ケンコー・トキナーは、LK SAMYANGの交換レンズ「SAMYANG AF 60-180mm F2.8」を9月18日に発売する。ソニーフルサイズEマウント(FEマウント)とLマウント用を用意。店頭予想価格は、FEマウント仕様が159,800円、Lマウント仕様が169,800円。
製品概要
SAMYANG AF 60-180mm F2.8は、ドイツの名門Schneider-Kreuznachの光学技術と韓国LK SAMYANGの高い製造技術を融合したダブルブランドの大口径望遠ズームレンズで、フルサイズ対応のソニーEマウントとライカLマウント向けに展開されるF2.8通しのズームレンズです。
AF 14-24mm F2.8 FE、AF 24-60mm F2.8 FEと組み合わせることで、わずか3本のレンズで14〜180mmの焦点域をシームレスにカバーする「F2.8三位一体システム」を構成し、風景からポートレート、イベント、ドキュメンタリーまで幅広い撮影シーンに対応します。
一般的な70-200mm F2.8ズームが1kgを超える中で、AF 60-180mm F2.8はソニーEマウント仕様で730g、ライカLマウント仕様で728gという軽量設計を実現し、「機材はより軽く、撮影はより豊かに」をコンセプトに、長時間の撮影でも負担を抑えながら高い描写性能を提供する一本に仕上げられています。
主な特徴
シュナイダー×SAMYANGによるダブルブランドとF2.8三位一体システム
SAMYANG AF 60-180mm F2.8は、「ククセノン」や「スーパーアンギュロン」などの名レンズで知られるドイツのSchneider-Kreuznach社の光学技術と、韓国LK SAMYANG社の高い製造技術のコラボレーションによって誕生したダブルブランド製品です。
フルサイズ対応のソニーEマウント向けには、AF 14-24mm F2.8 FE(445g)、AF 24-60mm F2.8 FE(494g)、そしてAF 60-180mm F2.8 FE(730g)の3本で14〜180mmをカバーするF2.8三位一体システムが構成され、広角から望遠まで一貫した描写と操作性を提供します。
ライカLマウント向けにはAF 14-24mm F2.8 LとAF 60-180mm F2.8 Lの2本がラインナップされ、シュナイダーとのコラボレーションによるLマウントシステムとして、軽量かつ高性能なズーム構成を実現しています。
ズーム全域開放F2.8と美しいボケ味
AF 60-180mm F2.8は、その名の通りズーム全域で開放F2.8を維持する設計となっており、焦点距離を変えても露出が変わらないため、写真・動画を問わずスムーズな撮影が可能です。
低照度環境でもシャッタースピードを稼ぎやすく、被写体を浮かび上がらせるような浅い被写界深度を活かした表現がしやすいことに加え、9枚羽根の絞りによる円形に近いボケが、ポートレートや物撮りで柔らかく自然な背景ボケを生み出します。
フローティングフォーカスシステムの採用により、近接から無限遠まで一貫した高い解像性能を維持しつつ、諸収差を抑えた設計となっているため、開放F2.8でも画面周辺までシャープな描写と美しいボケ味を両立できるのが特徴です。
730g/728gの軽量設計と高い機動力
一般的な70-200mm F2.8ズームレンズが1kgを超えることが多い中で、AF 60-180mm F2.8はソニーEマウント仕様で730g、ライカLマウント仕様で728gという軽量設計を実現しており、クラス最高峰の軽さを目指したコンセプトが具体的な数値として表れています。
金属パーツの徹底的な削減や特殊プラスチック素材の採用、カメラボディ側のソフトウェア補正を積極的に活用する現代的な光学設計によって、レンズ自体の肥大化を防ぎながら、耐久性と軽量化を両立した鏡筒構造が採用されています。
旅行やウェディング、ドキュメンタリーなど、長時間の撮影でも疲労を最小限に抑えつつ、クリエイターの機動力を最大限に高めることを目指した設計思想が、実際の使用シーンを想定した軽さとバランスに反映されています。
望遠ズームとしては異例の近接性能と最大撮影倍率
AF 60-180mm F2.8は、望遠ズームとしては異例ともいえる近接性能を備えており、広角端60mmで最短撮影距離0.35m、最大撮影倍率0.26倍(1:3.8)を達成しています。
