジェクトや空間スキャンデータの表示にも対応しており、XRクリエイターや3DCG制作者にとっても魅力的なプラットフォームとなっている。
スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | ELF-MN1 |
| 製品カテゴリ | 空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display) |
| ディスプレイサイズ | 6型 |
| アスペクト比 | 2:1 |
| パネルシステム | マイクロオプティカルレンズ方式液晶パネルモジュール |
| 解像度 | 1,080×2,160ドット |
| 画素密度 | 403ppi |
| 表示領域 | 68.04×136.08mm |
| 輝度 | 470nits |
| コントラスト比 | 1350:1 |
| 表面処理 | アンチリフレクション |
| 視線認識 | 高速ビジョンセンサー、第3世代視線認識センサー |
| IRセンサー | 搭載 |
| スピーカー | 1Wステレオ |
| マイク | 搭載 |
| 推奨パネル設置角度 | 25° |
| 3D視聴可能距離 | 30~80cm |
| 3D視聴角度 | 上下左右25度 |
| 同時視聴人数 | 1人 |
| 映像入力端子 | USB Type-C(USB 2.0/DP Alt Mode) |
| 入力解像度 | 3840×2160/60Hz、1920×1080/60Hz |
| 電源入力端子 | USB Type-C(USB PD対応) |
| スマートフォン給電 | 対応(条件あり) |
| 対応OS | Windows 11、iOS、Android |
| 対応開発環境 | Unity、OpenXR |
| 動作照度 | 0~1,000lx |
| 動作温度 | 0~40℃ |
| 推奨使用温度 | 20~30℃ |
| 動作湿度 | 20~80% |
| 消費電力 | 14W |
| 待機時消費電力 | 0.5W以下 |
| 本体サイズ(幅×高さ×奥行) | 77×154×94.5mm |
| アクセサリー装着時サイズ | 110.7×154.6×111.8mm |
| 本体重量 | 0.30kg |
| アクセサリー装着時重量 | 0.35kg |
| 付属品 | USB-C to USB-Cケーブル(1.0m)、スタンド、フレーム、使用上のご注意/仕様・保証書 |
| 販売日 | 2026年12月11日 |
| 価格 | オープン価格(市場推定価格54,000円前後・税込) |


