FF3S Black

FIIO【FF3S Black】軽量化と着脱式ケーブルの採用でさらに使いやすくなったイントラコンカ型イヤホン

エミライは、FIIO Electronicsから、イントラコンカ型イヤホン「FF3」をベースに、筐体素材の変更によって大幅な軽量化を実現し、着脱式ケーブルの採用で一層の使いやすさを追求した最新モデル【FF3S Black】を、11月17日に発売する。

FF3S Black

イントラコンカ型イヤホンとしてのサウンドクオリティーを追求した結果、ハイブリッド素材による14.2mm大口径ダイナミックドライバーを採用した。振動板には、PU(ポリウレタン)振動板をベースとしてドーム部分にベリリウムコーティングを施したハイブリッド振動板を採用。高剛性かつ軽量なベリリウム素材により不要な共振が低減された艶やかな中高域と、PU素材による14.2mm口径の大型振動板を構築することでよりダイナミックかつ自然な低域再生を両立した。

FF3S Black

14.2mm大口径ハイブリッド振動板を駆動するためのボイスコイルには、日本のダイコク製超微細銅クラッドアルミニウム線を採用した。直径わずか0.033mmの極細線により構成されたボイスコイルは極めて軽量で、振動板の振幅を妨げることなく全帯域における解像度の向上を実現。

FF3S Black

楽器のドラムをモチーフとして新たにドラム型の構造を持ったイヤホンハウジングを新設計した。このハウジング構造はアコースティック的に低域の響きや質感をより効果的に引き出すことができ、音楽の音色を正確に再現。

開放構造のため超低域の再生が難しいイントラコンカ型イヤホンにおいて、より低い再生周波数を実現するための手法として、アコースティックチューブ構造を採用した。筐体内部の空間を最大限に活用し、内部に設けられた音導管構造により振動の減衰を高め、イヤホンの共振点を下げることが可能となった。通常のイヤホン装着状態で90Hzの低周波を再生し、42.5Hzまでの有効周波数帯域を実現している。インピーダンスは45Ω@1kHz、感度は105dB(1kHz@1mW)。

FF3S Black
FF3S Black

新たに筐体素材としてアルミニウム合金素材を採用し、ベースモデルのFF3に比べて約52%の軽量化を実現した。片耳の重量は約3.9gで、長時間のリスニングでの疲労感を軽減するという。

独自形状の0.78mm 2ピン規格ケーブルコネクターを採用しており、着脱が可能。このコネクタは、安定性向上のため円形の凹凸がある独自形状であるため、一般的な0.78mm 2ピン規格に対応する製品との互換性は無いという。

総計152本の高純度銀メッキ単結晶銅線材を使ったケーブルが付属。シースにはドイツ製のTPUを採用。黄変や硬化に強く、ケーブルの柔軟性が高まることでタッチノイズが軽減されるという。プラグはオールアルミ製の筐体で、交換可能な3.5mm/4.4mmプラグが付属する。

低音重視とクリアさ重視を選んで調整が可能な2種類のスポンジカバーと、脱落防止に役立つシリコン製のリングカバー、ウイングフックが付属する。

価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16,500円前後。

形式イントラコンカ型イヤホン
ドライバーダイナミックドライバー×1基
周波数特性20-20kHz
インピーダンス45Ω@1kHz
感度105dB (1kHz@1mW)
最大入力電力100mW
ケーブル合計152本の高純度銀メッキ単結晶銅線材
ヘッドホンプラグ3.5mm/4.4mm交換式プラグ
ケーブルの長さ約120cm
重量片側3.9g(ケーブルを除く)
付属品独自形状0.78mm 2ピンケーブル※
交換可能イヤホンプラグ:3.5mm/4.4mm(3.5mmを装着済み)
スポンジカバー:低音重視/クリアさ重視、各6ペア
シリコンリング:M/L 各3ペア
シリコンウイングフック 1ペア
イヤホン収納ケース(HB11)
クイックスタートガイド

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