レビュー【neakasa PowerScrub II】パワフル吸引力でメンテナンスが簡単な乾拭き・水拭き両用コードレス掃除機

仕事率115Wとパワフルな吸引力で、メンテナンスが簡単な乾拭き・水拭き両用コードレス掃除機【neakasa PowerScrub II】を試用する機会を頂いた。

掃除機とモップがけを一度にできるコードレス掃除機。乾拭き・水拭きどちらにも対応し、タンクに水を入れれば自動的に電動でモップがけができる。掃除後のメンテナンスも簡単で、充電スタンドにおいてセルフクリーニングボタンを押すだけで完了する。汚れたローラーブラシが自動洗浄され、後はタンクに溜まった汚水を捨てるだけ。「クリーニングツール」が付属しており、汚れがひどい時はツールを使いブラシやヘッドの汚れを落とす。

ダンボール素材の外箱と、白と青を基調とした化粧箱に梱包されている。厚めの緩衝材で各パーツごとに収納されているので配送時に傷がついたり故障するようなことはないだろう。

同梱物は、【neakasa PowerScrub II】本体、ハンドル、クリーニングツール、充電スタンド、乾燥トレー×2、リチウムイオンバッテリー、取扱説明書となっている。

【neakasa PowerScrub II】のデザインは、白と黒のツートーンカラーでシンプルで高級感がある。部屋にあっても違和感はない。

組立ては簡単で、取扱説明書を読んで組立てても10分もかからない。電化製品が苦手な人でも、日本語対応の取扱説明書で詳しく組立て方法、使い方が記載されているので困ることはないだろう。

ハンドル部分は取り外し式で、ハンドルは大きく持ちやすい形状となっている。ボタン類は3つで、ハンドル前面に「電源ボタン」と「モード切り替えボタン」、ハンドル裏側に「水拭きボタン」を備える。電源ボタンを1秒ほど押すと動作開始。動作中に運転切り替えボタンを押すと「Ecoモード」と「MAXモード」の切り替えができる。ハンドル裏側の黒い「スプレーボタン」を押すことで水が循環して「水拭きモード」となる。キッチン周りの油汚れや、足の皮脂汚れが気になる場合などは中性洗剤を混ぜて更に洗浄力を向上させることも可能。

本体上部にはバッテリー残量やモードが表示されるデジタルディスプレイと掃除後に使うセルフクリーニングボタンがある。掃除している時にも、バッテリー残量が確認できる位置にディスプレイが搭載されているため便利。また、デジタルディスプレイに表示される各マークなどの意味はそれぞれ以下になる。

本体上部には、水拭きする時の水を入れておく浄水タンクを備えている。容量は780ml。浄水タンクは、リリースレバーを押して簡単に引き出して取り外せる。浄水タンクの上部には水の注ぎ口がある。注ぎ口の蓋は、浄水タンクから取り外すことができないので失くす心配はない。

本体前面下部には、吸い込んだゴミや水拭き後の水が溜まる汚水タンクを備えている。容量は700ml。汚水タンクは上部にあるリリースレバーを押して取り外せる。汚水タンク内にはのろ過装置があり、吸い込んだゴミと水を分離する。のろ過装置は汚水タンクから簡単に外すごとができる。

汚水タンク上部には、取り外し可能なHEPAフィルターが取り付けられている。HEPAフィルターは水洗い可能。また、水が漏れないように各部結合部は厚手のパッキンが付いている。

本体背面下部には、バッテリーホルダーがある。バッテリーは本体一体型ではなく取り外し式。リチウムイオンバッテリーで、バッテリー容量は3,000mAh。バッテリーには充電ポートがあり、本体から取り外すときは先端にあるリリースボタンを押す。バッテリーにも残量を4段階で表示するインジケータを搭載。

予備でもう一つバッテリーを所持しておくと、掃除中にバッテリー切れを起こしてもすぐに掃除再開できる。充電時間は約6時間で、「Ecoモード」なら最大30分間の使用が可能。

ヘッド部は、280×230mm(幅×奥行き)と少し大きめのサイズとなっている。ヘッドは左右90度ずつ旋回する。ヘッド後方には大きなローラーを装備し、自走式ヘッド合わせてスムーズに操作することが可能。ブラシローラーは、柔らかいブラシとやや硬めのブラシ(オレンジ)により、液体汚れから頑固な汚れまで対応できる。ブラシローラーの取り外しが簡単で、ヘッド上部のリリースレバーを手前に引くとヘッドカバーが外れる。ヘッドカバーが外れたら、ブラシローラー横にあるレバーがあるので上に引っ張ると簡単に外れる。ローラーの回転数は6,500回/分。

充電スタンドの左右に乾燥トレーを装着でき、底面から伸びる電源アダプターのコード長は約165cm。また、電源アダプターのコードは充電スタンドに固定されており、取り外すことはできない。サイズは310×320mm(幅×奥行き)と設置場所を少しとる。

本体はスタンドなどが無くても自立する。掃除機本体は自立した状態だとロックされていて、ハンドルの電源ボタンを押しても動作はしない。ロックを解除するには、ヘッド部分を足で固定し掃除機本体を後ろに倒す。掃除機を止めたい時は、本体を前に倒すようにして自立させると自動的に電源がオフになる。

18,000Pa吸引力と、自走式ヘッドにより確実にゴミを取り除く。かなりパワフルなので、フローリングなら「Ecoモード」でも十分だろう。ただし、動作音はかなり大きめ。1m離れた距離から騒音計で計測したところ、「Ecoモード」なら約68dB、「MAXモード」なら約79dBだった。また、ヘッドの回転と吸引力が高いのでケーブルの巻き込み等には気を付けたほうが良い。試用中、充電ケーブルを巻き込んでしまった。幸いローラーはすぐに外せるので、コードが絡まっても取れますが、コード類などのある場所を掃除する際には注意が必要。

また、重量は4.2kgと少し重い。しかし、バッテリーやモータなどが床面に近いところに配置されているため、重心が低く扱いやすく、掃除機の重さを感じにくい。長時間使用する際は、腕や体への負担が少なく快適に掃除ができる。

ヘッド部分が少し大きいため、小さな隙間の掃除はやや苦手。掃除する場所がモノで溢れていたり、掃除する場所のスペースが狭い方は使いにくく感じる場面がある。ハンディークリーナーとの併用がおすすめである。

また、動作音が大きめなので朝や夜間など使う際は少し気を使う必要がある。

【neakasa PowerScrub II】を使用して、特に花粉症のスタッフたちは絶賛していた。驚くほど吸引力が高く、簡単にモップがけができる。その上、自動洗浄機能が付いていて、掃除後の手入れが楽なので毎日使っても負担にならない。普段のメンテナンスを掃除機任せでできること嬉しい。また、掃除機本体だけで自立するのはかなり便利である。

コードレス掃除機で、強力な吸引力のある掃除機が欲しい方、モップ掃除をしている方には最適だろう。

(協力：GenHigh)

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