望遠端180mmでも最短撮影距離0.79m、最大撮影倍率0.21倍(1:4.71)を実現しており、料理や商品、質感を重視したディテール撮影など、クローズアップ表現の幅を大きく広げることができます。
これにより、一般的な望遠ズームでは難しい距離感での撮影が可能となり、被写体にぐっと寄りながら背景を柔らかくぼかす表現や、テーブルフォト的なシーンでも一本でこなせる汎用性の高さが魅力となっています。
リニアSTMによる静粛・高速AFとフローティングフォーカスシステム
オートフォーカス駆動にはリニアSTM(Linear Stepping Motor)が採用されており、静かで高速かつ精密な制御が可能なため、静止画撮影はもちろん、動画撮影でもフォーカス音を気にせずスムーズなピント移動が行えます。
フローティングフォーカスシステムにより、近接から無限遠まで一貫して高い解像性能を維持し、諸収差を抑えた光学性能を確保しているため、被写体との距離に関わらず安定した描写が得られます。
AF/MFスイッチによる直感的なフォーカスモード切り替えや、スムーズなフォーカスリングの操作感も相まって、静止画・動画の両方で扱いやすいフォーカスシステムとして仕上げられています。
操作性と信頼性を高める便利機能とウェザーシーリング
鏡筒部にはAF/MFスイッチ、カスタムスイッチ、ズームロック機構が備えられており、撮影スタイルに応じた直感的な操作が可能です。
レンズ本体にはUSBポート(USB Type-C)が搭載されており、最新ファームウェアへのアップデートを簡単に行えるため、カメラボディ側の仕様変更や機能追加にも柔軟に対応できます。
可動部各所には水滴・小雨・雪・ホコリなどからレンズを保護するウェザーシーリングが採用されており、防塵・防滴性能を保証するものではないとしつつも、日常的な屋外撮影での安心感を高める設計となっています。
スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | SAMYANG AF 60-180mm F2.8(ソニーEマウント/ライカLマウント) |
| 対応マウント | ソニーEマウント(フルサイズ)、ライカLマウント(フルサイズ) |
| 焦点距離 | 60〜180mm |
| 開放F値 | F2.8(ズーム全域) |
| 絞り範囲 | F2.8〜F22 |
| レンズ構成 | 14群17枚 |
| 特殊レンズ構成 | HRレンズ1枚、EDレンズ7枚、非球面レンズ2枚 |
| コーティング | UMC(ウルトラマルチコーティング) |
| 絞り羽根枚数 | 9枚 |
| 最短撮影距離(広角端) | 0.35m |
| 最短撮影距離(望遠端) | 0.79m |
| 最大撮影倍率(広角端) | 0.26倍(1:3.8) |
| 最大撮影倍率(望遠端) | 0.21倍(1:4.71) |
| フィルター径 | φ77mm |
| 画角(フルサイズ・広角端) | 39.6° |
| 画角(フルサイズ・望遠端) | 13.7° |
| 画角(APS-C・広角端) | 27.0° |
| 画角(APS-C・望遠端) | 9.2° |
| 全長(広角端) | 149.0mm |
| 全長(望遠端) | 174.4mm |
| 最大径 | φ86.7mm |
| 質量(ソニーEマウント) | 730g(キャップ・フード除く) |
| 質量(ライカLマウント) | 728g(キャップ・フード除く) |
| AF駆動方式 | リニアSTM(Linear Stepping Motor) |
| フォーカス方式 | フローティングフォーカスシステム |
| フォーカスモード切替 | AF/MFスイッチ搭載 |
| その他操作系 | カスタムスイッチ、ズームロック機構 |
| 防塵・防滴配慮 | 可動部各所にウェザーシーリング(防塵・防滴性能を保証するものではない) |
| USBポート | レンズ本体にUSB Type-Cポート搭載(ファームウェアアップデート用) |
| 付属品 | レンズ本体、レンズフード、フロントキャップ、リアキャップ |
| 発売日 | 2026年9月18日(金) |
| 価格 | 市場想定価格:159,800円(税込・ソニーEマウント仕様)、169,800円(税込・ライカLマウント仕様) |

