DJI JAPANは、8K/60fpsの360度動画撮影に対応す新型360度カメラ「Osmo 360 II」を発売した。価格は、「Osmo 360 II スタンダードコンボ」が93,610円、「Osmo 360 II アドベンチャーコンボ」が110,990円。
製品概要
Osmo 360 IIは、前後に1/1.1型スクエアHDR CMOSセンサーを搭載し、最大8K/60fpsの360度動画撮影と120MP HDR 360度静止画撮影に対応した、DJIのフラッグシップ360度カメラです。高いダイナミックレンジと10bit・D-Log M対応のカラープロファイルにより、ハイライトからシャドーまで豊かな階調を保った映像表現が可能で、アクション撮影から本格的な映像制作まで幅広いニーズに応えます。IP68相当の防水性能や−20度から45度までの動作温度、長時間撮影を支えるバッテリー性能を備え、アウトドアや水辺、雪山など過酷な環境でも安心して持ち出せる設計となっています。
主な特徴
センサーと画質性能
Osmo 360 IIは、前後に2基の1/1.1型スクエアHDR CMOSセンサーを搭載し、360度撮影時には1インチ相当のイメージングエリアを活かした高画質な映像を記録します。各センサーの有効画素を組み合わせることで、最大120MPのHDR 360度静止画に対応し、解像度は最大で15520×7760ピクセルという高精細な出力が可能です。単眼撮影時には6400×4800ピクセル(約30.72MP)の静止画撮影にも対応し、360度撮影だけでなく通常の広角撮影でも高い解像感を得られるよう設計されています。ダイナミックレンジは最大14.5ストップまで拡張されており、明暗差の大きいシーンでもハイライトの白飛びやシャドーの潰れを抑えた自然な描写が期待できます。
動画撮影機能とフレームレート
動画撮影では、360度モードで最大8K/60fpsに対応し、8Kでは24/25/30/48/50/60fps、6Kでは最大60fpsまで選択できます。パノラマ動画では7680×3840の8K解像度で多彩なフレームレートを選べるほか、スローモーション撮影では4K/240fpsによる最大8倍のスロー映像に対応し、6Kでは最大200fpsまで選択可能です。さらに、8K/120fpsの「Vortex」撮影モードや、DJI StudioのAIフレーム補間を用いることで、8K/60fps素材から8K/480fps相当の超高フレームレート映像を書き出すことも可能とされています。すべての動画フォーマットは10bitカラーに対応し、D-Log Mでの撮影にも対応するため、カラーグレーディングを前提とした映像制作にも適した仕様です。
暗所性能とAI処理
暗所撮影機能として「AIスーパーナイト2.0」が搭載されており、新しいAIノイズ低減アルゴリズムとF1.9の明るいレンズを組み合わせることで、低照度環境でもノイズを抑えたクリアな映像を記録できます。前後のレンズそれぞれで独立した露出制御を行うことで、夜景や逆光などコントラストの高いシーンでもバランスの良い露出を実現し、ハイライトからシャドーまでの階調を保った映像を生成します。AI処理は静止画にも活用され、HDR合成やノイズ低減、ディテール強調などを自動で行うことで、撮影後すぐに完成度の高い360度写真を得ることができます。
手ブレ補正と撮影サポート機能
手ブレ補正には、アクションカメラで培われたRockSteady 3.0とHorizonSteadyが採用されており、激しい動きのあるシーンでも安定した映像を記録できます。パノラマ動画撮影時には、DJI MimoやDJI Studioでエクスポートする際に補正方式を選択できるため、用途に応じて最適なスタビライズを選べる柔軟性があります。新機能の「スポットライトフォロー」では、360度映像内の被写体をAIが追尾し、カメラの向きが変わっても被写体を常に画面中央に保つことができます。撮影後は、追尾した被写体を中心にした4K/30fpsのフラット動画として書き出すことも可能で、編集時のフレーミング作業を大幅に軽減します。
オーディオ機能とマイク連携
Osmo 360 IIには4つのマイクアレイが内蔵されており、風切り音低減機能と組み合わせることでクリアな音声収録が可能です。DJI OsmoAudio経由で「DJI Mic 3」や「DJI Mic Mini 2」などの外部マイクとレシーバーなしで直接接続でき、2人分の音声収録にも対応します。外部マイク使用時には、内蔵マイクをバックアップとして利用し、環境音を同時収録することもできるため、インタビューやVlog撮影など、音声品質が重要なシーンでも柔軟な収録が行えます。
ディスプレイと操作性
本体には2.0インチのタッチディスプレイが搭載され、解像度は314×556ピクセル、輝度は800cd/m²と屋外でも視認性の高い仕様になっています。ジェスチャー操作や音声操作にも対応しており、撮影開始・停止などの基本操作を手を使わずに行えるため、アクション撮影や自撮り時にも扱いやすい設計です。NFCによるスマートフォンとのクイック接続に対応しており、対応スマートフォンを本体のNFCエリアに近づけるだけでDJI Mimoアプリと接続し、撮影データの転送や編集画面への移行がスムーズに行えます。
ストレージと拡張性
内蔵ストレージは128GBで、そのうち105GBがユーザー利用可能領域として確保されています。microSDカードスロットも備え、最大1TBまでの拡張に対応しているため、長時間の8K撮影や多数の360度写真を保存する用途でも安心して使用できます。撮影時にはmicroSDカードを使用せず、本体内蔵ストレージへの直接記録も可能で、カードの抜き差しを気にせず撮影に集中できる点も魅力です。
