GMKtecは、CPUにRyzen AI Max+ 395を搭載したスリムAIワークステーション「EVO-X3」を6月29日に発売する。
製品概要
GMKtec「EVO-X3」は、AMD Ryzen AI Max+ 395を搭載し、最大128GBメモリとデュアルM.2ストレージ構成に対応する、コンソールサイズの筐体に収められたスリムAIワークステーションです。RDNA 3.5世代のRadeon 8060S内蔵GPUとXDNA 2 NPUによる合計126TOPSのAI性能、OCuLinkによる外部GPU拡張、Wi-Fi 7やUSB4など最新インターフェースを備え、ローカルでの大規模言語モデル運用やクリエイティブワークロードをコンパクトにこなすことを目指したミニPCとして設計されています。
主な特徴
高度なローカルAI処理に対応するプラットフォーム
EVO-X3の心臓部となるのは、Zen 5アーキテクチャを採用した16コア32スレッドの「AMD Ryzen AI Max+ 395」で、最大5.1GHzのブーストクロックに対応し、CPU単体としてもハイエンドクラスの処理性能を備えています。RDNA 3.5ベースの「Radeon 8060S」内蔵GPUと、最大50TOPSの処理能力を持つ「XDNA 2 NPU」を組み合わせることで、プラットフォーム全体として126TOPSのAI性能を実現し、大規模言語モデルのローカル実行やリアルタイム推論をクラウドに頼らずオフラインで行える点が大きな特徴です。
最大128GB LPDDR5Xメモリと最大16TBストレージ
メモリは最大8000MT/sで動作するLPDDR5Xを採用し、最大128GBまで構成可能です。AI推論やクリエイティブ用途で要求される大容量メモリを、コンパクトな筐体で確保できる設計になっています。ストレージはPCIe 4.0対応のM.2 2280スロットを2基備え、各スロットに最大8TBまで搭載できるため、合計最大16TBまで拡張可能です。高性能SSDとの組み合わせも想定されており、ローカルデータやモデルファイルを十分な容量で保持しながら、高速アクセスを実現します。
OCuLinkによる外部GPU拡張と最新インターフェース
前世代機「EVO-X2」にはなかったOCuLink Gen 4ポートを新たに搭載し、外部GPUボックスなどをPCIe経由で直接接続できるようになった点も、EVO-X3の大きな進化ポイントです。ThunderboltやUSB4経由のeGPUに比べて帯域やレイテンシ面で有利なOCuLinkを採用することで、統合GPUでは足りない描画性能やGPU計算性能を必要とするワークロードに対して、明確なアップグレードパスを提供します。加えて、40Gbps転送と100W給電に対応するUSB4ポート、8K出力対応のHDMI 2.1によるデュアルディスプレイ出力、Wi-Fi 7およびBluetooth 5.4など、接続性の面でも最新世代の規格を押さえた構成となっています。
トリプルファン冷却とPS4クラスのコンパクト筐体
筐体は家庭用ゲーム機(PS4)と同等の設置面積を持つコンパクトなボディでありながら、縦型スリムタイプへと再設計され、内部にはトリプルファンによる冷却システムを搭載しています。これにより、最大140Wの性能モードでも持続的な動作を可能にしつつ、AI推論や高負荷なクリエイティブ作業を安定してこなせる熱設計が施されています。薄型化と高さの増加によって冷却余裕を確保し、コンパクトさと持続性能の両立を図ったデザインが特徴的です。
開発者・プロフェッショナル向けのOSサポート
OSはWindows 11 Proを標準搭載しつつ、LinuxやUbuntuにも対応しており、開発者やITプロフェッショナルが求める多様な環境に柔軟に適応できる構成です。ローカルAIエージェントや推論環境を提供するソフトウェアスイートとの組み合わせにより、24時間稼働のローカルAI運用やエッジ用途など、クラウド依存を減らしたワークスタイルを支えるプラットフォームとして位置づけられています。
スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | GMKtec EVO-X3 AMD Ryzen AI Max+ 395 ミニPC |
| プロセッサ | AMD Ryzen AI Max+ 395(16コア32スレッド、最大5.1GHz、Zen 5アーキテクチャ) |
| GPU | Radeon 8060S(RDNA 3.5アーキテクチャ内蔵GPU) |
| NPU | XDNA 2 NPU(最大50TOPS) |
| AI性能(合計) | 最大126TOPS(CPU+GPU+NPUプラットフォーム全体) |
| メモリ | LPDDR5X 最大128GB、最大8000MT/s |
| ストレージスロット | M.2 2280 PCIe 4.0スロット×2 |
| ストレージ最大容量 | 最大16TB(各スロット最大8TB) |
| インターフェース(映像) | HDMI 2.1(8K出力対応、デュアルディスプレイ出力対応) |
| インターフェース(USB) | USB4ポート(40Gbps、USB PD 100W給電対応) |
| 外部GPU拡張 | OCuLink Gen 4ポート(外付けデスクトップ向けグラフィックスカード接続対応) |
| 無線通信 | Wi-Fi 7、Bluetooth 5.4 |
| 冷却機構 | トリプルファン冷却システム、最大140W性能モード対応 |
| 対応OS | Windows 11 Pro、Linux、Ubuntu |
| 筐体サイズの目安 | 家庭用ゲーム機(PS4)相当のコンパクト筐体、幅約41mmの縦型スリムタイプ |
| メモリ/ストレージ構成(モデル1) | 128GB RAM + 2TB SSD |
| メモリ/ストレージ構成(モデル2) | 128GB RAM + 4TB SSD |
| 販売日 | 2026年7月6日 |
| 価格 | 128GB RAM + 2TB SSD:576,576円(税込、直販価格)、128GB RAM + 4TB SSD:636,656円(税込、直販価格) |
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