GIGABYTE Technologyは、すべてのデータ処理を自社のサーバーやネットワーク内で完結するオンプレミスAI開発向けに設計されたNVIDIA Grace Blackwell GB10 Superchipを搭載し、デスクトップ環境でスーパーコンピューター並みの性能を実現する省スペースかつ省エネタイプのAIスーパーコンピューティングソリューション「AI TOP ATOM」の新モデルとして、ストレージに2TBのPCI-E M.2 SSDを搭載した「AI TOP ATOM ATAGB10-9003」を追加し10月16日より販売した。市場想定価格は、1,330,000円前後。
AI TOP ATOMに2TB SSDモデルが追加、ローカルAI開発をさらに身近に
GIGABYTEは、省スペースかつ省電力設計でありながらスーパーコンピューター級のAI演算性能を実現する「AI TOP ATOM」シリーズに、新たに2TB SSD搭載モデル「AI TOP ATOM ATAGB10-9003」を追加した。2026年10月16日より販売を開始し、市場想定価格は133万円前後となる。オンプレミス環境での生成AI開発や推論処理を想定した製品であり、NVIDIA GB10 Grace Blackwell Superchipと128GBのユニファイドメモリを搭載することで、クラウドに依存しない本格的なAIワークロードをデスクトップサイズで実現するモデルだ。
AI TOP ATOM ATAGB10-9003とは
AI TOP ATOM ATAGB10-9003は、生成AIや大規模言語モデル(LLM)、大規模マルチモーダルモデル(LMM)、機械学習アプリケーションの開発・学習・推論をローカル環境で実行できるAIスーパーコンピューティングソリューションである。コンパクトな筐体にNVIDIA Grace Blackwellアーキテクチャを凝縮し、デスク上で利用できるサイズながら最大1ペタFLOPSのAI処理能力を発揮する。データを外部クラウドへ送信せず社内や研究室内で処理できるため、セキュリティや機密性が重視されるAI開発環境にも適している。
主な特徴
NVIDIA GB10 Grace Blackwell Superchipを採用
本製品の中核となるのは、NVIDIA GB10 Grace Blackwell Superchipである。20コア構成のArm CPUとNVIDIA Blackwell GPUをワンパッケージ化し、高いAI演算性能と省電力性を両立した。CPUは10基のCortex-X925と10基のCortex-A725を組み合わせた構成となっており、高度なAI処理をローカル環境で快適に実行できる。
最大1ペタFLOPSのAI性能を実現
AI TOP ATOM ATAGB10-9003は、最大1ペタFLOPSのFP4 AI性能を実現している。大規模生成AIモデルの推論やチューニング、データ解析などをデスクトップ環境で実行できるため、AI研究者や開発者だけでなく企業のAI導入にも有力な選択肢となる。
128GBユニファイドメモリを搭載
CPUとGPUが共有する128GBのLPDDR5xユニファイドメモリを搭載していることも大きな特徴だ。AIモデルの学習や推論において大量のデータを効率よく処理できるため、大規模モデルを扱う際にも高いパフォーマンスを発揮する。メモリ帯域幅は273GB/sとなっている。
最大2,000億パラメータの大規模モデルに対応
AI TOP ATOMは単体で最大2,000億パラメータのAIモデルに対応する。近年急速に巨大化する生成AIモデルをローカル環境で扱える点は大きな魅力であり、企業独自のAIモデル開発や研究用途において強力なプラットフォームとなる。
NVIDIA ConnectX-7 SmartNICによる拡張性
200Gbps対応のNVIDIA ConnectX-7 SmartNICを搭載しており、複数台構成にも対応する。AI TOP ATOM同士を接続することでメモリ容量と演算性能を拡張でき、より大規模なAIワークロードへ柔軟に対応可能である。最大4台のクラスタ構成が可能とされている。
AI開発を支援するAI TOP Utility
GIGABYTE独自の「AI TOP Utility」を標準サポート。直感的なインターフェースや学習状況を可視化するダッシュボードを備え、モデル学習やファインチューニング、推論処理などを効率化する。プログラミング経験の少ないユーザーでもAI開発に取り組みやすい環境が用意されている。
高速ネットワークと最新ワイヤレス通信
有線LANは10GbE、無線通信はWi‑Fi 7とBluetooth 5.4に対応する。高速なデータ転送と安定したネットワーク接続を実現しており、AI関連の大容量データ処理や共有にも適している。
コンパクト設計で設置しやすい
本体サイズは約150×150×50.5mmという非常にコンパクトな筐体を採用。重量も約1.2kgとなっており、本格的なAI演算環境をオフィスや研究室のデスク上へ導入しやすい点も魅力である。
スペック一覧
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | AI TOP ATOM ATAGB10-9003 |
| メーカー | GIGABYTE |
| 製品カテゴリ | AIスーパーコンピューティングソリューション/AIワークステーション |
| 型番 | ATAGB10-9003 |
| プロセッサー | 20コア Arm CPU(10× Cortex-X925 + 10× Cortex-A725) |
| チップ | NVIDIA GB10 Grace Blackwell Superchip |
| GPU | NVIDIA Blackwell Architecture |
| Tensorコア | 第5世代 Tensorコア |
| AI性能 | 最大1ペタFLOPS(FP4) |
| 対応モデル規模 | 最大2,000億パラメータ |
| メモリ | 128GB LPDDR5x ユニファイドメモリ |
| メモリ帯域幅 | 273GB/s |
| ストレージ | 2TB NVMe Gen4 M.2 SSD |
| 自己暗号化ドライブ | 対応 |
| OS | NVIDIA DGX OS(Ubuntu Linuxベース) |
| 有線LAN | 10GbE |
| 無線LAN | Wi‑Fi 7(IEEE 802.11be) |
| Bluetooth | Bluetooth 5.4 |
| SmartNIC | NVIDIA ConnectX-7 NIC |
| USB(PD IN) | USB 3.2 Gen2x2 Type-C ×1 |
| USB(20Gbps) | USB 3.2 Gen2x2 Type-C ×3 |
| QSFPポート | ×2(200Gbps対応) |
| 映像出力 | HDMI 2.1a |
| エンコード/デコード | NVENC ×1/NVDEC ×1 |
| 電源 | 最大240W |
| 本体サイズ | 約150×150×50.5mm |
| 重量 | 約1.2kg |
| カラー | ブラック |
| 付属品 | 本体、ACアダプター、電源ケーブル |
| 販売日 | 2026年10月16日 |
| 価格 | 市場想定価格 約1,330,000円(税込) |