防水性能と耐久性
防水性能はIP68相当で、カメラ単体で水深10mまでの水中撮影に対応します。別売りの「Osmo 360 インビジブル防水ケース」を使用することで、最大水深50mまでの水中撮影が可能となり、ダイビングやシュノーケリングなど本格的な水中アクティビティにも対応できます。レンズは交換可能な構造を採用し、前後のレンズ表面には高硬度のイオンスパッタリングコーティングが施されているため、傷や摩耗に強く、アウトドアでの使用でも安心感があります。万が一レンズが傷ついた場合でも交換が可能で、レンズ交換用のキットも用意されています。
本体デザインとアクセサリー連携
本体サイズは61×36.3×81mm、質量は183gとコンパクトで軽量な設計です。マウント部には両方向クイックリリース方式のデザインが導入されており、前後どちら向きでも磁気アタッチメントに対応するほか、1/4インチねじ穴を備えているため、Osmoシリーズのアクセサリーや一般的なカメラアクセサリーと組み合わせて使用できます。Osmoシリーズのセルフィースティックやバイクマウント、ヘルメットマウント、ボルテックスハンドルなど、多彩なアクセサリーと組み合わせることで、バイク、スキー、ダイビング、POV撮影など、用途に応じた撮影スタイルを構築できます。
バッテリー性能と駆動時間
バッテリー容量は2150mAhで、8K/30fpsの360度動画撮影時に最大100分、耐久モード使用時には最大120分の撮影が可能とされています。急速充電に対応し、約22分で80%まで充電できるため、短時間の充電で再び撮影に戻ることができます。バッテリー延長ロッドを使用すると、8K/30fps動画の撮影時間を最大4.5時間まで延長でき、長時間のイベント撮影やツーリング、トレッキングなどでも安心して使用できます。動作環境温度は−20度から45度まで対応しており、寒冷地や炎天下でも安定した動作が期待できます。
通信機能とソフトウェア連携
通信機能として、Wi-Fi 6(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax)とBluetooth BLE 5.4/BR/EDRに対応し、高速なデータ転送や安定したワイヤレス接続が可能です。DJI Mimoアプリでは、ベストクリップの自動選択やテンプレートを用いた自動編集、前後の映像を1画面にまとめる機能などが用意されており、撮影後の編集作業を手軽に行えます。PC向けのDJI Studioでは、ステッチ処理や被写体選択、HDR処理、Proフィルター、カスタムLUTのインポートなど、より高度な編集機能に対応しており、プロフェッショナルなワークフローにも組み込めるソフトウェア環境が整えられています。
スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | Osmo 360 II |
| センサー | 前後に1/1.1型スクエアHDR CMOSセンサー×2 |
| 有効画素数(静止画・360度) | 最大約120MP(解像度15520×7760) |
| 有効画素数(静止画・単眼) | 最大6400×4800(約30.72MP) |
| ダイナミックレンジ | 最大14.5ストップ |
| レンズ | F1.9、交換式、高硬度イオンスパッタリングコーティング |
| 動画解像度・フレームレート(360度) | 8K:24/25/30/48/50/60fps、6K:最大60fps |
| 動画解像度・フレームレート(パノラマ) | 7680×3840(8K)で24/25/30/48/50/60fps |
| スローモーション | 4K/240fps(最大8倍)、6K/最大200fps、8K/120fps「Vortex」モード |
| カラー設定 | 10bitカラー対応、D-Log M対応 |
| 静止画モード | HDR 360度静止画、シングルレンズ静止画など |
| 手ブレ補正 | RockSteady 3.0、HorizonSteady |
| ディスプレイ | 2.0インチタッチディスプレイ、314×556ピクセル、800cd/m² |
| 内蔵ストレージ | 128GB(ユーザー利用可能領域約105GB) |
| 外部ストレージ | microSDカード(最大1TB対応) |
| 防水性能 | IP68相当、本体のみ水深10m、防水ケース使用時最大水深50m |
| 本体サイズ | 約61×36.3×81mm |
| 本体質量 | 約183g |
| 内蔵マイク | 4マイクアレイ、風切り音低減機能 |
| 外部マイク連携 | DJI OsmoAudio経由でDJI Mic 3、DJI Mic Mini 2などと直接接続 |
| 通信機能 | Wi-Fi 6(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax)、Bluetooth BLE 5.4/BR/EDR、NFCクイック接続 |
| 動作環境温度 | −20〜45度 |
| バッテリー容量 | 2150mAh |
| 駆動時間 | 8K/30fps 360度動画撮影時最大約100分、耐久モード最大約120分 |
| 急速充電 | 約22分で80%まで充電 |
| バッテリー延長 | バッテリー延長ロッド使用時、8K/30fps動画撮影最大約4.5時間 |
| マウント・拡張性 | 両方向クイックリリース機構、1/4インチねじ穴、Osmoシリーズアクセサリー対応 |
| 販売日 | 2026年9月2日 |
| 価格 | 93,610円(Osmo 360 II スタンダードコンボ・税込) |

