NTTソノリティは、コンシューマー向け音響ブランドの「nwm(ヌーム)」より、耳をふさがずに耳元にだけ音を閉じ込めるというNTT開発の「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」技術を搭載したネックバンド耳スピーカー、耳スピ【nwm MBN001】を試用する機会を頂いた。
耳をふさがずに耳元にだけ音を閉じ込めるというNTT開発の「PSZ」技術を搭載し、オープンイヤー型ながら音漏れを最小限に抑え、周囲の音にも気付けるというネックバンド耳スピーカー。
PSZ技術は、ある音波(正相)に対して逆相の音波を当てることで音波同士を打ち消し合い、音が聞こえなくなる作用を利用したもの。特殊なハードウェア設計により、特定のエリアに限定した音を再生し、音漏れを最小限に抑える。
ネックバンド部分に丈夫ながら肌触りの良いナイロン素材を使うことで、首周りにフィットする。イヤホン自体も耳に負担がかかりにくい形状とした。
最大再生時間は20時間(音楽再生時)で、充電時間は約2時間。ドライバーは12mm径のダイナミック型。Bluetooth Ver.5.3準拠で、コーデックはSBC/AAC、プロファイルはA2DP/HFP/AVRCPに対応。
型式 | ダイナミック型 |
使用ユニット | Φ12 mm |
電池持続時間 | 最大20時間(音楽再生時) |
充電時間 | 約2時間 |
質量 | 約23 g(コード含む) |
Bluetoothバージョン | Bluetooth Ver.5.3 |
対応Bluetoothプロファイル | A2DP, HFP, AVRCP |
対応コーデック | SBC, AAC |
マイクロホン | ECM (無指向性) |
防水基準 | IPX5相当 |
マルチポイント | 対応 |
付属品 | 充電用USBケーブル(USB Type-A USB Type-C)、コードクリップ |
サスティナブルな素材を生かした化粧箱。シンプルながらおしゃれで、プレゼントにも適したパッケージとなっている。
同梱物は、【nwm MBN001】本体、充電用USBケーブル(USB Type-A USB Type-C)、コードクリップ、セーフティガイド、取扱説明書となっている。
充電用USBケーブル長は約0.5m。
直径12mmのドライバーが搭載されているとは思えないほどコンパクトなユニット部。ユニット部外側は、滑りにくい素材が使われている。また、ユニット部内側は、シリコン素材で耳にフィットし、長時間使用しても圧迫感はない。
実測重量は約23.1g。片耳のユニット部重量は約3.3g。
ケーブル長は960mm。
耳にかけるイヤーフックは、ユニット部にかけて内に傾いている。これにより、耳にかけた際、ちょうどいい位置にユニット部がくるようになっている。イヤーフックは、柔軟性のある素材でできているが少し硬めである。着け始めは少し気になるかもしれない。
ケーブルには小さな磁石を備える。磁石を首元で止めると家事や運動時などケーブルが動きづらく邪魔にならない。また、持ち運びや収納の際にはケーブルをまとめることができ便利。
右側には、コントローラを備え電源やボリューム、充電ポートを備える。大きめの物理ボタンなので操作性は抜群に良い。耳に掛けていても、首元に操作ボタンがくるのでストレスなく操作できる。
装着感は、ネックバンドタイプなので、完全ワイヤレスイヤホンに比べると耳への負担がかなり少ない。ユニット部がかなり軽いので一日中着けていられる。眼鏡を掛けていても安定していて、ランニングで使用してみたがズレることはなかった。人によっては、ケーブルが気になるかもしれない。
音質は、オープンイヤー型なのにかなり解像度が高い。バランスが良くクリアな音を奏でる。高音はざらつきやこもりもなくクリーナなサウンド、低音は少し薄さを感じる。中音のボーカルラインは明瞭で、音楽鑑賞以外に動画や通話などで音声が聞きやすい。
「PSZ」技術を搭載というので、音漏れを検証してみた。スマホで音量50%までなら殆んど音漏れがない。75%にすると少し気になるが、他のオープンイヤー型に比べると音漏れは少ない。これなら、普通のイヤホンの様に静かな環境でも使用できる。
また、マルチポイントにも対応しており、スマホとPCで切り替えを行ったがかなりスムーズに切り替わった。たまに、変な挙動を起こすイヤホンもあるが試用期間中全く問題がなかった。
通話用マイクを搭載しているので、リモートワークや家事の時も便利。ただし、音質は割とクリアだが音質は小さめ。
最大再生時間が20時間と長く、途中で電充電することなく一日中使える。仕事で使用した後充電することなく、その後のジムやランニングなどにも使用できる。
専用アプリも用意されており、バッテリー残量の確認や、イコライザーの設定、ボタン操作の確認ができる。ボタン操作が自由に割り当てが出来ないのが少し残念である。
リモートワークで使えば音楽を流しつつインターホンに気付けるし、ランニングなどの運動する時も車の音が適度に聴こえるので安心。また、オープンイヤー型でも音漏れが少なくカフェや図書館でも使用できる。さらに、軽量で疲れにくいので、一日中使っていたくなるマルチに活躍するイヤホン。
リモートワーク中に音楽を楽しみたい人や、骨伝導イヤホンの骨の振動が苦手な方や音質に満足しない人にオススメである。価格も手頃なので、気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
(協力:NTTソノリティ)
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