リンクスインターナショナルは、MINISFORUMから、最大3画面同時出力可能、Intel Core i9-13900Hを搭載し高性能ミニワークステーション「MINISFORUM MS-01-32/1T(13900H)」を販売した。市場想定価格は259,800円前後。
製品概要
MINISFORUM MS01は、Intel Core i9-13900Hを搭載したミニワークステーションであり、コンパクトな筐体に高性能CPU、DDR5メモリ、NVMe SSD、そしてデュアル10GbE SFP+と2.5GbE LANを詰め込んだ、プロフェッショナル向けのミニPCだ。OSレス構成を採用し、ユーザーが用途に応じて自由にOSを選択できる柔軟さを持ちながら、標準で32GBメモリと1TB NVMe SSDを備え、画像・動画編集やエンジニアリング、プログラミングなど負荷の高い作業にも余裕をもって対応する。HDMIとUSB4による最大3画面同時出力に対応し、限られたデスクスペースでもマルチモニタ環境を構築できる点が、ミニワークステーションとしての魅力を一層引き立てている。
主な特徴
高性能CPUとOSレス構成による柔軟なワークステーション
MINISFORUM MS01の心臓部となるのは、14コア20スレッド構成のIntel Core i9-13900Hだ。基本クロック2.6GHz、最大5.40GHzまでブーストするこのCPUは、マルチスレッド処理に強く、レンダリングや動画編集、複数の仮想マシンを同時に動かすようなシーンでも、軽快なレスポンスを維持する。24MBのL3キャッシュと、最大1.5GHz動作のIntel Iris Xe Graphicsを統合しており、CPU内蔵グラフィックスだけでもビジネス用途や軽いクリエイティブ作業には十分な描画性能を発揮する。OSライセンスをあえて付属させないOSレス仕様とすることで、WindowsやLinuxなど、ユーザーが求める環境を自由に構築できる点も、ワークステーションとしての懐の深さを感じさせる。
DDR5メモリとNVMe SSDによる快適な作業環境
メモリはSO-DIMM DDR5-5200を採用し、標準で32GBを搭載する。構成は16GB×2または32GB×1のいずれかで、最大64GBまで拡張可能だ。高速なDDR5メモリは、大容量データを扱うアプリケーションや複数のソフトを同時に立ち上げる場面でも、もたつきを抑え、作業のリズムを崩さない。ストレージには、PCIe 4.0 x4接続のM.2 2280 NVMe SSDを標準で1TB搭載し、OSやアプリケーション、プロジェクトデータをまとめて収めても余裕のある容量を確保できる。さらに、PCIe 3.0接続のM.2 2280/22110スロットを2基備え、最大3台のNVMe SSDを搭載可能な構成となっているため、速度重視の作業用ドライブと、容量重視のデータ保管用ドライブを使い分けるといった柔軟なストレージ設計が楽しめる。
デュアル10GbE SFP+と2.5GbE LANによる高速ネットワーク
ネットワーク周りの充実ぶりは、MINISFORUM MS01の大きな個性だ。背面には2.5GbE RJ45ポートを2基、さらに10GbE SFP+ポートを2基備え、合計4ポートの有線ネットワークを利用できる。10GbE SFP+にはIntel X710コントローラが採用されており、高速かつ安定したリンクを構築しやすい。これらを組み合わせることで、NASやサーバーとの大容量データ転送、複数ネットワークへの同時接続、リンクアグリゲーションによる帯域拡張など、ネットワークを軸にした高度な構成をミニPCサイズで実現できる。さらに、Wi-Fi 6とBluetooth 5.2も標準搭載しているため、有線・無線の両面で柔軟な接続環境を整えられるのが頼もしい。
HDMI+USB4による最大3画面同時出力
映像出力は、背面にHDMI 2.0ポートを1基、USB4ポートを2基備える。HDMIは4K@60Hzに対応し、USB4は8K@30Hzまたは4K@144Hzの出力が可能だ。これらを組み合わせることで、最大3画面の同時出力に対応し、広いデスクトップ領域を確保できる。複数のアプリケーションを並べて表示したり、タイムラインとプレビュー画面を分けて配置したりと、クリエイティブワークやトレーディング、システム監視など、画面の広さが効率に直結する作業で真価を発揮する。コンパクトな筐体ながら、マルチモニタ環境をしっかり支える設計は、ミニワークステーションというコンセプトを体現していると言える。
PCIe 4.0スロットによる拡張性と引き出し式設計
MINISFORUM MS01は、ハーフハイト・シングルスロット対応のPCIe 4.0 x16スロット(帯域はPCIe 4.0 x8まで)を備えている。ここに外部GPUやネットワークカード、ストレージコントローラなどを増設することで、用途に応じたカスタマイズが可能だ。RTX 3050クラスのGPUも動作確認されており、コンパクトな筐体でありながら、グラフィックス性能を一段引き上げる構成も視野に入る。内部は引き出し式の構造を採用しており、メモリやSSD、PCIeカードへのアクセスがしやすく、パーツ交換や増設作業をスムーズに行える点も、ワークステーションとして長く付き合っていくうえでうれしいポイントだ。
使い勝手を高めるインターフェースと冷却設計
前面には電源ボタン、USB 3.2 Gen1 Type-A×1、USB 2.0 Type-A×2、3.5mmオーディオジャックを備え、日常的に抜き差しする機器を手元側にまとめて接続できる。背面には、USB4×2、USB 3.2 Gen2 Type-A×2、HDMI 2.0、2.5GbE RJ45×2、10GbE SFP+×2、DC-INを配置し、常設の周辺機器やネットワークケーブルをすっきりとまとめられる。冷却方式はファン&ヒートシンク構成で、内部の高性能パーツをしっかり冷やしつつ、安定した動作を支える。VESAマウントやケンジントンロックには対応しないものの、196×189×48mmというコンパクトな筐体サイズと約1.39kgの重量は、デスク上に置いても圧迫感が少なく、ワークスペースに自然と溶け込む存在感だ。
スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | MINISFORUM MS01 MS-01-32/1T (13900H) |
| OS | なし(OSライセンス非同梱、OSレス仕様) |
| CPU | Intel Core i9-13900H(14コア/20スレッド、基本2.6GHz/最大5.40GHz、L3キャッシュ24MB) |
| 内蔵グラフィックス | Intel Iris Xe Graphics(最大1.5GHz) |
| メモリ規格 | SO-DIMM DDR5-5200 ×2スロット |
| メモリ搭載容量 | 32GB(16GB×2 または 32GB×1) |
| メモリ最大容量 | 合計最大64GB |
| 内蔵ストレージ | 1×M.2 2280 NVMe SSD(PCIe 4.0 x4、1TB、最大4TB対応) |
| 追加ストレージスロット | 1×M.2 2280/22110 NVMe SSD(PCIe 3.0 x4、最大4TB)、1×M.2 2280/22110 NVMe SSD(PCIe 3.0 x2、最大4TB) |
| 拡張スロット | 1×PCIe 4.0 x16(ハーフハイト・シングルスロット、帯域はPCIe 4.0 x8まで) |
| 映像出力 | HDMI 2.0×1(4K@60Hz)、USB4×2(8K@30Hz または 4K@144Hz) |
| 有線LAN | 2×2.5GbE RJ45 |
| 10GbEポート | 2×10GbE SFP+(Intel X710) |
| 無線LAN | Wi-Fi 6 |
| Bluetooth | Bluetooth 5.2 |
| 前面インターフェース | 電源ボタン×1、USB 3.2 Gen1 Type-A×1、USB 2.0 Type-A×2、3.5mmオーディオジャック×1 |
| 背面インターフェース | DC-IN×1、USB4(DP 1.4 Alt Mode、PD出力15W)×2、HDMI 2.0×1、USB 3.2 Gen2 Type-A×2、2.5GbE RJ45×2、10GbE SFP+×2 |
| 冷却方式 | ファン&ヒートシンク |
| VESA対応 | 非対応 |
| ケンジントンロック | 非対応 |
| 最大消費電力 | 115W |
| 本体サイズ | 196×189×48mm(奥行×幅×高さ) |
| 本体重量 | 約1.39kg |
| パッケージサイズ | 227×228×120mm(奥行×幅×高さ) |
| パッケージ重量 | 約2.64kg |
| 保証期間 | 1年 |
| 付属品 | ACアダプタ、ACコード、HDMIケーブル、ネジセット、U.2変換プレート、SSDヒートシンク、説明書 |
| 販売日 | 2026年9月19日 |
| 価格 | 市場想定売価 税込259,800円 |


